以前ご紹介した車の元祖がこれになるんじゃないかしら?
(あくまでも勝手な言い分ですので信用しないで下さいね)
フランク コスティンが最初に作ったMarcos Xylon (森に住むみたいな名前)のプロトです。フランクはコスティン兄弟の弟の方でMAR COSのCOSの方ですね。デ ハビランド飛行機製造会社で空力を修めたエンジニアでロータスでマーク8なんかをデザインした後。マルコスのコスになった人です。(ちなみに、Cosworthのコスはお兄さんのマイクです)
エゲレス空軍機の木製モノコックを設計したキャリアを活かしてXylonもベニアで作った。これって、話が飛びますが、ロータスで作っていたセブンより快適なスポーツカーを作りたいと考えていたフシが有ります。
セブンなシルエットの木製フレームですね。これの原型が最初の写真になるのですが、どうも最初は、セブンと同じ土俵の車であった様です。差異は屋根がある事、しかも軽くって速い。空力を知るエンジニアですから、その技術が反映された合理的なボディが作られたのでしょうね。
で、インテークは「おちょぼ口」になった。(笑)
Aerodynamics for Body Engineers, Kelly & Hocombe, SAE paper #649a
こちらは、GMのスタイリングエンジニアがまとめたSAEペーパーです。1964年に発表され、冷却用のインテーク高さはラジエーターの1/6で良いとか言っています。当然コスティンもここら辺は理解していて「おちょぼ口」な車を作っていたのだと思います。
こちらは Costin Nathanです。1965年頃のレーシングカーで「おちょぼ口」ですね。こちらも木製モノコックシャシーを持っています。
最後にコレがXylon。
醜いアヒルの子とか言われていたのですが、セブン的な目で見るとちょっとエグさが残った格好で悪くないと思いません?おちょぼ口でファニーなところも通好みでしょうか?(笑)
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くるま雑記帳 | クルマ
Posted at
2014/07/19 14:49:16