ロッカーアームの絡みでオイルラインの復習と方向性の検討?。(笑)
上の図は1981年のマニュアルから引っ張ったケントのオイルライン図です。
まずはこの図から潤滑方法を頭に入れます。
オイルは、オイルパンからポンプで組み上げられたのちフィルターを抜け、クランク形のラインを通りブロック(左)エキゾースト側にあるメインギャラリーに入ります。メインギャラリーでオイルはメインベアリング(5箇所)別れ、さらにメインベアリングからカムベアリング(3箇所)に登っていきます。
ここまでがブロック内の潤滑ラインと言え、油圧のあるオイルが回る形になります。
加えて、コンロッドへの潤滑はメインベアリング→クランクシャフトを通りスモールエンドでコンロッドベアリング、飛沫がピストンやシリンダーを潤滑する形になっとります。カムチェーンはメインベアリング1番からカムメタルに登る途中のラインから飛沫が飛ばされ潤滑される形になります。
で、注目のロッカーアーム周りの潤滑は、カムメタル(1番)からヘッドに向かい、ロッカーシャフトの1番ポストを通ってロッカーシャフトの中からロッカーアームにまわり潤滑される形です。
カム先頭の軸にはコ形の溝が彫られていて、回転につれてオイルが通る形になっていてロッカーシャフトへの流れをコントロール。またラインの途中(確かブロック側と記憶)にはオリフィス(リストラクター)が嵌められて油圧をコントロールしています。
なんてことなんだろうと理解しました。
こんなことから、ロッカー周りの潤滑は、圧の無いオイルが流れていると理解した方が良さそうですねえ。
なので、潤滑性能を上げる策をあれこれ考えていたのですが、ロッカーシャフトのオイル通路の狭くなった部分の見直しや、ロッカーアームとシャフトのスライド面へのオイル供給法の改善というところかなあ?とサチュレート。
(オリフィスをいじっちゃうと発散しちゃうだろうしねえ)
忘れてた。
カムフェースの潤滑も滴下潤滑ですねえ。ロッカー→タペット→カムフェース(クランク室のオイルミストも加勢するかな?)
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Ford kent crossflow mod | クルマ
Posted at
2023/10/04 13:56:20