古い三菱の扇風機をメンテナンス

この間から台所で活躍中の扇風機を発火防止？の為にメンテしてみました。


世間では古い扇風機の使用を中止しろと言われていますが、実際は結構現役で使われていたりする物です。　　昔の扇風機は構造が単純だし、各部が頑丈なので滅多に壊れませんからね(^_^;
特に農家なんかは作業場で使う事が多い為、最近の新しい扇風機だと軽すぎて転倒してしまう事もあるし、新品を作業場に置く事はあまり無いんですよね。

現に家では鉄の羽の扇風機をこの間まで使っていました。
壊れた訳では無いのですが、背が低いので背の伸びるタイプに変更しただけです。

そして、今日メンテしたのは家では丁度中くらいに新しい扇風機になります。
これ以降はボディが樹脂製になってモーターカバーも樹脂製になってしまいます。
今日修理したのは、ボディがアルミダイカスト製です。　結構重いです。
モーターカバーも鉄。　操作部は樹脂。

メンテの内容は、各部清掃・モーター軸受けオイルアップ・首振り部グリス入れ替え・コンデンサー容量測定・2速が接触不良だったので修理。

この扇風機、今年出して来て電源を入れても回らなかったり、去年は電源入ってるのに回転が止まってしまったりしていたので要メンテでした。

まず、各部の埃をエアーで飛ばして、ギアボックスのグリスを取り除きパーツクリーナーで洗浄。
新しいグリスを入れて完了。

軸受けのオイルは、深海鮫オイルを入れてみました。　オイル溜にもたっぷり入れておいたので当分は持つでしょう。　回転はメンテ前より軽くなりました。

次に、2速の修理。　スイッチの所で接点を押している樹脂の足が無くなっていたので、インシュロックの頭を差し込んで解決。

最後にコンデンサーの容量を本体から取り外してチェック。
表記4μFで計測値が4.7μFだったので大丈夫でした。　楕円型のコンデンサーでした。
ただ、コンデンサーに配線されていた線が劣化？ハンダの銅食現象のようでしたが…　していたので、新しい線に交換しました。　
すると、モーターの立ち上がりも回転も上がったのでちょっと危なかったですね(^_^;

以上で完了です。



今日の画像は、メンテ完了後の三菱の扇風機です。
家の扇風機の現役機は全て三菱電機製だったりします。　掃除機も三菱電機製です。
というか、殆ど三菱でそろえています。
LED電球も、シャープから三菱オスラムに変えました。