銘柄を変更したこともあり、久々にオイル交換を備忘録させて頂きます。
エンジンオイルに関しては私も過去に数多く試してきました。ベースオイル重視し元売り系(モービル、シェル、BP他)、添加物性能に拘り(エステル、モリフデン他)所謂ブレンダー系。自分なりの見解は持ってますが長くなるので(笑)。とにかく最近(100%化学合成時代)は粗悪なオイルはあまりないのでコスパで選んでいる・・というのが結論です。
今回変更したのはフックスのTITAN(タイタン)super syn 5-40w。それまではしばらくワコーズの4C-TSを使っていました。
ワコーズ4CT-Sはエステル系らしいトルクのついてくる力強い加速がありとても良いオイルでしたが、該当品番が規格変更しワイドレンジになったこと(ワイドレンジは添加物が増え耐久性が落ちると認識)、そして昨今の事情からかなり高くなったこと(ペール缶をそれなりにの価格で入手してはいましたが・・)があり、これを機に未経験の気になっていたフックス(ワコーズよりだいぶお安い)を一度使ってみる事としました。
フックスオイルが気になっていた理由として、
ドイツではBMW他自動車メーカーと繋がっておりエンジン開発する段階でパーツの一部として採用され、新車時にも充填されていることが多かったことなどで有名で、国内のBMWの専門ショップ(特にMやアルピナ系)数店で取り扱っていた事もあり一度使ってみたいと思っていました。
昨今の省エネ、リサイクル時代の事情から自動車メーカーはロングライフオイル(10,000km〜20,000kmで交換)に切り替わってきてます。大手オイルメーカーもメーカー承認を取るべく、ロングライフ化が進んでいます。ワコーズオイルも規格変更の度、ロングライフの使用も可能?という説明が入るようになっていました。
今回チョイスしたフックスも、やはり主流のラインナップはロングライフオイルになっていました。
フックスを採用している専門店に問い合わせたところ、使用している銘柄は市場で主流となりつつあるロングライフモデルではなく、ベーシックなTITAN SYNモデルとのこと。調べると他ショップでも同様でした。理由としてはロングライフ化を実現する為にどのオイルメーカーも洗浄性能を大幅に犠牲にしており(だから長く持つ)、エンジンには良くないので・・!とのこと。
私のオイル交換サイクルは大昔から5,000km毎で(そもそもロングライフは必要ない・・笑)、エコ・廃棄物削減の観点からは時代に逆行していますが、愛車のことを考えるとロングライフは使えない・・という結論に至りました。まあ電気自動車の時代になれば懐かしい話題となってしまうのでしようが・・
粘度においては-40w。下はあまり気にしませんが前記のようにワイドレンジ(0ーなど)は添加剤によるもので好ましくないと考えており、5-です。10ー、15-などのマルチレンジは今は少なく、過去0-40wでちゃんと耐久性があったのは
モービル1(これは世界基準として一目置いてます)だけです。
E46アルピナB3の指定オイルは-30w。今では主流の粘度ですが当時としては驚きです。低粘度化は初期暖気を減らすことなどの環境対策の目的が大きいですが、高精度、高出力エンジンの証明でもあります。(ちなみにF-1のエンジンオイル粘度は0-6wと言われる)。私のB3はマージンをとって-40wをずっと使っており、
エンジンOH前のオイル消費は増えた時期だけ-50wに上げましたが、OH後はオイル消費も減ったためまた―40wに戻しています。
久しぶりに能書きしてみましたが、元々ペール缶で出来るだけ安くオイルを手に入れ、自分でオイル交換を経済的に実施していた私にとって、最近のガソリン含めた石油製品値上げへの対抗策でもあるわけです(笑)。
とりあえずフックスオイルのファーストインプレッションはノイズが抑えられてる割に軽く吹け上がる(40wと思えないような)気持ち良いオイルです。耐久性他、継続確認していきます・・・
Posted at 2022/12/17 18:22:40 | |
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