
お盆休み最終日ですが、学生はまだ夏休み。
7割程度来てますね。 来てる世代はホットロード知らない世代ばかり。 自分も知らないけど。
見たいというので中学生になった親戚の女の子を連れて行った。
上映中にスマホ見るバカ女3人いたので、後ろから椅子を蹴飛ばしてやった。
普段でもこういう客はいない。
この映画を見たのも、能年玲奈は大丈夫かな?というのを確認しに行ったようなものです。
結果として大丈夫ですよ。
率直な感想を言いますと、主題歌以外は、出演された役者に支えられた作品で、演技は良かったです。
劇場版パトレイバーのカーシャ役の太田莉菜も出てきたのはすぐに判った。
予告編や、メイキング番組等で頻繁に尾崎豊が流れてますが、作品中でも尾崎は出て来ません。
監督が自分とほぼ同じ世代ですので、尾崎豊を使いたがるのは分かりますが、もうすでに様々なところで使い倒しているので、尾崎豊に頼らないで、今いるミュージシャンの曲を使った方が良かったですね。
尾崎豊イコールで記号化されているのか、思考回路がそこで止まっているのはどうかと思いますね。
尾崎豊は毎年のようにベスト盤などがリリースされてますから、今さら食いつくことはないです。
こういうのは、世間が忘れた時に使うのが一番効果がある。 リアル尾崎豊世代としては使いすぎです。 この作品に絡んで商売っ気丸出しなのが嫌ですね。 また出すのかベスト盤。
予告編やメイキングは見たら忘れた方がいいです。 その方が素直に作品の世界に入れます。予告編の尾崎豊のイメージが強く付き過ぎてるのですよ。
そういうイメージは作品中に感じられない。
基本は別冊マーガレットに連載された少女漫画ですから、少女マンガの世界だと。
だからアクションシーンは思ったほど出て来ない。
時代背景は1985年以前を設定しているのだと感じられるが、はっきりとした年代の設定の説明はない。 出て来る車両や小道具が時代に合っていないことで、突っ込みたくなる。 せっかく、豚ケツローレルではなく、4ドアのローレルや、半リトラのホンダのバラードセダンなんて珍しい車まで登場させてるのに、平成の車が出てきたらおかしいだろうが。 詰めが甘くてう~ん。
作品自体は問題ないのです。 役者の演技も不満はない。 30年前の作品を今の10代、20代に理解させるには、年代をはっきりさせて、時系列的に時間の流れを説明する方が、登場する車両が古いモデルでも理解されるのです。 そういう説明がこの映画には欠けてますね。 登場するバイクや車をもっと見せた方がと思いますが‥。 公衆電話を使うシーンがあるが、10円を使ったのか、テレカを使ったのか?些細なことですが、こういう描写とかがない。
主役も脇役もすばらしいのに、惜しい!と感じさせる作品です。 この映画の売りは何だ?となると、バイクなのか?俳優なのか? せっかくバイクが出て来ているのにちゃんと見られないし、出て来る自動車に平成車が紛れている。 挿入歌は存在しないが、主題歌はさんざん聞いた尾崎豊でまたか‥となるわけで、映画評価が3点前後で推移しているのはかなり厳しいですね。
同じ80年代を扱った、吉田修一作 「横山世之介」は小道具、車両共々こだわってましたね。 評点4.2というのも納得なのです。
「その1」 「その2」でブログでも書いた。 予告編だけでも十分イケてるのです。
心温まるいい作品です。 予告編でも登場する朝倉あきさんは、芸能界から距離を置いたのか、東宝芸能契約満了でお辞めになられました。色々思うところあるのでしょう。
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2014/08/18 01:18:45