最近のメンテナンスを備忘録させていただきます。
①車検
もう何回めか忘れましたが(笑)、車検を通しました。所謂24ヶ月点検を実施するも特に問題もなく(・・と言うよりは車検だから整備するという感覚はなく、必要に応じて必要な時にメンテがポリシー!)、理不尽な割り増し含めた税金払って最低限の対応で修了。
②リングギア交換
最近出始めていた謎の異音・・。アクセルを踏んでいくと低回転でシャラシャラと下廻りから微かに金属が震えるような音。
最近修理したマフラーカバーの音にも似ていた為、車を上げ点検するもマフラー関連は問題なし。今回は空吹かしでは異音が出ない為、ミッション以降の駆動系を疑うも問題なし。よくよく確認するとミッションとエンジンと境め辺りから異音が聞こえるような・・?潔くミッションを降ろすとやっぱり・・

割れてる・・(汗)。
一昨年に
リングギア(フライホイール)を交換したときはアイドリングでカラカラと音が出ましたが今回はその前段で気づいた為に音の出方が違っていたのでしょう。しかし、こんなとこがそんなに頻繁に壊れるか~!?前回修理の検証をすると使用したパーツは1717383で取り外したものと同一。よくある最初に着いていたものと同一ロット製造による偶然の不良品・・?念のためニコルに確認すると「対象部品は当初はBMWと共通部品でしたが、その後アルピナ製の対策部品に変更になってます・・」と(汗)。
本来フライホイールはエンジンの回転にマス慣性を持たせ(コマの原理)、回転の安定とトルクを持たせるための物ですが、AT車においてはトルコン機構からその限りではなく、MT車に比べ軽量で外側のギアでセルを回すことが主な目的なようなもの(なのでAT車はフライホイールでなくリングギアとの呼ばれる?)。といっても今までつけていた物はBMWでは当時広く3~5シリーズに使われていたそれなりの重さと強度があるものですが、その3ピースの構造からエンジン出力(クランク)とミッションをボルトで繋ぐ中心部とその外周部の接続部がチューンされたアルピナエンジンのトルクには耐えられないようです(汗)。
上記状況に気づいてドイツ本国のアルピナで製造された対策品は接合部を持たないワンピース削り出し。徹底的にバランス取りされているとのことで(計測数値が記入された用紙が入ってました・・)芸術品のような仕上がり。国内に2枚の在庫のうちの1枚をニコルから取り寄せ装着しました。(あ、芸術品ですからお値段はあってないようなものです・・大泣)。
既に数回ミッションやマフラーを降ろしてますので、接続部の消耗品は今回すべて取り換え。既に交換したこともある駆動系消耗品やマフラー関連もチエック。特に問題ないことを確認し組み上げます。
組み上げ後のエンジン、駆動系フィールはピュアな感じが蘇っており感無量。リングギアにおいては前回修理の時に対策品に気づいていればと後悔しました・・
今回の車検整備でアルピナをまた深く勉強し、その哲学を感じることができました。そして価値ある車を大事にしていきたいという思いを深めました。
久々に戻ったB3は最高のクリスマスプレゼントになりました・・
Posted at 2016/12/23 20:27:48 | |
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