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CLSにはパフュームアトマイザーなるものが装備されています。芳香剤をセットすることによりエアコンからその芳香を室内に拡散する機能ですね。
その香りには5-6種類があり標準で元々セットされていたのがDAYBREAK MOOD、ただし自分も家族もあまり好みの香りでは無かったので機能
OFFにして使っていませんでした。

ところが前にMercedes MeでCクラスを試乗した時の香りが凄く好みで、確認すると
FREESIDE MOODという種類。グランフロントのインターコンチネンタルホテルのフロントに漂っているいい匂い（シトラス系？）に近い感じのもの。

最近まですっかり忘れていたのですが、アマゾンのメルセデスショップで買える事を先日発見し取り寄せて早速使ってみました。夜の妖艶なエンビエントライトの中かすかに漂うFREESIDE MOODの香り、いやあ癒される。

滑らかな乗り心地+ブルメスタサウンド+エンビエントライト+FREESIDE MOOD
夜のCLS車内は自分にとっては仕事のストレスを癒す最高のヒーリング空間となりそうです。

皆さまもお気に入りの香りを見つけて使って見られたらいかがでしょうか？ ただし少々お高いのがたまに傷。普段はoff、ここぞという時だけに使うことをお勧めします(笑)。

いろんな事で忙しくCLSにも触れる時間もあまりなく（ようやく4,111㎞）、それでもたまに乗るとその質感の高い乗り味に非常に満足している今日この頃です。最近は街中で乗ることが殆どですので基本はEcoモード選択、2000回転以下のトルクで引っ張るディーゼルのような走り方で静かなラグジュアリーサルーン感を堪能しています。

さて今回は新型３シリーズを試乗してきましたので簡単に印象などを。約40分ほどの街中試乗で例によって超個人的な印象に過ぎないことをお断りしておきます。


・タイヤは18インチRFT、試乗車は電子制御ダンパー無しモデル

・内装、センターパネル周りの質感は高いがドア周りには若干プラスティッキーな感じが残っていてライバルと比べてもう少し頑張って欲しいところ

・前席は適度な包まれ感があるが、後席は座面も広く予想以上に居住性が高い。

・320iのエンジンは2L直4ターボ、184ps、300Nm、メディアレビュー等でフィーリングにかなり期待値を上げ過ぎていたせいか、パワーは充分だが意外と普通な4気筒エンジンの印象だった。330iの258psエンジンだとまた印象が変わるのかも知れない。

・噂通り硬めの脚ではあるがボディー剛性感が高く、凹凸へのあたりにまったく不快感は無い。

・ただし街中走行レベルでは上下のピッチングが少し気になり、いわゆるベターとしたフラット感に若干乏しく、いかにもスポーティーな脚という印象を受ける。高速ではおそらくピタッと安定するのだろう。

・静粛性は文句なし。

・街中試乗ではハンドリングは充分吟味できず。ただスポーツモードにすると左折右折するだけでキレキレのハンドリングであることがわかる。



まとめ

BMWの神髄、「駆け抜ける喜び」を堪能出来るワインディングや高速試乗ではないため今回はその魅力を充分に感じ取れる試乗とはなりませんでした。ただし街中試乗の印象でも一つ確かに言える事は明らかに元のBMW路線に戻ったなということ。今までも何度か言及したことがありますが、メルセデスはスポーツ寄りにBMWはコンフォート寄りになって両者の差がどんどん無くなりつつあるのが最近の傾向でした。ところが新型3シリーズは従来のスポーツセダン路線に戻して来たというのが街中でもはっきりと感じ取れる試乗となりました。一度機会があれば郊外のワインディングで新型3シリーズの神髄を味わいたいところです。
個人的な趣向では後期Cクラスのコンフォート性の方が合ってるのでしょうが、どちらを選ぶかもうこれは好みによるとしか言えません。