スポークねじ切り、ダイスの形を眺めてもイマイチネジが切れるメカニズムがわからないので使えるダイスで試し切りをしてみました。
8ゲージのヘッドですから、4mmのアルミ棒を使ってトライ。
ブランクな棒なので先端は15°の面取りを3mmつけました。(説明書の通り)
一見ダイスがアルミ棒に食いついてこれから切れるって風に見えますが、ちょっとおかしいと思いません?
溝がネジになっとらんですよ。
10回ぐらいトライしてちゃんと食いついたのは1回のみ。
このままハンドルをぐるぐるしてもダイスは前に進みません。
やっぱねえな感じであります。
昨日、ヘッドの軸には角度がついていて、これがローラー駒の食い込みに作用するんじゃないかと言っとったと思いますが、ネジの溝を正しいリードで付けていくには3等分の位置にある駒の食いつきが最初の駒に対して次の駒は1/3だけリードが進んだ位置に来る必要があるわけで、なぜかこのヘッドには付いていないのだなあ。
何てことを言っとったわけです。
で、これが正しいのか(正しいのですけど)薄いワッシャを作ってトライ。
ワッシャの厚さはリードの1/3づつ増やすアンバイです。(回転方向で2枚、1枚、0枚と減らしていく)
なので、ざっくりと0.794/3≒0.26mm。
で、有り物の0.2mmのリン青銅製ワッシャを作ってみました。
ちょっと薄いですがトライして見ると、一発で食い込みました。
リードの1/3だけ駒の山を進めないと本当はいかんかったのですねえ。
(推理が当たって一安心です。 笑)
では、なんで駒をちゃんと作ってないのか?ワタスの推論ですが・・・・
このねじ切り器、ブランクなスポークのねじ切りは考えていないんじゃないかしら?ネジがあるスポークの長さ調整をするためのモノで、ネジが有れば何となくコマは溝に沿って入っていくのでネジが切れるってところじゃないかと思いました。
こんな事がわかれば、駒の自作も可能だとは思えてきましたねえ。
しかしオールドスクール、目視製作は目がついていけないのだなあ。
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Machine and tools | クルマ
Posted at
2019/12/15 21:15:10