
先週末の高速道路主体の帰路燃費記録
77km 平均速度67km/H で13.5km/L
E 350 BlueEFFICIENCY AVANTGARDE(AMG sports package)が納車されて3か月が過ぎた。
走行距離2770km、いろんな路面状況で乗って来てそろそろこの車への感想が固まってきたので、現時点での総括を。
お気に入りポイント
1.エンジン
予想以上にエンジンの出来がいい。フィーリング面でも燃費面でも。前の記事でも書いたが、3.5LV6の実用エンジンとしては他メーカーを含めて燃費性能など考慮すると、総合的には歴代最良と言えるかも知れない。ちなみに最新の
BMWアクティブハイブリッド5。この記事で「箱根・熱海までの往復256.1kmを高速道路主体で走って、燃費はドライブコンピューター上だと9.6km/リッター、満タン法だと10.8km/リッター。」とあるが、道路状況の違いはあるとは言え、個人的な体験を言えばハイブリッドやターボなどの最新の飛び道具を用いたこのモデルより、普通の自然吸気直噴3.5LのE350の方がずっといいように思う。今のところ高速道路走行で12km/Lを下回った事は無い。
2. 足回り
最初は硬めかなと思った足回りも、ダンパーが馴染んできたのか、自分が慣れてきたのか走行2000kmを超えたあたりからしなやかさが増して随分いい感じになってきたように思う。前車ではバタンバタンと結構ダイレクトなショックを伝えた阪神高速のある区間の道路継ぎ目も、はるかに太い扁平タイヤを履いているにも関わらず実にいい感じにやり過ごし、フラットな姿勢を保ちながらまさに矢のように直進するのを今回の大阪行きでも確認出来た。 エアサス仕様はこういう場面での「いなし」はさらに優れているのかもしれないが、電子制御すら持たない普通のばねサスでこのレベルを達成出来るところがメルセデスなのかも知れない。ただ基本的には都会街中よりもやはり高速や郊外路での長距離走行で真価を発揮する足回りには違い無い。街中の走行ではロイヤル系クラウンの角丸のマシュマロのような乗り心地の方が良い、高級車っぽいと言う人がいても不思議は無いと思う。
そしてハンドリング。基本的には穏やかでBMWのような刺激的なものではない。特に昨年秋にEPSが採用されてからさらにハンドリングが軽くなり最初は面白くないと感じる人も多いと思う。
しかし実体験からいうとこれも慣れ。低速の軽さに次第に慣れてくると、雑味の無いすっきりとしたフィーリングに質感を感じ、またその軽さの中にしっかりとした手応えを感じ取れるようになってくる。そして70km/H以上ではまさに路面状況と直結するようなしっかりとした手答えになり、大きめのボディーにもかかわらず驚くほどフラットな姿勢でコーナーを難なくクリアしていく。BMWのようにいつも駆け抜ける喜びを感じられる設定では無いが、攻める気で攻めれば確実に其処には駆け抜ける喜びが存在する。
3.安全装備
レーダーセーフティーパッケージの数々のハイテク安全装備、いつも守られている感じがして安心して身を任せられるこのフィーリングこそまさにメルセデス。実はその機能のまだ1/3も使っていないと思うが、今までに1度助けられたのがアクティブブラインドスポットアシスト。こいつはかなり優れもの。左へ車線変更しようとした時に完全に死角となっていた原付バイク、ブザー音と赤いインジケーターで気付きあわてて車線変更中断、あれが他の車だったらどうなっていたか、今思い起してみてもぞっとする。
不満ポイント
1.内装の取り付け精度
前に記事にした通り、まず後方からの異音発生、BtoBさんのおかげでディーラーに掛け合って今のところ解消、ところが今度はアームレストあたりから時々発生するガタ音が気になり出すし、助手席側からも時々聞こえるような気もする。
自分の車の個体の問題もあるかも知れないし、ちょっと神経質になり過ぎてるのかも知れないが、やはりメルセデスベンツというブランド、その価格からすると納得出来ないところがあるのは事実。外車ってこんなもんなんですかねぇ?ナビやサウンドシステムのレベルを含め、この点はレクサスを始め日本の高級車の方がやっぱり質感が高いように思う。
3か月目の総括
街中を普段の足として走っていると、「ベンツもまあこんなもんか、レクサスやクラウンも負けてないやん」と思ってしまうが、いったん長距離ツーリングに駆り出すと「やっぱりベンツはええわ、この乗り味はもう離れられんわ」といわゆるメルセデスライドの凄さを実感する車。とまあこんなところか。ちょっと抽象的にまとめ過ぎ?
Posted at 2012/10/10 21:19:46 |
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