車検前の整備、最後に冷却水の交換をしました。
用意したのは普通のLLC、水で希釈するタイプを2リッター。
K12の冷却水量は4.9リッターですので約50%の濃度になります。
冷却水交換についてマニアルを調べるとヒーターコアに接続されているホース(コアに入る方)のホースを外し、冷却水が此処から出してエア抜きする様な記載があります。冷却回路について調べて見ますと、どうやらハイポイントになっていてエアトラップになる様です。しかし、ホースクランプ外し、爪はつかめないし握力は出ないはで、我がツール/技量ではチョット無理とあきらめ。
また、ホースを無理に外そうとするとホースの中のオス側は樹脂製なので壊す恐れも考えられます。
仕方がないので、PETボトルで作ったジョウゴの水頭圧でどうにか追い出す作戦をとりました。上の写真が2リッターのLLCを入れているところ。
2リッターLLCが入りましたので、水をさらに2リッター注入。
リザーバータンク0.7リッターを含めて1.5ぐらい入りました。エンジンをかけラジエターホースの温度上昇を見ながらホースを揉んだりしてエアを追い出しました。
小話(笑)
ホースクランプには開いた状態でロックする爪があるので、ここで保持できれは嵌め込みは楽だと思うのですが、ヒーターコア側の軽の小さいクランプはプライヤーではどうしようもなく開かないのですねえ。(専用のプライヤーってあるのかしら?)
PETのジョウゴ、ラジエターとのハメ合いはキャップにビニテを6〜7巻したものを使うと漏れなくて良いかと思います。もちろんキャップに穴をあける必要があります。
ボトルの底を切る場合、すこし底の面を外周に残すとしっかりします。
専門的には断面2次モーメントを増やすって話かと思います(笑)
エチレングリコールについて
LLC に使っているエチグリは引火点が400℃ぐらいで燃えるので注意が必要と思います。(昔々、オーバーヒートで冷却水が霧状に吹き出して燃えた事があると、どこぞの実験部隊が言っていましたよ)
なので、排液は廃油パックに染み込ませて(って染み込む速度が遅いけど)燃えるゴミとして処理するのが現実的かと思います。
Posted at 2022/10/30 14:31:38 | |
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