愛しきエンジンの持ち主は、
ビクトリア V35 ベルグマイスターというオートバイです。
1951年に発表されたVツイン350CCのシャフトドライブです。
メカニカルなのですが、ボルトの頭やキャブレターまで奇麗にカバーされた形は、温かくノスタルジーな気分にさせてくれ、設計者の夢も伝わってくる様な感じがします。
当時のホフマンとかいう水平対向のオートバイもドイツに在りましたが、同じ様な印象が有った様に記憶しています。
ポスターの絵は、私がオートバイに入れ込んでいた頃写真のエンジンの持ち主から送ってもらった物です。
入れ込んでいたオートバイは何かと言いますと・・・・
丸正自動車が作った、ライラック ランサーマークV LS38です。
昔の写真帳を引っ張りだしました。
非力なエンジンをカバーしようと軽量化をあれこれ考えていた頃の写真です。
(就職が決まり独身寮に持ってきちゃったとき、記念撮影したのだと思います。)
その後リムを高砂にしたりしたのですが、CB72にはチョッと置いてかれる感じでした。
まあ4速、20馬力では致し方在りませんね。
で、エンジンを見てください。
同じVツインです。買った時、その独創性に惚れ込んだのですが、そのルーツはベルグマイスターと知ったのは、アメリカの
オーナースクラブに入ったときでした。
ロッカーカバーの柔らかい形は、先輩の姿からインスパイアされたのかもしれませんね。
車体のデザインはブリヂストンに移られた林英二さん。ガソリンタンクのインバースが印象的です。
(このモチーフはブリヂストンに行ってからもチャンピオンに引き継がれ、350GTRで昇華したと勝手に思っています。シートやカラーリングはワタス。カッコいいでしょ!)
話が横道にそれました。
そして送ってもらったのが上のポスターとエンブレムです。
もう30年は前の話ですが、メッキはどうする?アルミの板金は?ポートはどう磨く?とかとか、色んな事を体験し覚えていった記憶が在ります。
ワタスがア〜ダコ〜ダと業界にぶら下がっていられたのも、風変わりでチョッと温かなエンジンに興味を持ち、いじり倒していたからかもしれません。
参考資料
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Moto and Bicycles | 日記
Posted at
2011/04/09 17:42:07