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カワモト@トワイライトロードスターのブログ一覧

2009年01月11日 イイね!

軽井沢ミーティング2003 - 2日目 -

軽井沢ミーティング2003 - 2日目 -1

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※この記事は 2002年10月~2003年5月の出来事を、2004年10月頃書いたモノです。
ブログカテゴリ or 記事一覧の【購入までとか。】をご参照ください。

 【 2003-05-31 】

  + 朝 +

朝。午前7時。
当然、全然寝た気がしない。

瞬きをしたスキに時計を進められたような気分。

黄色いフィルタ越しの世界の中を朝ご飯を食べにホテル本館の方へ向かう。

また来たいねぇ~?なんて話しながらロビーでまったりしていると
いよいよ開場の時間が近づいてきた。

組長が 『 初参加だし、ダレかの助手席で入場したら? 』と段取りしてくれたお陰で
セリオン・シルバー・メタリックのNBに乗るMさんに同乗させて頂き入場することに。

この時までのボクはあまりオープンで走ることに魅力を感じていなかった。

ある時、店員さんのお勧めでオープンにした時などは運悪く晴天。
タダでさえお日様と仲の悪いボクには拷問以外のナニモノでも無い悲惨な状況に陥った。

しかしこの日は違った。

五月の軽井沢、というロドスタにとって水を得た魚の如く最高の環境。

傍若無人に猛威を振るっていた台風殿も、この時はしばしお休みになられており
素晴らしく見通しの良い澄んだ空気の中を会場へと向かったのだから。

うねるように絡み合い変化し続ける雲。埃を感じさせぬ透き通った空気。
木々の柔らかい香りを含ませた心地よい風の中、連なる一群のロードスター。

うん。イイね。キモチいい。

この日、ボクは間違いなくオープンに魅了された。


 + 入場 +

ボランティアのスタッフの方々に誘導されながら会場ゲートをくぐる。

昨日は台風による暴風雨のせいで、その全貌を見渡せなかった会場は
言葉通り、ロードスターで埋め尽くされていた。

そう、視界の限り延々と続くロードスターの海。
右を見ても左を見てもとにかくどこもかしこもロードスターだらけ。

ロドスタ専門ショップも軒を連ね、正統派・個性派問わずの入り乱れようで
まさに乱痴気騒ぎの様相である。

軽井沢ミーティング2003 - 2日目 -2
どこもかしこもロードスターだらけ。

軽井沢ミーティング2003 - 2日目 -3
VR-Limitedの群れ。

軽井沢ミーティング2003 - 2日目 -4
こんなフェ○ーリなかったっけ?

軽井沢ミーティング2003 - 2日目 -5
デモカーもズラリ。

軽井沢ミーティング2003 - 2日目 -6
なんとオトコマエな・・・。

軽井沢ミーティング2003 - 2日目 -7
パーティレース仕様のNR-Aも。


桃源郷に迷い込んだ旅人のように喜び勇んで徘徊し、
『 これイイなぁ 』『 カッコいい! 』 と連呼しまくり。

楽しい。すごく楽しい。けどやっぱ、オーナじゃないとね。
部品とか見てもリアリティが沸かないしさ。

自分のロードスターで来たいなぁ。

そんなコトを考えながらブラブラしてると ノガミプロジェクト のブースに組長が。
組長もお世話になってるという野上さんを紹介して頂く。

この人が本当に関東の人?ってくらい気さくな面白い方で、
アトになって知ったのだが、もともとは関西の人らしい。

どおりで話しやすいワケだ。
2台のデモカーがこれまたすごい。

フロントバンパまで回り込んだオーバフェンダ仕様のNB8Cと、
スーパーチャージャを搭載したNB6C(1.6L・190万)。

どちらも優劣を付け難いカゲキさである。

軽井沢ミーティング2003 - 2日目 -14
オーバーフェンダーがイカツイ!


今にして思えば、この時が運命の出会いだった。

野上さんに 『 どんなロードスターが欲しいの? 』 と聞かれたので

『 いやぁお金無いんで車両価格50万くらいのNA8か、○○○万円くらいで
  見つかればNB8が欲しいんですけどねぇ~ 』

と、答えたところ、

『 あるよ。今ウチに。グレードはSだけど10年式の紺のNB。
  組長の紹介だったら車検2年付きで込○○○万でいいけどねぇ~? 』

と、おっしゃるではないですか!

思わず某宇宙戦艦のワープ航法に勝る勢いで飛びつきそうになるボク。
だがそこには大きな壁が存在していた。

ボクは大阪は南河内地方の住人で(当時)、ノガミプロジェクトは神奈川県にある。
・・・その距離、約600km。


 + 閉幕 +

光の速さで飛びつきたい気持ちを、理性と、無い袖で必死で抑え込みながら
『 も、もうちょっと考えてからにします 』 とノプロブースをあとにする。

いかんいかん。フルローンで購入するにしても、せめて任意保険代くらいは
貯まってからにすると誓ったぢゃないか。お仕事も転職したてやし。

いくら良い話だからって、今スグ買ったら首まわらんようになってまうがな。


軽井沢ミーティング2003 - 2日目 -8
仲良し?

軽井沢ミーティング2003 - 2日目 -9
オープン英才教育。

軽井沢ミーティング2003 - 2日目 -10
疲れちゃったね。

軽井沢ミーティング2003 - 2日目 -12
原組・記念写真。


そうこうしてるうちに閉幕の時間が近づく。

この頃には雨も上がり雑誌用の集合写真撮影時にはすっかり青空になっていた。
ほどなく閉会式が執り行われ、いよいよ軽井沢ともお別れの時間。

名残を惜しみながら、でも満面の笑みと再開の約束を携えて、一台また一台と
会場を後にするロ-ドスターの群れ。

その光景は素晴らしく有機的で美しく、強制的な祭りの終わりを感じさせた。

帰り身支度と挨拶をを済ませ、後ろ髪引かれる思いを振り切って会場を出る。
途中、軽井沢価格のガソリン(高い!)を給油して上信越道・碓氷軽井沢ICへ。

碓氷軽井沢ICまでは一本道やねんけど、見事にロードスターの大渋滞!
ボクは渋滞が大の苦手なんやけど、この日の渋滞は楽しかったなぁ~。

中央道に入って一回目の休憩。

軽井沢ミーティング2003 - 2日目 -11
荷物満載のハッチ内。

ぴよさんの『 運転してみる? 』の言葉に『7』を運転させて頂く。

計200kmほど運転させて頂き、晩ご飯を食べて一服。
この頃になると眠気で意識が朦朧としていて何を話していたか思い出せない。

気がついた時にはドコかで見覚えのある景色の場所で『7』が停まっていた。

『〇□か×△まぁ~』とロレツの回らない言葉で組長ご夫妻と挨拶をを交わし、
『7』が見えなくなってから、自分が立っている場所が、自分の家の前であると解った。

時刻はAM0:00。こうして至福の2日間が幕を下ろした。

・・・はたしてボクはちゃんとお礼が言えただろうか?


 + 追 記 +

『ご一緒しませんか?』

この一言のおかげで過ごせた素晴らしい2日間。

あの日、我が家の前でお別れした時に、キチンと言えなかったお礼の気持ちを込めて
もう一度、組長ご夫妻に心から感謝。

ありがとうございました。


written 2004-10-27

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Posted at 2009/09/17 23:34:13 | コメント(0) | トラックバック(0) | 購入までとか。 | 日記
2009年01月11日 イイね!

軽井沢ミーティング2003 - 1日目 -

軽井沢ミーティング2003 - 1日目 -1

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【 2003-05-30 】

 + 出発 +

もう心臓はバクバクものである。

事前に 『 車はRX-7、出発は朝8:00、迎えに来て頂く 』 とお約束し、
ボクは自宅前にソワソワしながら立っていた。

おまわりさんが通りかかったなら、挙動不審で連行されていただろう。

だから黒銀に輝く『7』を確認した時には緊張はピークに達していて、
『 こん、こん、こんにちは!・・・じゃない、おはようございます! 』 と
強烈に噛みながら声を発するのが精一杯だった気がする。

『7』のハッチを3人+可愛い同行者の荷物で満載にして大阪を出発。
ボクは貴重な助手席を占領しながら、いまさらながら自分がお荷物であると実感。

だって『RX-7』のシートに大人3人と同行者やで?

ボクがいなければ、いくら『7』といえどフロントシートに大人が2人、
同行者はリアシートで悠々自適の快適クルージングとなったはず。

だけどご夫妻はそんなことは気にも留めず、ご一緒して下さったのである。
心の底から感謝。

出発時に青一色だった空は、関が原ICを越える頃には真っ黒に変化していた。
まだ5月というのに、気の早い低気圧が来ているらしい。

軽井沢MTは雨知らず!という神話があったのだけれど、さすがに台風が相手では分が悪い。

フロントガラスを大粒の塊が弾けたと思った瞬間、
1台先のテールランプが見えないほどの大雨・強風となった。

その上、霧なのか、跳ね返りの飛沫なのかも解らないくらい視界が悪くなり
必死で仕事をしてくれるワイパも心許ないほどの嵐となる。

土砂降りの大雨の中を疾走する『7』。これはこれで絵になるなぁ、などと
悠長なことを考えていたら『7』は物凄い速さで加速していく。

『 やっぱりこれだけ雨が降ってて、轍があると怖いねぇ? 』 と組長。
『 あ、あのぉ、ホ、ホントに怖いと思ってますぅ? 』 聞き返すボク。
『 うん。これ以上は踏めないよぉ~。 』

チラっと盗み見た速度計は、精神衛生上、見なかったことにすると心に誓う。

途中、お昼ご飯を食べたり休憩したりしながら、台風と抜きつ抜かれつの
デッドヒートを繰り返し、おやつの時間になる前には軽井沢に到着。

多分、ボク一人やったら到着時間は1時間以上延びていたと思うけど
これも心の奥深くに封印しておこう。


 + コテージ +

軽井沢に到着するも、辺りは一面、深い霧に包まれていた。

霧で前車が見えないような状況下で観光するっちゅうのもアレなんで
ボランティアとして参加されてる原組の方々に会うため、会場のほうへと向かう。

会場内におられた原組な方々にシドロモドロな挨拶を済ませ、
今晩泊まることになる軽井沢プリンスホテルのコテージに向かう。

荷物を降ろし、静まり返ったコテージでホッと一息。

思えば遠くまで来たもんだ。朝からテンション上がりっぱなしである。
しかし良い人たちでホントよかった。

ちゅ~かボクの言動、オカシ過ぎ!

一人、思い出し笑いにニヤケていると組長から携帯が鳴る。
どうやら組長ご夫妻のコテージには数人の面々が集まっているらしい。

タバコ片手にお隣へ移動すると、そこではお茶会が始まろうとしており、
美味しそうなお菓子達がお茶と共に並べられていた。

これだけでボクは疲れも忘れてハッピーになれるのである。
いや、来て良かった。マジで。


 + 前夜祭 +

お茶会を堪能してるうちにウェルカムパーティの時間となり本館へと向かう。

食事はバイキング形式でRCOJやマツダ関係者の方々のお話があって、
じゃんけん大会ではすぐに負けて、飲めや!食せや!って感じ?だった気がする。

正直に告白します。

このくらいからイベントや人の名前と顔を憶えられなくなってしまうほど
我が脳内のメモリ&記憶装置はその許容量を大幅に超えていたのです。

ゆえにコテージに帰ってからの記憶もイマイチ不鮮明。

憶えている事と言えば阪神・巨人戦で阪神が勝ったコトとか
言葉通り山のようにあったビールが、酒豪たちによって飲み尽くされたコト、
ロドスタに関する有益な情報を色々な人にご教授して頂いたコトくらい。

そんなこんなで夜は更けていき、お開き・解散となったのは午前3時過ぎ?

最後まで残っていたメンバが束の間の睡眠に各々の部屋へと帰っていき
ボクも自分の部屋に戻って、渋る体にムチ打ってシャワーを浴び、ベットへ。

時計は午前5時を示し、空がほのかに明るくなりつつある中、
ボクの長い1日は終わった。


軽井沢ミーティング2003 - 1日目 -2
AM05:00? コテージ前で。


written 2004-10-27

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Posted at 2009/09/17 23:12:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | 購入までとか。 | 日記
2009年01月11日 イイね!

軽井沢ミーティング2003 - 組長ご夫妻 -

軽井沢ミーティング2003 - 組長ご夫妻 -1

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※この記事は 2002年10月~2003年5月の出来事を、2004年10月頃書いたモノです。
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※本記事内で登場する 『 組長 』 とは 『 原組・組長閣下 』のことであり、
 某店主様とは関係ありません。

【 2002-10-xx 】

 + 組長ご夫妻 +

広く浅くの人間関係が、どちらかと言えば苦手である。
なんのことはない、自分勝手で面倒臭がりなだけやねんけど。

そんなボクが2002年10月のある日、1通のメールを出した。

ヨコシマな動機で試乗したロードスターに淡い恋心を抱き、
仕事そっちのけでロードスターの情報収集に精を出してた頃に見つけた
とあるHPの管理人さん宛てに。

そのメールを軽い気持ちで出した事は否定できないけど
3日程かけてそのHPを読み終えた後、とにかくお礼が言いたくなったのだ。

『 ちょっと、本気で、力一杯、楽しませて頂きました。感謝。 』 って。

驚いたのは次の日。

いつもみたくメールをチェックすると見慣れぬ差出人からのメールが届いている。

差出人名とドメインから想像するに、出会系サイトのお誘いではなさそう。
恐る恐る(小心者)メールを開けてみると、昨日送ったメールのご返事!?

これが『組長ご夫妻』との出会いである。

この8ヶ月後、スピ子こと最終型RX-7の助手席を 『 ボク 』 という荷物で占領し
500Km彼方の軽井沢までご一緒させて頂けるなんて考えもしなかったけど。


【 2003-02-xx 】

 + お誘い +

イベントに参加する前って、ごっつ不安になったりするじゃない?
修学旅行前とか、結婚したことないから詳しく知らないけどマリッジブルーとか。

掛かる費用・労力と天秤にかけて、それに値するほど楽しめるのか?って。
ボクは優柔不断を絵に描いたようなオトコなので、例に違わず、この時も迷っていた。

組長に『 軽井沢ミーティングに参加しない? 』とお誘いを受けていたからである。

片道500kmの旅。しかも当日が初対面な方々と。
何よりボクはロードスターオーナとちゃうし。

軽井沢ミーティング2003 - 組長ご夫妻 -1

ちなみにボクは修学旅行などの学校行事を除くと近畿圏から出たことが無い。
どう考えてもお荷物であることは間違いない。

行きたい。でもご迷惑が・・・。お金も無い。でも・・・。

ウジウジとオトコの腐った奴のように悩むボクに、またしても一通のメールが届いた。

 『 ご一緒しませんか?
  もし一人で行くのが不安だったら、ご一報下さい。
  仲間内でワイワイ楽しくやりませんか? 』

・・・決めた。お荷物でも構わない。

ボクはロドスタオーナでもないし、人知れず人見知りに悩むような小心者だけど
自分勝手で面倒臭がりの優柔不断なボクにも解ることがある。

『 ヤラなきゃ何も始まらない。 』 ってコトが。

迷惑なんて、掛けれるウチは掛けておいてもイイじゃない。
きっとその先に恩返しができることもあるさね。


written 2004-10-27

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Posted at 2009/09/17 22:56:06 | コメント(0) | トラックバック(0) | 購入までとか。 | 日記
2009年01月11日 イイね!

購入計画。

※この記事は 2003年03月のものです。
右記カテゴリ【購入までとか。】を参照ください。


【2003-03】

2003年03月現在におけるボクのロードスター購入計画を記述したいと思う。

まず、ボクにはお金が無い。 全然無い。 これぽっちも無い。

プレマシーにかかる維持費も多大であるし、なにより転職計画中である。ゆえに今すぐ購入を考えると当然フルローンでしかも60回払いは確実だ。任意保険も新規で加入することになるので、車両保険込みだと30万を超える…。(車両保険に未加入だと14万円。車両保険には入れそうにないなぁ…。)

新車で考えると、25万引き・年率2.9%特別ローン72回払いを組んだとしても、ボクの欲しいグレードである『RS』もしくは『RS-Ⅱ』は総額300万近くになり、単純計算で300万を72回払いとすると月々4万強。加えて任意保険となる。

 ………絶対、維持 できない。っていうかボクには 6年間払い続ける自信が無い。

必然的に購入対象は中古車になる。しかも出来るだけ安く。

ボクの住む大阪において2003年3月現在における中古車の金利は7.5%~9.8%。100万のローンを36回払いで組んだとすると120万~130万となる。月々3.5万の36回払い。ローンは金利的にも生活的にもこれが限界だろう。

つまり総額100万以上となる車両を購入するならば、100万を超える分については頭金を用意しなければならない。

半年間で調べた2003年3月現在、大阪におけるロードスターの相場は以下の通り。
(面白い事にNBはグレードによる価格差が殆ど無い!)

年式 型式グレード車両価格
平成5年~8年NA8C1800S-P60万前後
平成8年~10年NA8C1800S-P80万前後
平成10年~12年NB6C1600SP120万前後
平成10年~12年NB8C1800RS120万前後

以上を踏まえた上でロードスターの購入を考えてみる。

さすがに平成5~8年式NA8C1800S-sr1は程度的に手を出しづらい。なので平成8年式以降のNA8Cを総額100万強でローンを組むか、平成10年式以降のNB8Cを総額100万+頭金40万強でローンを組むか。

結論:頭金くらいの貯金は貯めろ!なんてのは正論です。

written 2003-03-20

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Posted at 2009/01/11 17:03:44 | コメント(0) | トラックバック(0) | 購入までとか。 | 日記
2009年01月10日 イイね!

プレマシさん、我が家に来たる。 - 初めての新車購入記 -

プレマシさん、我が家に来たる。 - 初めての新車購入記 -
2003-09-14 撮影。

TwilightRoadster

以下のテキストは2001年8~10月の出来事を、2003年02月頃書いたモノです。

TwilightRoadster

2001年8月

  - 動機 -

キッカケは家族が増えたことだった。

それは『 財布の紐がワイヤーで出来てんちゃうか? 』と思えるような我が家の住人達に
『 この娘の為にクルマを買い換えよう! 』と決意させるほどハッピーな出来事だったのだ。

一番乗り気であったのは、祖母という肩書きを手に入れた母。

今回、筆頭株主になる事をジブンから言い出すぐらいの勢いだったのだが
困ったことにクルマのことをまったく知らない。

『 ん~・・・、セダンにしよ! カローラかサニーや! 』
『 ってちょっと待てオカン、あんた車の名前それしか知らんやろ!? 』
といった状態だ。

しかもソコからの要望がまたスゴい。

『 ん~・・・、やっぱりワゴンがいいわ。 ワゴンの方が便利そうやし。 』となり
『 やっぱり便利で楽そうやからコンパクトにしよう! 』となって
『 アカン、孫の為にも7人乗りがエェ~! 』と落ち着く頃には
もう近場のディーラでカタログを貰いに行ってない所は無くなっていた。

で、結局『 あんまり大きいのもイヤや! 』との要望も増えて、
購入条件は『 5ナンバーサイズ 』『 乗車人数5+2 』『 箱型以外 』 に決定。

最終候補はカローラ・スパシオ、ストリーム、プレマシーに決定!

TwilightRoadster

2001年8月   - 最後の休み -

  - 事前調査 -

カタログを貰いに行ったディーラーの中から応対の良かったお店を選び、
ボクと相方だけで試乗させてもらいに行く。

最終候補に残った3車種を試乗してみて、ボクのお気に入りとなったのはストリーム。
エクステリアはちょっと・・・、と思いつつもその軽快な乗り味と黒の内装がGOOD!

1.7Lは床もフラットやし、インパネシフトもイイ感じ。
3列目は子供やったら問題なしと思えるし。

スパシオは良くも悪くもトヨタ的。
ファミリーカーとして見れば内外装は申し分なく、乗り味もかなり柔らかい。

3列目はとても人が乗れるようなシロモノじゃなかったけど、
その代わりに、3車中。最も短い全長による小回りの良さがある。

そして真打ち登場プレマシー!

・・・が、悪い印象のほうが多かった。

心はすでにストリームにあったし、スパシオも悪くないと考えていたから
プレマシーの柄付きシートやコラムシフト等が古臭く見えた。

乗り味は悪くはないがストリームの方が良かったように思う。

それに他の2車に比べてカタログ燃費が悪い。(・・・実際、実燃費も悪い。)
燃費が悪いという事は乗り味が元気で当然じゃない?

とは言うものの、最終候補に残った3車種はジャンル的には同じよう見えるけど
それぞれ独自のコンセプトを持ち、そのどれもが納得できる魅力を備えていた。

その中でボクと相方が一番気に入ったのがストリームだったというだけで、
プレマシーが気に入らなかった、という訳ではなかったんやけど。

で、『 よし!家に帰ってストリームを勧めよう!! 』 と家路についた。

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2001年9月   -1回目の休日-

  - お披露目 -

この日の参加者は家族と相方の総勢6名(5名+チャイルドシート)。

マーチに6人乗るわけにもいかないので相方所有のスターレットを出してもらい
各ディーラーにてお披露目会となる。

時間的にも我が家の免許保持者全員が試乗するのは無理があるので
『 母が運転できるようなら家族全員運転することが出来る 』という考えのもと
この日の主役は母となった。

まずはホンダ・プリモにてストリームを試乗。

ボクとしては一番のお気に入りだけにプレゼンにも熱が入る(笑)!
その甲斐あってか一通り各部の説明が済んだ時点での家族の反応も上々だ。

が、ボクの目論みと期待は 『 これ運転しにくいわ。(運転席から)後ろも見にくいし。 』
という母の一言で、ボクも目論見は脆くも崩れ去った。

確かにストリームは3車中もっとも後方視界が悪く、全長も4550mmと長い。
母が運転できない以上、泣く泣くストリームは候補から脱落していった。

次に向かったのはトヨタ・カローラ。

ここのディーラはサービスが良く、営業のTさんも親切で好感が持てた。
さすがトヨタ!といった感じである。

さっそく各部の説明を受けると 『 内装がベージュってのがねぇ・・・。 』 という不満が。
が、試乗してみると 『 コレ運転しやすい!マーチと変わらへん!! 』 と好反応!

最小回転半径で比べてみると旧マーチが4.6m(!)なのに対してスパシオは4.9m。
数字的に見てもそりゃ乗りやすいよなぁ。

ちなみにストリームが5.3m。プレマシーは5.4mと小回りも悪い。

試乗時、ボクは3列目に座っていて、何年振りかに味わう車酔いに陥っていた。
このクルマの3列目は大人が乗るものじゃない。

でもまぁ家族が気に入ったこともあり、滅多に3列目は使わないやろうと
無理やりジブンを納得させていた。

ディーラーに戻りスパシオの値引き金額ナシの見積もりを出してもらう。

『 来週迄に決めようと思ってるんやけど、値引きはどのくらいなん? 』と聞くと
『 はい。決めて頂けるのなら 1■■万位 には勉強させて頂きます! 』 との返事。

これがまた魅力的なお値段だったので『 スパシオで決まりやな。 』と確信しながら
『 んじゃ来週また来ますんで、よろしくお願いします♪ 』とディーラーを後にする。

試乗後、スパシオの株価は急騰。

『 もうマツダには行かんでエェんちゃう? 』とまでなっていたのだが、
『 まぁ一応見るだけ見とくか。 』となって、プレマシーを見るべくマツダへ。

しかし、ついさっき燃え上がったスパシオ熱が急に冷める筈もなく
営業のSさんが丁寧に説明してくれているというのに家族の心は上の空。

『 うーん、外観は悪くないんやけど 』とか『 室内も広いねぇ 』などと言いながら
ココロ、ココにあらず。といった感じだ。

試乗してみてもプレマシーの良さを懸命にアピールする営業Sさんを除く、
車内にいる全員がスパシオのことを考えていた と思う。

我が一家ながらなんて失礼な一家だ・・・。

で、スパシオと同じく値引きナシの見積もりを貰い、この日はお開きとなった。

TwilightRoadster

2001年9月 -2回目の休日-

  - 交渉 -

先に書いておくがボクは 嘘つき な客で、しかも大阪人を地で行くほどケチである。

普通、何か買い物をして誰かに自慢する時の会話は
 『 これ、○○○円もしたんだよねぇ! 』『 それはスゴいね。 』
となるのだが、これがベタな大阪人の会話になると
 『 これ、○○○円に値切ってんでぇ! 』『 そらスゴいなぁ。 』 となるのだ。

ゆえに値引き交渉はスポットライトを浴びる晴れ舞台と言っても過言ではない。
(大阪人の名誉のために書くが『 全ての大阪人が 』という訳ではない。)

で、前置きが長くなったが先日お世話になったトヨタ・カローラへ。

すでに他系列のトヨタディーラにも行き、値引き価格の相場は調査済。

『 だいたい1●●万円位になるからオプション込みで1●●万円位になれば・・・。 』
と、とらぬ狸の皮算用とばかりに越後屋顔負けの悪い顔をしながら考えていた。

が、営業Tさんにグレードやオプション等を伝えて待つこと10数分。
『 こちらの金額になります。 』と出された見積もりは 2■■万円 となっていた・・・。

・・・やはり獲物は捕まえてから数えろということか。

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2001年9月   -2回目の休日(2)-

  - 破綻 -

冗談かと思った。

『 えっ、値引きこんだけなん!?この前と話がちゃうやん! 』と驚いていると
『 すみません。スパシオはワンプライスでこれだけなんです。 』と言う。

・・・出た。『 ワンプライス 』。この辺もさすがトヨタだ。

拡散メガ粒子砲に匹敵するトヨタお得意の必殺技。
だけどこっちも家族の期待を一身に受けているだけに引く訳にはいかない。

『 この前の話やと車両価格1■■万にしてくれるんちゃうの? 』
『 それが・・・(以下略) 』

それから話し込むこと約1時間。

どうやらこの前の金額は『 ランクス 』の値引き金額と 間違えていたらしい。

その後、計3時間弱の商談の末、想定金額+10万でCDナビ付きが限界となり、
『 とりあえず家族と相談して考えます。 』と言って帰ることにした。

最終的には悪い条件ではなかったけど、CDナビは(当時)10万以下であるし、
なによりトヨタに対して気が抜けてしまった。

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2001年9月   -2回目の休日(3)-

  - 電話 -

家に帰ってみると母が『 マツダから電話あったで。 』というので電話してみる。

マツダ『 お車、決まりましたか? 』
ボク 『 う~ん、ホンダは1●●万、トヨタは1●●万やゆうて迷ってます。 (大嘘) 』
マツダ『 えっ!ウ、ウチも頑張らせて貰いますので行かせて頂いてもよろしいです!? 』
ボク 『 んじゃ、ボクから行かせてもらいますわ。 』

まだ夕方だったこともあり、一緒にいた相方とご飯を食べに行く時間にも早すぎたので
『 まぁ聞くだけ聞いてみるかぁ・・・。 』くらいの気持ちでマツダ・アンフィニへ。

で、グレードとオプションを伝えて待つこと約10分。
渡された見積もりに書かれた金額は、・・・まぁ、納得のいく金額であった。

が、しかし、しかしである。

その後、約1時間の商談の中で、ビックリするような金額に変化していく。
『 いくら9月決算やからってこの値段で大丈夫なんかいな・・・。 』って金額に。

その金額にかなり動揺しながらも『 と、とりあえず今日は帰ります 』と断って
相方とご飯を食べに向かった。

TwilightRoadster

2001年9月   -2回目の休日(4)-

  - 鶴の一声 -

次の日、家族会議でスパシオの商談結果を話したところ、
『 ちょっと高くなったけど別にいいんちゃう? 』ということで落ち着きかけていた。

そこで唐突に母が『 あれから考えたんやけどスパシオは丸すぎるわ 』と言い出した。

『 えっ、じゃぁどの車がいいん? 』と聞いてみると
『 あのマツダの車の方がイイわ。うん、カッコイイ。 』と言い出す。

母曰く『 丸い(形の)車はすぐに飽きそうや。 』と 今朝、思いついたらしい。

・・・まさに鶴の一声であった。

結局、その一声で家族全員が『 オカンがイイんやったら・・・ 』となり、

母 『 マツダのやったらナンボくらいなん? 』
ボク『 それが●●●万くらいやねん。 』
家族『 うわっ!安いやん!アンタもう一回マツダ行ってき!! 』

ってな訳で再度マツダへ、今度は母と行く事となった。

TwilightRoadster

2001年9月 -運命の日-

  - 再交渉 -

で、マツダである。

ボクは値引きのダシとして『 母がスパシオが気に入ってるんですよ 』と言っていたので、
『 オカンはスパシオが気に入ってるって言ってな! 』と念を押してた。

が、母はマツダに着くなり『 私は初めからプレマシーが気に入ってたんです。おほほ。 』
などと誇らしげに語る始末。

母は単純に素直な良い人であり、そんな母親を持ってボクはシアワセだと思う。くそぅ。

それでも『 コーナーポールとMDデッキも欲しいんやけど。サービスで! 』
と言ったら約10分で了解してくれた営業のSさんに感謝!

なにわともあれ、無事に契約完了。
我が家の愛車がマーチからプレマシーとなった一日であった。

TwilightRoadster

2001年10月1日

  - 納車日・別れ -

契約の判を押してから2週間、ついに納車の日を迎える。
『 納車の日 』というのは記念日であると実感する。

だって、この日は新しい家族となるプレマシーを迎える日でもあるし
今まで家族として接してきたマーチとの別れの日でもあるのだから。

長年、我が家でガンバってくれたお礼の意味を込めて、洗車してから送り出そう。

我が家に初めて マーチ が来たのはボクが中学生の頃。

その頃、我が家では三菱製のセダンが奮闘していたのだけれど
部品の欠品による修理不可という惨事に見まわれ、その座をマーチに譲った。

当時、免許取り立ての姉が、バイト先に停まっていたマーチに一目惚れしたらしい。

それから5年後、ボクが免許を取った時には
10円パンチはあるわ、擦り傷はあるわですでにボロボロ。

『 エアバック 』も無ければ『 ABS 』も無い。
『 パワーウインドー 』も無ければ『 集中ドアロック 』も無い。

もちろんステレオはカセットのみ。
しかもボクが乗るようになってすぐにテープが出てこなくなった。

でも運転できることが楽しくてしょうがなくて、毎晩ドライブしてたっけ。

『 飛ぶ鳥、跡を濁さず 』なんて言葉じゃなくて
純粋な感謝と別れをしのぶ気持ちで朝から洗車に励む。

フロントフェンダーの傷は、ボクが免許取って10日目にブツけたモノ。
フロントバンパーの傷は、姉と父がぶつけて付けたモノ。
リアドアの傷は、母と兄がそれぞれ擦ったモノ。

あ、テールランプカバー割ったのもボクやわ・・・。
思わず苦笑いを浮かべてしまう。不思議と悪い気はしない。

ワックスで磨き終え、内装の雑巾掛けに取りかかる。

助手席に座った友人や彼女達の顔を思い出す。

 『 あいつ、元気にしてんのかなぁ? 』
 『 あの娘、そろそろ結婚してるかな? 』
 『 みんな変わりなかったらいいなぁ。 』

数えきれない出会いをボクに与えてくれたマーチ。
お疲れさま。今まで本当にありがとな。

TwilightRoadster

2001年10月1日

  - 納車日・始まり -

時計を見ると12時。
ディーラーに電話して『 4時頃に行きます 』と伝え、相方を迎えに行く。

相方を乗せて、どこへ向かうともなくブラブラとドライブ。
マーチのラスト・ランはそうして幕を閉じた。

ディーラーに到着するとプレマシーが止まっていた。

夕日を背に受けて鈍く輝くシルバーのボディー。
その光沢は彼が新車であることを誇らしげに語っている。

『 やっぱり新車はいいでしょ? 』と営業Sさんに話し掛けられているのも上の空。
呆然と口を開けながら見惚れていたのを相方に笑われて我に返る。

車内に乗り込んでみるとそこには新車の香りが漂い、
シートに被せられたビニールは『 サワサワ 』と音を立てる。

『 イカンイカン、各部の動作チェックをしなければ・・・ 』とジブンを取り戻すも
キーを捻りカーステをONにして各ボタンをいじっていると自然に顔が緩みだす。

一通りの動作チェックを終え、今度は外装の確認を始める。

キズ一つ無い外装パネル。真新しいタイヤ。精悍な面構え。
にやけっぱなしで彼をチェックするボクを、相方は半ば呆れながら笑っていた。

問題もなく『 新車やねんから当たり前か。 』と変な納得をしながら店内に入る。

整備やら車の説明やらを受け(←よく憶えてない)滞りなく手続きを済ませ、
もう一度心の中で『 おつかれさま。 』と呟きながらマーチのキーを手渡す。

こうして2001年10月1日、我が家に新しい家族、プレマシーがやって来た。

written 2003/02/18

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Posted at 2009/10/09 00:21:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | プレマシーとか。 | 日記

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