先日の最終スティントでフロントタイヤを使い切ったB3、PITINしてタイヤ交換です。
用意されたタイヤはミシュランPS5、今回で2セット目になります。ネットオーダーですが0724(2024年・7週目製造)の新鮮なタイヤが届きました。
今回は34,600km走行での交換です(驚)。PS5のTREDWEAR(対摩耗性)は340。以前に履いたことのあるミシュランではPS2が220、PSSが300、PS4が320でいずれもTREDWEAR値にほぼ比例し20,000〜25,000kmでの交換だったので、PS5の340は数値以上に現実的でエコの時代の進化したタイヤであると感じます。一方、TREDWEARはTRACTION(グリップ性)と反比例しますが、PS5におけるTRACTIONはAで必要にして十分。私のような街乗りドライバーには理想的コンフォートスポーツ系タイヤといえます。(現行のミシュランのグリップスポーツ系タイヤはカップを除けばPS4Sが定番となりますが、PS4SはTREDWEAR300、TRACTION AA。ノイズはPS5よりやや大きいですが、リアルスポーツにはこちらがお勧め)
リアタイヤは綺麗に均等に減りますが、フロントはアライメントをしっかりとって
空気圧を正しく管理しても、乗り手の癖が減り方に出ます。私の場合はミシュランの場合やや内減りになることが多く過去にも内側にカーカスが出たことがあり、今回も限界と判断し交換です。
最新のP
S5ではエコの時代における正しい消耗管理をする為の工夫が取り入れられています。中央部の溝には以前からのスリップラインが入っているがショルダー部のどこかに必ずミシュランマンがいて、そこからトレッド面を内側に辿っていくことでトレッドパターンに潜むスリップサインを見つけやすくしているとのこと。そして従来のスリップサインまで行く手前に(トレッド面の最外側のブロックに)、3つの小さな丸い穴が並んでおり、これが摩耗状況を詳細に可視化するトレッドウェアサイン。丸い穴はそれぞれ深さが異なり、タイヤが摩耗するにつれて外側の穴から順に消えていくとのこと。
丸い穴を並べるデザインはWRCからインスピレーションを得たものだとのこと。WRCのタイヤはトレッド面に3つの穴を設けており、次のSSも同じタイヤで行けるかどうか摩耗の程度を穴を見て瞬時に判断しているとのこと。スリップサインの位置をガイドし、さらに磨耗状況を可視化する。『Wear 2 Check』のコンセプトがこうして具現化されたとのこと。
外したタイヤを分析すると、以前からの溝のスリップサインにもほぼ達しているが3つの穴は内側では既に消えており、外側も僅かな残のみとなっていました。ステアリングの切れがややダルになっていたことが可視化されていました・・
タイヤ交換作業でいつも感じることはアルピナホイールがびっくりするほど軽いこと、そしてミシュランタイヤもとても軽いことです。PS5はサイド剛性を少し上げてある?ことから以前のPSシリーズよりやや重く感じますが、それでも国産タイヤの比ではない軽さです。このホイールとタイヤの齎すバネ下重量の軽減はとても大きな効果のはずです。またミシュランタイヤの真円性は高く、いつも一定の低いウエイトでバランスが取れます。
装着後のインプッレッションは、まずノイズが減り静粛性が高まったこと(間違いなくトップクラスのコンフォート性)、そして舵角を入れた時の反応向上、切り足した時の追従性の良さ(PS5の特徴だと思う)などです。今回、35,000km近く走った時に、極端に走行性やコンフォート性が落ちたと感じはしませんでしたが(それも凄いが・・)新品に履き替えると明らかな性能向上を感じました。
ミシュランPS5、アルピナB3にはベストマッチな素晴らしいタイヤだと思います。
Posted at 2024/08/04 17:59:19 | |
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