前回の答え、インサイド ベアリングプーラーを自作しました。
クランクケースにはめ込まれたカムシャフトベアリングを抜く為に作った物です。
ケースに圧入されているベアリングの裏にスペースが無く、手持ちのプーラーではツメ(引っ掛かり)がかからない為に自作となりました。(市販品はセットで8K円を超えるので断念)
材料は、ホームセンターで買ったホールイアンカーとボルトです。アンカーは色々売っているのですが、中に入っているテーパーピンをボルトで押し4ツ割になったボディを広げるタイプを選びました。これならベアリングの懐が狭くてもツメが出来るとの判断です。ナットは本体に溶接し、ボルトを締め上げる時の保持用とベアリングを引き上げる時用に2個買いました。本体が2本有るのは練習用です。(笑 合計で500円しなかったと記憶。)
ベアリングの内径がφ15mmでしたので16.5mmのアンカーを選びました。
アンカーの先端を削り15mmとして3mmほど残して下を14mmほどに削ります。0.5mmがベアリングをロックするツメになります。アンカーの中に入っているテーパーのピンを1mmほど細くして、ピンがアンカーの先端まで押された時にベアリングをロックするような形に調整します。テーパーピンが奥まで入らないと、4つの足が撓み、硬く嵌ったベアリングが抜けなくなる事が有りますので注意です。
有り合わせの板を支えとしてベアリングを抜きました。
ベアリングはかなりきつく固着していて、少々バーナーで炙って取る事に成功しました。
バキッと大きな音がして抜く事が出来ました。
(板がちょっと弱かったですね)
ミッションのベアリング抜きにも使えるかもしれませんね。
ブログ一覧 |
Machine and tools | クルマ
Posted at
2016/05/02 15:26:21