前回のオイル交換はエレメント交換もせず、上抜きで簡易的に実施しました。エレメント交換は省エネも考慮し2回のオイル交換に1回と決めていますが、それ以外に簡易交換とした理由としてジャッキポイントが分からない、エレメントの外し方が分からない・・などの理由がありました。
今回それらの勉強含め、主治医のところへアバルトを持ち込みました。
エレメントは全く見えない所についており、そのアクセスに4箇所のクランプを外す必要がありました。これがドイツ車には見かけないバチっと挟むタイプの物で、専用ツールが必要です。
ホース類を外すと下方にエレメントが現れ、コンビネーションのT型レンチでアクセスします。
車両を持ち上げるジャッキアップポイントは判りやすいところがなく、フレームの理解が必要。初めてよく見る車両の下廻りにはフィアット→アバルトへのチューニングを感じるポイントがいくつかあり、ちょっと驚きでした。
アバルトに乗って驚いた事の一つに軽量、ショートホイルベースの割に高速の安定性がとてもよい事がありました。下廻りを確認するとフラットな仕上げに拘っており、マフラーのサイレンサー部分もそのコンセプトに則った薄型デザイン(サソリマークがレーシングスピリットを主張していてカッコイイ!)その後ろはディフィーザーでエアの流れを抜く構造になっていました。
フロントアンダーカバーにはNACAダクトが2箇所設置されていました!オイルパンの冷却と後方へのエアの流れを整流しているのでしょうか・・アバルトチューニングの拘りを感じました(驚)
アンダーカバーを外し、ドレンから古いオイルを抜き取ります。5,000km走行ですが、狭いエンジンルームで熱を持つ過酷な状況において、粘度はなんとか保っていましたがオイルはかなり汚れていました。メーカー指定の10-50wのオイルを規定量入れて作業終了。
エンジン音は雑味が減り、スムーズに回ります。何より精神的に気持ち良く走れる事が大事ですね!
車は上げてみると(下廻りを見ると)その設計レベルが判ると言いますが、今回アバルトのスピリットを感じたオイル交換となりました・・・
Posted at 2024/06/22 18:46:46 | |
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