ARPボルトのオベンキョをしております。
手持ちのボルトは2種類、頭に8740と2000の刻印があるモノです。
高回転で回しちゃうエンジンには、やっぱARPだよなあとなるのですが、何がどうヤッパなのか?調べてみました。ケントベースのエンジンに多く使われているのが、径3/8長さ1.5”ってボルトになると思うのですが。引張り強度が220000〜200000psiぐらい有るとうたわれています。8740クロモリボルトで130Kg/mm2。2000で150Kg/mm2ぐらいの引張り強度が有るようです。
これは引っ張って切れちゃう場合の強度ですが、規定の軸力を出す為には正確な締め付けが必要になるようです。ARPで規定している締め付けトルクは、降伏点の75%の軸力が出るところ。不勉強でしたが塑性締めみたいな事はやっていないようです。むろん軸力はボルトの伸びで管理するのが正確なのですが、ちゃんと締め付けていれば繰り返し使えるみたいですね。弾性域で使う様になってる様です。(伸びが0.025mmを超えたら交換)
往復運動で生じる加速度はチューンしたエンジンでは2000〜3500Gぐらいまでになると言われますので、弾性域でボルトを締め付けている場合は余裕が出来安全になるのだと思います。
トルク管理する場合、ネジの潤滑は重要で専用のルブリカントを使えと言っとります。まあ神経質になる事は無いと思うのですが、首下(ここ大事です)とネジの部分はしっかりとモリブデングリスを塗る事が大事なようです。
ここからは、妄想になるのですが、120Kg/mm2を超えるハイテン材なので錆→水素脆性なんて心配も有る訳で錆を呼ばない作業が大事かと・・・・・
いろいろ調べているとメインランドの暗躍が見つかりました。(笑)
最近は、彼の地でも純正のARPを使う例が増えてきているようですが、中には怪しい物が有りそうです。
12角のヘッドがキチンと作られていませんね。
最後に
日本語の
カタログが見つかりました。結構勉強になると思います。
http://arpcatalog.com/ARPCatalog_JPN.pdf
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Ford kent crossflow mod | クルマ
Posted at
2015/01/17 18:27:12