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ラーラックの７インチドラム、2LS化を考えています。
インチキ法で行けるかとも考えとるのですが、ここはもう少し俯瞰してコンサバな方法ではダメなの？と天の声。
う〜ん。と資料集めをはじめました。

ライラックのブレーキは由緒正しくエゲレスのBSAやトラの7インチドラムと同じスペックで、シュー幅も同じ35mm（ならば、2LSにしとけば良かったのにねえ）
で、このドラム径に合うブレーキを探しますと・・・・・

合わせられそうなのが200mm（7.09インチ）のドラム径を持つバイクか？。
ということで、調べてみるとCB93、CB250が見つかりました。シュー幅はいずれも30mm。（これで145Kg停められるなら使えるか？）

CB93なら部品があったなということで引っ張り出してみました。
ブレーキカムはライラックを使ってトレーリング側のポストを立てれば良いか？
CB250はトレーリング側の支持はポストではなく∩型のエンドがあるみたいなので加工余地はあるか？ナドナド思いを巡らし取ります。
（ポストの台座肉盛りの方が簡単かな？）

インターネットでいろんなことを調べることも多いと思います。
しかし最近、危ないサイトも増えてきた様な実感があります。
車やバイクの資料を調べていると写真の様なマニアのフォーラムにある投稿欄をまねたサイトに出くわす様になりました。

ほとんどが写真の様なフォームで、「資料を見つけました、ここをダウンロードしてください」という流れで書いてあります。
続く投稿もいい資料が見つかってよかった、ダウンロードしましょう。なんてさそっている様な感じで、ご親切に、妙な日本語の説明なんですねえ。

で、危ないのでダウンロードなんてクリックしないのですが、今回、ボケかましてRead onlineをクリックしたらビンゴになっちゃった。

次の画面が、ウィルスに感染したので削除するためにクリックとかなんとかの表示になって、アッブネーと切りましたけれど。
危ないですよ。
焦ってクリックなんてしちゃったら本当に撃墜されちゃうんじゃないかしたね。
コロナだけではなく電脳の世界も、嫌な世の中になってきた感じです。

追伸
暇なので、オッカネーな体験したい方以下のサイトも同じ様な物ですね。
どうも大陸筋な香りがします。（責任は持てませんので　4649）

https://wf.linkcampgess.cyou/71.html

バイクのドラムブレーキなお話です。
効きの良い2LSなブレーキをインチキ的に考えたのですがね、本当に実用性はあるのか？
制動力がブレーキカムに掛かって操作感というかカムの戻り等に問題が出るのではないかという感覚がずっと頭から離れないのですよ。
で、気分転換に解決策を考えて行くことにしまた。

写真の様にインチキ2LSブレーキ、リーディング側のカムの背中が半円形になっとりましてトレーリング側のシューのピボットとなる構造。機構的には成立しとると思うのですが、これでいけるというところまで到達していない印象なんですねえ。
シューに掛かる制動力は全て2本のブレーキカムに掛かるのですよ。これでいけるのか？？ということで、まずは、考えのベースとなる数字を出してみました。

どの位の力がブレーキカムに掛かるのか？
車重120Kgでブレーキの70％がフロントにかかると考えると1.2gのブレーキングで（ってそこまで掛けられるんかい？ジャックナイフだぞっ）タイヤに発生する摩擦力は

F=120x0.7x1.2≒100Kg
で、タイヤ半径とドラム半径の比率でドラム面の力は増えるから、ドラムが７インチなので

Fd=100x325/89≒365Kg
ブレーキカムは2本でこの力を分担するので、おおよそ180Kg/本の力を受け持たんといかんことになると思います。

結構な力というか、そうでもないかなという感じでもありますが、この力がカムやシャフトにかかるわけですねえ。カムの根元が折れんか？シャフトのフリクションが増えてスティックしちゃうか？なんて考えないといかんわけですが・・・
え〜、パネルの剛性だってどうなんだよ？
なんて。

とりあえず、カム根元のシャフトと繋がる部分の力を受ける実効面積を出してみますと

A=8x14＝112mm^2
発生する剪断応力は（こんな計算でいいのかな？）

180/112＝1.6Kg/mm^2　（応力は高くないかな？）
なんで、これはいけそうな数字でありました。
あとはフリクション対策ですねえ。
ここまで来て、物から教わるエンジニアリング、いけそうな気持ちも出てきた朝という感じです。（笑）

1930〜40年代に流行ったビール会社の宣伝を兼ねたトレーラーです。
有名なのがRabatt社のストリームライナー、トレーラーはハードウッド骨格にアルミパネルが貼り付けられた構造なのだとか。モーガンみたいな作り方ですねえ。

デザインはロシア出身のアレクシス・ド・サフノフスキー。
レイモンド・ロウイと肩を並べるぐらいのアールデコ的エアフローな？デザインをしていた様でね。
このトラック（1947年）もどこかホッとするデザインですばらしいと思いましたよ。

1954年に発表された、BMW RS54 Rennsportのロッカーアームポンチ絵です。
当初はスチールのビームにチル化したダクタイル鋳鉄をカシメた形で作られた様です。チル化したダクタイルと言えば、ひと頃のカムシャフトと同じですから表面は硬く耐摩耗性を狙って嵌め込んだと考えられます。（ってことは、カムはスチールかな？）
で、当然軽く作りたいとの思いがあるわけで、アーム形状はアーチ形になっとりますよ。

モーメントは、この形では支持軸を最大として2次関数的にかかるのでしょうからこんな形になるんでしょうねえ。そして変形しちゃうと力の方向が部材の外になっちゃうので変形防止のリブがアーチの外側についているのだと思います。
これが、効率的な材料の使い方なんでしょうね。
効率といえばカムとのコンタクトは後年ローラーに変更されていますのでフリクションも効率的になったという感じかしら。（ロッカー軸はもとよりベアリング）

アーチで軽いロッカー・・・・
で、思い出しましたよ。Honのエンジンにも使っていましたねえ。
アルミのアーチ。
フリクションはコスト的にきびしかったのかな？
理屈の土俵は同じなので今日的にも同じ形になるということなんでしょうね。

じゃ、材料スチールとアルミでどうなのよ？となりますが・・・
形を大きく出来ればアルミに軽さのメリットが出ると思いますけどねえ。
ここで挙げたロッカー的には形も同じぐらいとするとそれほどの差は出ていないかも？多分Honの方が3倍ぐらい肉厚が必要になると思われ重さもトントンかなあ？

と考えましたが、まあ信頼性30％のオタク話ということで・・・（笑）