お山の道で露呈したキャブの不具合をチェックしています。
どんな症状だったかと言いますと・・・
エンジン回転の落ちが鈍く、アクセルを閉じてもエンブレが掛かりにくく、何か伸びの有るようなアクセルワイヤが戻らない様な感じを受けるのです。またエンジン回転の落ちが鈍いので、急がしいシフトがやりにくい。ってなところ。
加速では気にならないが、加速後一定速度になった時に何か伸びが有る??シフトダウンしても減速を感じない。やる気をメゲさせるエンジンになっちゃった感じなのだなあ。
アイドルスクリューをいじっちゃったからではなく、スロットルのバランスが悪いんでないか?と先ずはチェックです。エアクリを外しプログレッションホールとスロットル位置の確認をします。
プログレッションのネジ蓋(プログレッションホールインスペクションスクリュー)を外してキャブの中に突っ込んだ懐中電灯の光がどう出るかをチェック。(ディープスロート。アバウトなやり方なのでイメージが湧かない方は無理しないで下さいね。 笑)
ウェーバーDCOE40 151には3つの穴が開いていますので、この穴とスロットルバルブの位置関係をチェックします。低速域ではこの穴からエアが吸い込まれ、アイドルジェットからガスと一緒に出て行くので、スロットルの位置が狂っているとエンジンの回転がスパッと落ちない。てな解釈です。
で、プログレッションホールから漏れ出る光を見てみます。
こちらは4気筒です。スロットルを微妙に開け、真ん中の穴をスロットルの板で塞ぐ様な状態にしました。ですから懐中電灯の光はもれずに右の穴が満月になっています。
こちらは、同じスロットル開度の時の1気筒側。
良〜く見ると真ん中の穴も半月状態に光が漏れています。これではスロットルの開き度が違っているので(こちら側の回転が落ちないので)メリハリが無くなってくると考えられます。
ということで、左右のキャブを繋ぐスロットルレバーのバランススクリューを調整し同じ開度になる様にしました。
アイドルアジャストスクリューもチェックしました。
何か煤けてますね。テーパー部に痛みは無いので掃除して良しとしました。
これはアイドリングフィードホールです。
上のスクリューがねじ込まれて主にアイドリング〜中低速ガソリン量を調整する部分です。良く2.5回転戻しなんて言われる所で、スクリューのテーパー面とのクリアランスが大切になると言えます。ですからドライバーでギュッと締め込むとこの穴が広がっちゃう。手で回す位で良いと思います。痛みは無い様です。(って結構加工はラフですね)
ヒマなもんで、エマルジョン等のエアを取り込むエアエントリーの穴を奇麗にしておきました。(気分的な事です。 笑)
でも何でバランス崩れたんだろ?
それから、MJ165にして、加速も良し、排気音も大人しくなり(笑)良いんですが、160も試しhて見たくなりました。今的にもう少し薄くしても良いかと・・・
Posted at 2013/09/08 08:12:35 | |
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