
教科書ならぬ強化書を進めたいと思います。
まず、強化書?ってなに??と言うことですが・・・
車の強化・補強についていろいろな説明ができたら
と思います。。。
第1回目としまして、ボディ補強は何故必要なのか?
というところから入っていきたいと思います。
車は走行中 コーナリングやレーンチェンジ・加速・減速・段差乗り上げ時などに
より、ボディには『ひずみ』や『ヨジレ』が起きます。
このボディの『ひずみ』や『ヨジレ』により、本来持っているサスペンションの性能が発揮せず、走行中の直進安定性が低下し、
フラツキ感がでたり、コーナーリング時の安定感が低下・段差を乗り上げた際の
キシミ音等が発生したりします。
この『ひずみ』や『ヨジレ』は、走行中だけではなく、停止している際も、ボディに入力されています。
自動車は基本的に、タイヤが4輪ついているものですが、
地面についているものは基本的にタイヤのみで、
ボデイといわれている物は、常に地面から離れており、
自動車の重量は、約1トン~2トン位になると思いますが、
タイヤ→ショックアブソーバー→ショックアブソーバーの付け根(ストラットタワー部)
となりこのストラットタワー部4箇所で、停止時もストラットタワー部に常にボディの重さを支えるために入力として入ってきております。
また、走り出せば、サスペンションは、凹凸に対し上下運動しております。
このような入力により、『ひずみ』や『ヨジレ』が発生します。
『ひずみ』や『ヨジレ』により金属は金属疲労(金属材料が力を繰り返し長期間にわたって受けていくうちに、その固体に亀裂が生じたり、強度が落ちたりする現象)と言う形で少しずつですが、ストレスが入りボディ本来の剛性や強度が落ちていきます。
走行中の違和感は、ボディの剛性だけではなく、ショックアブソーバーや
サスペンションブッシュの性能低下による場合もあり一概にボディ剛性の低下によるものだけではありませんが、実際は、ボディの剛性が月日や走行距離が増えるにつれ、低下していく事は間違いありません。
近代の自動車は、自動車メーカーでも、ボディの剛性を高める為に、ストラットタワーバー等の補強パーツを標準で装着されている車輌も多くなりました。
実際に近代のスポーツカーのノーマル車に乗ると驚くほど、ボディの剛性が高く、
ビックリされるユーザー様もいらっしゃるのではないかと思います。
また、スポーツ走行・サーへキット走行される方には、
常に十分なトラクションを得るためには4輪をしかっり路面に設置させる必要があり、
『ひずみ』や『ヨジレ』が起きることにより、
車本来のパワーを発揮することができず、サスペンション本来の性能を発揮されません。
レーシングカーやチューニングカーといった速さとパワーを追求する車では
ロールバーやボディ本体へのスポット溶接などで、
ボディの強度や剛性を高めていきます。
"ボディ剛性を高めると、乗り心地が悪くなりませんか?"というご質問も多く頂きますが、この辺もトータルバランスが重要となり、難しい部分ではあります。
また、乗り心地という物は、人の感覚的なものであり、実際は人それぞれ感覚が違うことも事実です。
例としてモータースポーツの話になってしまいますが、
ラリーカーなどには、スポット増しというボディ剛性を高める為に、各パネルの接合部にスポット溶接と言う方法で、自動車メーカーは各パネルを付け合せ、モノコックボディを作り上げています。
この純正のスポット溶接の数を更に多く溶接箇所を増やしボディの剛性を高める手法があり、ラリージャパン等で走行している車輌は殆どといって良いほど、この手法
を取り入れており、また、乗車定員を保護する為にジャングルジムのようなロールバーを取り付けております。このロールバーも車室内に、パイプフレームとしてボディの剛性を高めるパーツでもあります。

スポット増しやロールバーを施工した車輌のボディ剛性は、
通常の車輌から比べて、飛躍的にボディ剛性が高くなっております。
さて、このラリーカーの、乗り心地を通常考えたら、物凄く乗り心地が悪いようなイメージがあるのではないかと思われがちですが、
決してそんな事はありません。
とてもしなやかで、良くサスペンションが上下しストロークをしてとても乗り心地がいいです。
このような体験を、ラリーカーの同乗走行をされている方は実感されているのではないかと思いますが、実際には、ボディが硬く強化されても、サスペンションのセット次第では、とてもしなやかになります。そうでないと、あの悪路を走るのに、硬ければ、常に飛び跳ね、タイヤが地面についておらず、トラクションがかかりませんよね。
要するに、ボディの剛性が上がりすぎて,乗り心地が悪化すると言うよりも、トータルバランスで、サスペンションのセットアップ次第では、更に乗り心地が悪化せず、逆にサスペンション性能を発揮させ、シャープな車輌になるわけです。
現代のサスペンション(ショックアブソーバーやスプリング)は一昔に比べ、
性能が凄く良くなり、減衰力調整がついたタイプや、バネにプリロードをかけずに、
車高が調整できる等の素晴らしい物が、アフターパーツとして流通しております。
このような高性能なサスペンションを有効に活かし、更にボディ剛性を高める事によりより、1ランク上の性能を確保できます。
いくら良いサスペンションキットを購入しても、ボディの『ひずみ』や『ヨジレ』がおきてしまっては、その高性能が活かしきれません。
だからといって、ロールバーやボディ本体へのスポット溶接等の加工は居住空間を犠牲になるなど、良いことばかりではりません。
あくまで、ラリーカーはモータースポーツの世界なので、莫大な費用もかかる事は事実なので、ストリート派ユーザー様には費用に見合ったボディ補強を効率良くして頂けたらと思います。
そんな日常的に車を使うストリート派ユーザーでも手軽に剛性を上げられるパーツ、
「ポン付け補強パーツ」と呼ばれるストラットタワーバーやロワアームバー・フレームブレース・フロアサブフレームというようなボディ補強パーツがあります。
このような補強パーツを装着されたミニバンユーザー様より、
”ボディ補強した後、今まで、セカンドシートやサードシートに乗られていた、
奥様や、お子様が今までは、車酔いをしていたそうなのですが、
車酔いが、軽減された”や、
”直進安定性が向上し、長距離ドライブが楽になった”
等のうれしいコメントを多数頂いていたりもします。
自分はスポーツカーではないからとか、スポーツ走行はしないからではなく、
長くいい状態で乗りつづけたいという車の為にも、
直進安定性や長距離ドライブを楽しむ運転手様の為にも、
また、快適に乗車していたい他乗車されている方の為にも、
有効なことではないかと考えて頂ければと思います。
オクヤマでは各車種に合わせ、ボディの弱い部分である急所を補うよう製品設計されており、
このような補強パーツで、新しい車は良い状態を維持させる為、また、月日がたってしまった車輌や、走行距離が多くなり、くたびれてしまったボディな車輌にはリフレッシュの意味で装着されてはいかがでしょうか。
第2回目は、ボディ補強のスタンダードアイテム 「ストラットタワーバー」を紹介していきたいと思います。
お楽しみに!!
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