福沢さんが当日乗っていたと思われるマシンの映像です。撮影日時は不明ですが、トヨタの工場内で撮影されたものです。日産R381に実によく似ている。この映像では判りづらいが、最初からクローズドコックピットで設計されていたようだ。当時は、クローズドからオープンへの過渡期だったので、脱着可能なルーフだったかもしれない。注目すべき点として、このマシンにはウイングがありません。当日の車両にもウイングが装着されていなかったことが判っています。R381はあの巨大なウイングの力でマシンを安定して走らせることができていた。よく似た成り立ちを持つこのマシンをウイングレスの状態で高速テストに送り出すとは・・・当時のトヨタには空力に関する知見が不足していたとしか思えません(--)