どうにかタダ券をゲット、モーターショウに昨日行ってきました。
(今回は、ビックサイトに場所が変更になりチョット楽でした。この年になると歩くのくたびれちゃう 笑)
まあ余り、しみじみくるところは無かったのですが、トヨタの空力、ちょっと目につきました。って、LFAってすげえ!カナードカーボン!!ってえ話では有りません。
トヨタさん、意外に真面目に細かなところご配慮しているようです。目についたのがAQUA、新しいハイブリットの空力です。まあ、スペック等は他所さんにお任せして、重箱の隅的視点で観察です。(って、専門じゃないので話半分かな?)
ビッツ位の大きさのアクアですが、ご時世から燃費には相当拘ったようです。燃費って、少ない燃料でどんだけ走れるかってことですから、空気抵抗は少ないにこした事は有りません。抵抗は、Cd値と車のb前影投影面積Aの掛け算で決まってくる訳で、Cd値を稼ぐ工夫が必要です。
この点を観察。(笑)
フロントのフラップです。
ナアルホド、前から見るとフロア下面を隠す様な低いフラップになっとるようです。フロアのデコボコに気流を当てたくないのでしょうね。タイア部分は更にフラップを下げ、気流をタイヤに当てない工夫がしてあるようです。これは欧州車でもよく見られるところですね。さらに注目してほしいのがフリントのホイルアーチに繋がる部分、(写真でちょっと濃くなっている部分です)外側に空気を流す等にそり反っています。40mmぐらいの反りですが、効果があるのでしょうね。
今度は、リアタイヤ部分。こちらにもフラップが付いています。従来の車より大きくなっているようです。
リアタイヤに空気を当てない工夫、Cdに効くのでしょうね。
で、う〜んとなっちゃったのがこの写真。
リア側、アンダーフロアを流れた空気の出口です。なにやら流線型の付加物が付いとります。リアフロアリア?とリアエプロンを結んで平滑にするカバーと思うのですが、空力にかける意識が高かったのでしょうね。遊びではないとは思うのですが、出っ張りは流線型。こんな処まで「空力」しています。頑張っていますねえ。
シャチョさんが車を知っているので、流れが善い方に向いているのかもしれませんね。
部品関係を見ても、ベアリング屋さん、シール屋さんとかとか、皆さん効率のアピールをしていて、エネルギーを効率的に使うと言う事の競争が始まっている印象を受けたモーターショウでした。
で、空力って昔も結構気にしている車が有ったよなあ?
と、横道にそれます。(笑)
どうです、これ?
立派なフラップがついとります。40年は前の車ですよ。何だか判りますよね。
リアはこんな感じ。今の画一的な車とは違って、ものすごい個性。(笑)
しかし、空力のツボはしっかりと押さえています。たとえ、側面ガラスがフラットな板ガラスであっても、全体のフォルムは後ろに行くに従って絞り込まれた空力デザインです。
もう判りましたよね。
おフランスの歴史に残る名車、シトロエンDS21です。
子供の頃は、長い車と思っていたのですが、以外と(長いのですが)普通の大きさの車です。
排気量が2リッター、約100bhpの非力なエンジンで170Km/hまでスピードが出たそうです。
昔も今も、小さなエンジンで効率よく車を走らす為には、空力が大切という温故知新なお話でした。
Posted at 2011/12/03 14:31:39 | |
トラックバック(0) |
Seven DIY | クルマ