何やら得体の知れない写真ですが、最初のオートバイ1885年に作られた「ボーンシェーカー」の気化器です。
ベンツの造ったレプリカですから、当時と寸分違わない出来のものです。気化器は超高級車の名前にもなっているウイルヘルム マイバッハが作ったと言われています。
ちょっとキャブレターなことを整理しようかと思い、前々から気になっていたマイバッハのキャブレターについて調べてみた次第。これは、サフェース キャブレターと言われるものの様です。
当時のキャブレターはジェットからガソリンを吸い出す様な事はせず、水車の様なブラシを回転させてガソリンを気化させたり(ブラシキャブレター)、芯布にしみ込ませ気化させる(ウィックキャブレター)気化装置でした。
で、写真の気化器ですが、右側の真鍮製の容器がガソリンタンク兼気化室で、下側を向いたラッパの様なチューブからエアーを取り入れ、容器内でガソリンに接触させてガソリンのガスを作るようです。
そして、発生したガソリンガスをラッパ管が容器に繋がるところ、チョット左側に有る管から導き、ラッパ管の中央後ろに見える飛行機のスロットルみたいな部分(スロットルなんですが)に繋ぎ、スロットルで調整したエアーと混合させてシリンダーに導く構造の様です。
これが反対側から見たスロットルです。
エアは、上のキャップの隙間から取り入れている様です。ヨーソロな雰囲気ですね。(笑、エンジンの開発者ダイムラーは、当時ボートエンジンも造っていたのだそうです)
これが、全体の写真です。
263cc直立単気筒 0.5馬力/700rpmで12Km/hの性能ですが、股ぐらの真下でドカンドカンと振動する訳ですから、直ぐに逝けますねタブン。
イク前の写真でしょうか?もう逝っちゃったのかしら?良い表情です。
(でも最高速度ではオッカナカッタでしょうね。ハンドルなんて切れないと思われ 笑)
マイバッハさんはキャブレターにフロートを付けた物を造ったと言われています。
スイマセン。同じ様な話昔紹介した事を思い出しました。(大汗)
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くるま雑記帳 | クルマ
Posted at
2010/07/08 00:24:58