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2024年06月18日 イイね!

オーディオ電源用 VA(VVF)の選定

オーディオ電源用 VA(VVF)の選定昨年にオーディオとは別件でVA線を使う事があり,とりあえずは今まで通り富士電線のVA線を使用していたのですが,手持ちの富士電線の在庫が切れたのでホームセンタで購入するべくCAINZへ出向くと,HS&TブランドのVA線が有ったのと,一度日立系(住友系)のVA線の音を聞いてみたかったと言う事もあり,案外安かったので2×1.6mm 100M 1巻を購入しました。

そのHSTのVA線の音が富士電線より遥かに良かったので,これは面白いと言う事で手に入る各メーカをテストしてみる事としました。

テスト環境としては,VA線を延長コードとして制作。
キャップは Panasonic WH4015B で,コンセントは WTF15024WK の枠を外して使用。
試聴機材は,CDP Victor XV-EXA10・D/A VOSS PM-D500・AMP Victor AX-V8000・SP Victor S-3000Monitor の組み合わで,テスト用延長コードを介すのは CDPに使用の Victor XV-EXA10 としました。
(当初は前回ブログの仕様で,AMP AX-V1 と SP SX-100 の組み合わせでした)
試聴ディスクは,Kiroroのうた1 としました。


今回テストしたVA線はいずれも2×1.6mm で,メーカは 住電HSTケーブル / 弥栄電線 / 太陽ケーブルテック(旧テイコク) / SWCC (旧昭和電線) / 愛知電線 となります。 尚,住電HSTケーブル のみ,エコケーブルもテストしています。
線の向きは,刻印の文末が2次側(機器側)になるように揃えています。



それでは試聴テストの結果を発表します。

・太陽ケーブルテック(旧テイコク) 2023年製 LFV (KYOWAロゴ有)
第一印象で音が太い。 中域がかなり太く,他社に比べてもかなり独特な音で,低域も他社より太く出ていて,落ち着いた印象の音なので,うるさくなる事は全くありません。 全体で中低域にシフトしたような印象。
高域が無いかと言えば,バランス的には悪くはないので気持ちよく聴けてしまいます。  ただ,高域の広がりや伸びは無いので,情報量や音場は決して広くない。
ソースによってはこの線がハマる事もありそうです。

・弥栄電線 2023年製 LFV-R
第一印象で綺羅びやかでハイより。 聴き込むと,明らかに低域不足である事が分かり,ボーカルの中域と高域の間に谷のような帯域が有る。 この事から,一見は情報量多く,音場良く,抜けの良い良い音に聞こえるが,高域に少しビビりが出たり低域の圧倒的不足からオーディオ向きとは言い難い。

・住電HSTケーブル 2023年製 LFV (ノーマル)
第一印象は高域の抜けが良く,エネルギッシュ。 ボーカルの力強さ(押出し感)はこの線が一番であった。 弥栄電線のようにハイ上がりでは無く,中域も出ているが,音場は弥栄電線の方が出ていた。
高域は悪くはないが,ピークのようなザラつきが出るので,もう少し素直に鳴って欲しい。 低域はテイコクの方が豊かで,解像度も高くは無い。

・住電HSTケーブル 2018年製 エコグリーン (SEIWC ロゴ有)
第一印象はおとなしい音。 同社のノーマルに比べ,高域が中域にシフトする印象で,低域もノーマルより出ているが,ノーマルに有った力強さは失われている。 それに伴ってか,ノーマルより音場も狭くなるので,今回テストした中では最も特徴が無い。  SX-100で聴いた際には,この線のみ帯域によって妙なピークが出やすかった。 特にコーラスはビビリや被りで最悪であった。
被覆が硬く,叩いても鳴きやすいので,ダンプ効果が無い影響の可能性は有る。

・SWCC (旧昭和電線) 2022年製 LFV (FURUKAWA と KYOWA ロゴ有)
第一印象は明るく音場の広い良い音。 高域の抜け感はここまでで一番良く,住電HSTケーブルの高域を改善したような音で,中域は前者に比べしっかり厚みを持っている。 高域の抜けが良いので,音場は広く感じる。
ただ,低域はテイコクに比べて随分弱く,全体で高域にシフトしているような印象も受ける。  コーラス等が入るシーンではザラつきが少し目立つ。

・愛知電線 2024年製 LFV
第一印象で段違いな次元の音。 何が違うのかと思う程に良く,比較が難しい。
高域のザラつきが唯一出ないのに,抜けはダントツで良くストレス無く伸びる。
この手合の傾向では低域が出ないのが常であるが,この線はかなり低い帯域まで再現しているので,システムによっては低域が引っ込んで聞こえるソースがあるかもしれない。  ワイドレンジで情報量は段違いで多い。 低域のドラムの解像度がこれ程に良くなるのは珍しい。
過去にも色々な線を試しているが,これ程までに「差」が出る線はかなり珍しい。
一見して線の何が違うのか分からないが,被覆が少し違うように思える。 被覆の刻印が最も薄く,非常に読み取り辛いのが欠点な位で,近くのホームセンタで最も低価格で販売されているので,C/Pは相当なものである。
Amazonにメーカ公式ストアが有り,一定量切り売りが有るのも良心的。




結果から,愛知電線を全体で使用する事に決定しました。
意外であったのは,オーディオ界隈で有名な昭和電線が愛知電線に全く及ばなかった点で,富士電線とHSTと昭和電線の比較レビューは当家でも同じような印象を受けました。
又,ポリエチレン系被覆のエコケーブルが思いの外悪い結果となった事も,塩ビ系はダメと言う先入観を覆すような結果でした。 エコ系は触っていても線の鳴きが多く感じ,共振の影響が多い可能性があります。

試験的に,愛知電線のVAをSPケーブルとして使用してみましたが,こちらは電源で得たような結果とはならず,SPケーブルはベルデンの錫メッキを撚り合わせたVictorケーブルが最も良い結果に変わりはありませんでした。
SPケーブルは,日立のIV 3.5 でもVictorのピッチで撚るとVictorのベルデンケーブルと似た音になる事を確認しています。 (ベルデン純正と撚り方向が反対でゆるゆる)

以上,久し振りの電源ケーブル選定でした。
Posted at 2024/06/19 00:53:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | オーディオ | 趣味
2024年03月13日 イイね!

最近のオーディオ

最近のオーディオかなり久ぶりのブログ更新となるので,書き方自体を思い出しながらとなります。
本来は,石油ファンヒーターを2台購入したレビュー的な記事を予定しており,写真も纏めるところまでしてあるのですが,なかなか気が乗らずに年末から放置している状況です。

そんな中,今回はオーディオネタと言う事で,こちらは昔はしょっちゅう書いていたネタなのですが,一時期から全く触れてもいませんでした。
本業に注力していたと言うのもあったのですが,生録からのマスタリングのマネごとをしているうちに国内のCD媒体の音を聴くこと自体が嫌になり,海外版(主に米国)などを漁っていたのですが,最近の録音はまぁ似たり寄ったりで全く面白くない。 クラシック等ならまだ救いはあるのでしょうが,日常聴くジャンルではないので,それは別と考えます。
そんな中,音楽を聴くならYouTubeで流れているMV以外のスタジオライブ系や,ライヴ配信物は気持ちよく聴ける事に気付き,YouTubeのデスクトップオーディオで満足している状況です。
これも,日本のMV系は最悪で,なんでこんな音作りにしてしまうのかと悲しく思ってしまいます。  曲やボーカルが良くとも,録音とマスタリングでボロボロにされている感が凄く,仕方なくライヴ物を再生しています。
国内物でもなぜかライヴとなると割と自然な音作りになっている事が多く,まぁまぁ聴ける物が多い印象です。
ハイレゾならそんな事は無いのではないかと,一時期はハイレゾ音源を購入して試した事もあったのですが,結果は宇宙を漂うようなフワフワした音源か,ドンドンサラサラと,ドンシャリが駄目ならエコーをかけてサラサラさせておけばいいと言った音源が殆どで,これも全く聴く気にならずやめました。
全体的に,エネルギ感や中域はどこに行った。 ボーカルはどこ? 音楽とは? と言った内容のソースばかりなのは本当に残念です。
決して楽曲が悪い訳では無いのです。

その辺りの不満と不信を解決してくれるような動画をYouTubeで見つけ,納得しましたので,参考までに貼っておきます。



YouTubeでは各国色々な音楽を聴き,その考え方の違いや音楽性の違い等を確認する事が出来た事は大きな成果であると思います。
米国のソースは,ウィー・アー・ザ・ワールド はさすがの録音と思いますが,最近のオーディションで優勝者や,超有名アーティストの録音はイマイチと言ったところで,日本ほど酷くはないレベルに思えます。
そんな中,中国の大手衛星局で放送されている音楽番組がYouTubeの公式chとして多くアップされているのを発見し,視聴してみると画質はすこぶる良いし,音もビックリするくらい良いのです。
先入観から,音に興味などないと思っていた国だけに,これは驚きでした。
個人レベルでも声質も歌も上手い人が多い事が分かり,子供の歌オーディション番組が人気になりすぎて中止になったという事態。 この,子供だけの歌のオーディション番組が非常にクオリティが高く,日本でも出来ないものかと思ったものです。 (その時の国内はカラオケ自動採点番組絶世期)
近年は国内でも審査員を入れ,一般投票も受け付けるようなオーディション番組が出てきましたが,まだまだレベルが低すぎると感じます。 (カラオケ感が抜けない)


前置きが長くなりすぎたので,この辺で本題に入ろうと思います。
先でも少し触れましたが,近年はオーディオに全く触れていなかった訳ではなく,むしろ大きな進歩があったと言っても過言では有りません。
それは,ライヴ音源を生録できる環境に恵まれた為,当時安くなっていたポータブルのPCMレコーダ(TASCAM DR-60D)を購入し,手持ちの AKG C4000 とでライヴ(PA)の生録を毎週のように行っていました。
たまにイベントで中学校の吹奏楽を録音できる機会もあり,オーディオのソースは完全にこちらにシフトしていました。

生録の場合,現地で聴いているので,帰宅後も同じ音が出れば良いと言う分かりやすい指標がある事と,SPは Victor S-3000 Monitor ですので,システムは問題ないと言う前提でセッティングを進める事が出来ました。
勿論,マトモな業務用マイクで録音しているので,録音した状態そのままで再生すると全く面白くない,籠もったナローな音が出ます。(業務用のマイクの殆どは後処理が出来るように特性がフラットに近い為)
そこで,何に出力するかによりますが,マスタリング作業が必要になります。
当時はYouTubeにアップすることが許可されていましたので,それに向けてと,ついでにハイレゾ音源も制作していました。

元データは24bit 48kHz or 96kHzで収録し,PC(AMD)で再生→光出力→VOSS PS-DM500→VOSSのイコライザ→Victor SEA-7070→Victor P-L10→Victorのミキサー→Victor AX-V8000→Victor S-3000Monitor (ミキサー出力から DR-60Dでマスター録音)と言う組み合わせが最後で有りました。
この際,決まっていたのはD/Aコンバータとして使用してるVOSS PS-DM500とSEA-7070とメインミキサーにメインSPである S-3000Monitorでした。
このシステムで色々試行錯誤した結果,イコライザ1段目にVOSS PS-G152Bを入れ,イコライザとミキサーの間にプリとしたVictor P-L10を入れる事で,音のバランスを取る事が出来ました。
次に困ったのが,ラインケーブルで,グライコを少し触っても音に変化が出ない事が多く,原因はラインケーブルであろうと,これは定番のベルデン・CANARE系やEXTONも試しましたが,結果は三菱電線の同軸ケーブル 5Cとなりました。
コネクタは,定番のNEUTRIKが良く,これでグライコを爪で少し触っただけでも音に変化を感じる事が出来る様になりました。
この時に分かった事は,ケーブルによってはグライコを触っても音に変化がほぼ起きないと言う事。 そのようなケーブルでは音楽を再生しても正確に応答しているとは到底思えません。
SPケーブルはラインケーブルほど気を使う必要はなさそうで,昔Victorが出していたベルデンの特殊ピッチで捻った物(SC-2003)を使用しました。
アンプは,最初はVOSS PA-A300をBTLで2台使用していたのですが,途中からはAX-V8000に入れ替え,より繊細なマスタリングが可能となりました。

SPのセッティングは,Victorスタジオでのインタビューでコンクリートブロックの詰み方の話が少し出ていた事と,その方のスタジオの隅に写っていたメインSPのコンクリートブロックの詰み方を真似た物を使用。 これが超絶妙で,少し組み替えると全く駄目。 視聴ポイントと高さが若干ずれるので,TAOCのインシュレータを後ろに一個入れ,前傾姿勢としていました。
向きは,紐で正三角形を作って向きもそれに合わせてセッティングしていたハズです。 最後にピンクノイズを流し,中央を微調整して完了としていました。

マスタリング

その後,どうしても付きまとう変な共振音を探るべく,手持ちのJBL製 Bluetoothスピーカから音を出し,部屋のあちこち持ち歩く事でその原因が面白い程に明らかになりました。
高域が全く出ず,モゴモゴした音は,SPのサイドに出来ていた壁との三角の隙間が原因であり,高域のキツさは部屋のメタルラックと地図のポスターや金属系の響く物が原因でした。 
撤去すれば良い物は撤去し,空間的に籠もる箇所は吸音系の布団や座布団等で工夫。  よく言われる部屋の上四隅が問題無かったのは,土壁のお陰でしょう。
床は畳なので,この問題も有りませんでした。
蛍光灯器具のカバーが変な共振音を出していた事も有りました。
鳴らしていないSPは,その箱が低域を大きく吸収する性質があるので,絶対にメインSPの近くにSPを置かないようにします。
視聴ポイントの近くに鳴らしていないSPが有るのもかなり悪いです。

上記セッティングが完了した状態で生録をマスタリングし,再生すると現地で聴いているのと間違うかのように鳴ります。 (現地を知っていて,オーディオやっていない人にも聴いてもらいましたが,かなり驚いていました)
まるでその空間を切り取って持ってきたかのようなのです。

さて,その状態で録音し,他の機器で同じ音で鳴るかを確認とします。
これで全く鳴らないようであれば,システムに変なクセが付いている事になります。
まずは,当時のiPhone 5sと純正イヤホンで視聴。 これは世間的にもノーマルな位置づけで評価の高いものです。
続いて,手持ちのJBL製と他人のBOSE製 Bluetoothスピーカを環境を変えてテスト。 それ以外でも,カーステなど確認できる時は色々確認しましたが,音の細かさなどの違いは勿論あるものの,元々癖の強い機器(低域がブーストされている等)以外では全て思い通りの音で再生された事には驚きました。
中でも一番驚いたのは,BOSEの定番BluetoothSPであるBOSE SoundLink Miniがほぼ思い通りの音で鳴った事でした。 
このSPは低域が籠もったようなイメージがあり,全く好きではなかったのですが,自身の録音を流すととんでもなく忠実に再生されるのです。 悪かったのはソースの方でした。

生録の方も現場でのルールが変更になり,YouTube等へのアップが禁止(撮影はOK)となったもあり,良い機会と全てやめてしまった為,このシステム構築も意味をなさなくなった為,ミキサー等を片付け,一応CDやPCの音源は再生できるレベルを残した状態が長く続きました。
理由は前置きの通りです。
このシステムは,生録や本当に良いライヴ音源は見事に鳴りますが,一般のCD(POP)は全くと言って良い程に鳴りません。 粗ばかり目立ち,聴く気にならないのです。
良い例では,YouTubeの音質は近年目まぐるしく良くなり,ヘッドホンやウッドコーンで聴いてもその圧縮ノイズはまず聞こえません。 気持ちよく聴くことが出来ます。
しかし,S-3000Monitorで再生するととんでもなくシュワシュワと圧縮ノイズが聞こえるのです。 勿論レンジの狭さもモロに出ます。
ですから,コンプレッサやリミッタで異常に圧縮されたCD音源は聞くに耐えない事態になるのです。

そんな事もあり,S-3000Monitorは一旦下ろし,代わりに信用はしているものの全く鳴らなかったVictor SX-100を置きました。
同軸好きとしては,マルチウェイよりシングルが落ち着くのです。
すると,前述したセッティングの大幅な見直しが効いたのか,今まで考えられない程に低域が出るのです。

少し話は前後しますが,実は部屋の仕様を大幅に見直したのはこのSPのせいなのです。
アルミコーンにアルニコマグネットでシングルと言う組み合わで,カスケードバスレフと言う点はS-3000Monitorに共通する点があるのです。
とにかくユニットがエネルギーを持っているので,あらゆる物を共振させます。
カスケードバスレフの特性なのか,低域は出ていてもほぼ部屋に吸われます。
低域が無くなると,トゥイーターかと思う程に高域のみになり,それもキンキンととても試聴に耐えません。
ただ,ヘッドホンのように間近で聴くとしっかり鳴っているのです。
この事からSPは悪くない,そもそもVictorはこれを使って SX-G1Limitedを作っていますから素質は良いハズですし,当時のメーカ試聴記事にもボーカルは素晴らしいとあります。
この事から,SX-100は信頼していました。 S-3000Monitorも鳴るまで相当苦労しましたが,SX-100はそれより遥かに上を行きます。 超ジャジャ馬です。

SX-100を鳴らすに辺り,アンプも違う物を当てようと色々試しますが,なかなか相性が合わないのです。
最終,AX-V1がとんでもなく良い結果となります。
電源には,Victor AA-NF15を全てに使用。

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D/Aコンバータは前述の通りPM-D500を使用します。

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CDPも色々試したのですが,XL-V1Aのみが音の厚みの点で郡を抜いて良いのでこれを選択。
ただ,ピックアップが弱いので最近は外周を読まない問題がある為,サブとしてXV-EXA10を採用。
サブにも色々検討したのですが,なぜかEXA10の読み取りが優秀なのです。(常に高速回転なのでうるさいのが玉に瑕)

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最近では,基幹の電源VVFを日立住電製に引き換え,コンセント & プラグを東芝製から23年度製造のPanasonic製に交換しています。 (最近のPanasonic製は非常に良くなっている)
VVFに関してはエコ電線がPP被覆の為にオーディオでは人気ですが,聴き比べた結果はエコ電線は高域が伸びるような癖が見られたので,標準品を採用。
VVFのメーカでは,オーディオ界では昭和電線と日立住電が人気のようです。
マイナー電線メーカも最近は統合が多く,色々試している最中ですのでここは割愛します。  結構メーカによる差が大きいですが,富士と日立住電なら,圧倒的に日立住電でした。  変な癖が少ないです。


いずれにしても,オーディオはまず部屋とSPのセッティングを見直し,ソースを信頼のおける物にすることが近道と思われます。
Bluetoothスピーカの良い物(BOSE等)は下手なシステム組むより絶対バランスが良いです。
iPhoneも昔は音の標準として扱われましたが,最近のAirPods Proと聴くと,全く変わってしまったようで残念です。 昔の有線式は和紙振動板であった事からも,相当しっかりチューニングさていたのでしょう。

最後に,中国製造の高音質CDはビックリする程に良い録音です。
日本の昔の音とも違い,中域とボーカルが前面に立ち,それでいて音場と言うより,音像が凄い事になっています。
弦楽器の音が秀逸で,なにより音楽を奏でている事が良く分かります。
中国語が苦手な方は,テレサ・テンの日本語版も少し出ていますので,そちらをお勧めします。
YouTubeでも,C-POPは音の良い物が非常に多いです。 日本の楽曲のカバーも多いので,聴きやすいです。
日本の歌手も向こうで録音してもらえば良いのにと本気で思います。
日本の楽曲は非常に良い物が多いのに本当に勿体ない。





Posted at 2024/03/14 02:49:28 | コメント(2) | オーディオ | 趣味
2016年07月09日 イイね!

吹奏楽部の演奏収録依頼より

吹奏楽部の演奏収録依頼より前日(07 月 08 日)の夜,急遽吹奏楽演奏の収録依頼が入り,09:30 AM 入との事で直ぐに機材の準備に入りました。

久しぶりに使うケーブル類もあったので,まずは全ての清掃とチェックを開始。
一部ケーブルに異常が見つかった為,修理をしてから持っていくマイク10数本をチェック。
最後にミキサーの全チェックと,各マイクスタンドの整備をしてほぼ準備完了となったのが,06:00 AM。
この時間からだと寝たら起きられないので,待機時間としていたら,現地で警報が発令された為に入が 02:00 PM に変更との連絡が入り,それだけ時間があるならば予備のDATも用意できる。

DAT自体は数回収録で使っているので動くハズですが,最近出番が無かったので不安要素があり,少しのメンテナンス後に時間が許す限りの走行テストと録音テストを繰り返し異常が出ない事を確認。 機種は Victor XD-Z909 で,このブログでも時たまに登場しています。
昔は,SONY の業務用機使っていたのですが,あまりの音に全て売却。

ミキサーは色々悩んだ結果,可搬性と音の両立が一番取れている VOSS のものを選択。
このミキサーは小さいのにPhantom電源が出せるので,コンデンサ マイクを使うときは重宝するのです。
後は,現地で音を確認してマイク配置を考えるだけとなった頃にちょうど予定の時間になりました。


現地着時にはまだ練習中だったので,しばらく待機してから校舎内の音楽室に入り機材セッティングを開始したのですが,初めての現場なので音が分からない上に,セッティング時間が思ったより取れない事に少々困惑しながらも,ワンポイント録りを基本とした構成の中で弱そうな所にマイクを配置。
今回は,管楽器の低域パートエリアに SONY C-350 を,打楽器の高域エリアの高め位置に Victor MU-510 を配置して,左右の不足感を補いました。
音楽室自体が思ったより広く無かったので,反響による倍音効果は期待できませんでしたので,センターの AKG C4000B は無指向性のまま狭い目のセッティングに変更。

MU-510C-350C4000B


ドラム周辺にもう 1 本ダイナミック マイクを入れる予定だったのですが,部屋の狭さと MU-510 が予定よりもアタック音を良く拾ってくれたので最終的に計 4ch での収録としました。
今回の収録で良かったのは,収録中にエアコンをオフにしてくれた事で,これだけでも後処理が大きく変わってきます。
合計 3 曲を別々に収録し,ほぼ一発録りで終了となりました。 希望としては,TAKE 2 も欲しかったのですが,ここは時間の都合で無しに。

機材トラブルも無く,無事に収録を終えられた事は本当に良かったですし,マイク セッティングの時間も相当短縮出来ました。


帰宅後に生状態の音をチェックし,後日マスタリング作業に移りましたが,欲しい音は全部録ったと言う自信が間違いでは無かったと言う事がここで証明されます。
結果は,ドラム のレベルが少し高かったのでそこを抑えつつ,周りとの調和を取りながら音楽室の狭さを意識させないよう(スタジオ録音風)に仕上げてみました。
ワンポイントでも録れなくはない感じでしたが,やはり 4ch ミックスしてあげると雰囲気を作りやすいのがいいですね。


この日の収録分を,依頼主の許可を得て[SoundCloud]にて公開させてもらいましたので,リンクを貼っておきます。 (SoundCloud をクリック)

https://soundcloud.com/user-126695048/20160709-ver1

完全リマスタリング 追加Ver.  [SoundCloud
https://soundcloud.com/user-126695048/20160709-ver3


最後に…
演奏は,練習期間が短かった事などを考慮すると,吹奏楽としては少人数でもその良さは出ていたように思います。
全体的に真面目な演奏なので,今後慣れてきた際にもっとノリの良さを出せれば楽しく元気な演奏になると期待しています。


この日の画像は,当日使用したミキサーです。
Posted at 2016/07/14 20:09:08 | コメント(0) | オーディオ | 日記
2015年03月20日 イイね!

柱上 トランス の老朽化による交換 ~ オーディオ に与えた影響

柱上 トランス の老朽化による交換 ~ オーディオ に与えた影響先日,きんでん の方が家に尋ねて来られ,「電柱の機器を交換するのでしばらく(40 分程)停電します」 との事。
機器? 「トランス ですか?」 と問うと,「そうです」 との事でこ,れは願ってもない チャンス!


さて,ここから本題です。
柱上 トランス と言えば,オーディオ に関して命とも言える変圧器。 これを自宅の敷地内に電柱を建ててまで自宅専用にする,[マイ 柱上 トランス] と言うのも有る程に重要な物なのですが,ここは個人ではどうにもできません。
大容量に変えたくても,簡単には行かないですし,メーカ や種類なんて選べません。 電力 メータ や 引き込み線 と同じですね。

しかし,田舎だと隣近所が遠かったりなどの理由で自然と [マイ 柱上 トランス] 状態になっている事が結構あるのです。
周りに家の無い農業用 ハウス なんかは特にその傾向があって,超贅沢な環境が出来上がっています。 (しかも大型の トランス が付いている事が多い)

家も,以前調べてみたところ偶然 [マイ 柱上 トランス] になっていたのです。
これは恵まれた環境。 10K トランス ですが,他所と共有はしていません。
お隣は 30K トランス を独占… これには負けます。 (そこから 単ニ は家の小屋にも引いています)


その [マイ 柱上 トランス] が老朽化の為に交換になると言うのです。
家の場合,近くの農業用 ハウス に動力を引き込んでいるので,10K 柱上 トランス が一箇所に 2 個付いていますが,この 2 個共交換になったようです。

作業する時間が一回変更になり,13 時 30 分頃に,まず きんでん パトロール の方が来られ,14 時位には作業員の方々も揃っていました。


古い柱上トランスを撤去作業中古い柱上トランス 2個目を降ろします

交換作業を見るついでに,撮影許可を作業責任者の方に取り,空いている パトロール の方に色々とお話を聞きながら見学。


降りてきた古い柱上トランス新しい柱上トランス
古い柱上トランスの仕様新しい柱上トランスの仕様

14 時頃に作業を開始して,14 時 40 分には作業完了し,全員撤収完了と作業予定時間ぴったりでした。 今回の停電は当然ですが,家だけです。

今回の交換物は,柱上 トランス を筆頭に 高圧 カットアウト 用 ヒューズ と,トランス 用の配線と圧着端子 のようでした。

新しい ダイヘン の柱上トランス
準備される新品の ダイヘン 製 10KVA 柱上 トランス

高圧カットアウト
高圧カットアウト 内部の ヒューズ も新品に交換

柱上トランス配線
柱上トランス用配線も新品に交換

電柱に装着する為に吊り上げられる新品の柱上トランス
愛知電機 製柱上 トランス の代わりに装着される ダイヘン 製柱上 トランス

ダイヘン 製柱上トランス装着完了
電柱に取り付けられた新品の ダイヘン 製柱上 トランス



さぁ,これだけ変われば音はどう変わるのか予想も付きません。 勿論,経験もありません。
何せ,6600V 側が変わった訳ですから。

早速,家に帰っていつもの システム の電源を入れ… 今回はまず シアター 音源で チェック。
これは,AKG C4000B と TASCAM DR-60D で録ってきた音源で,24bit/48kHz 音源です。
再生は コンピュータ で行い,AX-V7000 に コアキシャル で送ります。
SP は,最近 マスタリング みたいな事をしていたので,Victor S-3000 です。

一先ず出た音は,シアター の空間表現は以前より遥かに良くなっているものの,何が変わったのか? と聞かれるとちょっと困る感じです。
正直,変化の仕方自体が今までと違っているので,何が変わったのかさえ分からない程自然に変化しているのは分かります。
いわゆる,オーディオ 的に ココ が良くなったとか言う レベル ではないのです。
根本から変わると言う事は,こう言う事なのか… と思い知らされる事になりました。

よく,3 次元的に音が広がり… と言われますが,これはその機器を変えた事による 3 次元的広がりとは明らかに違います。
聴いていて,音が良くなったな。 と分かるのは,どこかに大きな癖が出ていたのでは? とも思わされます。
音が早いとか,多いとか? その次元でもないです。

鳴らなかった CD が鳴るとか,その次元でもないです。
確かに,鳴らなかった ジェントル・ソウツ xrcd24 は鳴るようになりました。 しかし,その鳴るようになったの意味が違うのです。

当たり前のように,もしくは マスタリング していて,この音! と決まった時のような感じと言うのが正しいのかもしれません。 (最近,マスタリング していて感じた事)
かも当たり前のように ストレス なく鳴ると,それは変化と捕らえられないようです。
環境音に音の良いも悪いもないように…

トランス の応答が良くなると,オーディオ はその分 ストレス が無くなるはずです。
究極の オーディオ とは鳴っている事に気付かない音なのかもしれませんね。


まだまだ機器の エージング は要りますが,オーディオ = 電源 は確実です。
試しに,コンピュータ で リッピング していた CD を再度 リッピング し直してみましたが,明らかに前に リッピング した物と音が違います。 ここまで リッピング で差が出たのは初めてかもしれません。

マリーナシティ の Fun×Fam 劇場の音が異常に良い (SP は ClassicPro なのに) のは,真横に 火力発電所 が有るからなのかもしれませんね。
あの音は真似できませんから。



この日の画像は,交換前の柱上変圧器です。
Posted at 2015/03/20 20:31:27 | コメント(1) | トラックバック(0) | オーディオ | 日記
2014年10月12日 イイね!

ビッグホエール の PA システム (SP のみ)

ビッグホエール の PA システム (SP のみ)Fun×Fam が出ると言う事で,わかやま商工まつり が開催されている ビッグホエール に行ってきた訳ですが,ここので面白い物を見つけました。
知ってるよ? って方は飛ばしてください。


Fun×Fam さんは,どこの イベント でも,会場でも専属? ミキサー さんが PA してくれますので,いつも良い音で聴く事ができます。 
場所によっては ハウリング に相当悩まされたり,この間は ハウリング が酷くて アンプ クリップ したようで音無くなったりしましたが…
基本,卓 と ソース 機器は持っていくみたいなのですが,アンプ と SP は現地の物を借りているそうです。
この ミキサー さん,メイン 電源に自作の スライダック 入り コンセント BOX を持っいたり,その後に UPS を入れていたりとちょっと面白い事してます。 (昔の PA さんみたいです。)

8 本の ワイヤレス マイク が狭い舞台を動き回る上に,ステージ 返し モニタ はマイク の高さに有ると言う最悪な条件の ステージ が多いので仕方ないんです。
生歌を徹底しているがゆえの トラブル が各地で起きるので,ここの ミキサー さんは相当大変そうです。
何せ,現地の システム を一部借りてる訳ですからね… SP まで持ち込む訳にも行かず…


と,そんな中で今回はどこの SP かな? と楽しみにしているのですが,今回も最初に確認せずに 1部は聴いていました。 (大体後から確認しに行くので)
正直,大した音ではなかったので格好から CLASSIC PRO か DYNACORD 辺りかな? と思っていたのですが,なんの事ありませんでした。

近くに行って通り過ぎかけてふと エンブレム を観ると… [ ALTEC LANSING ] とあるではないですか!
サイド の取っ手には,[ ALTEC ] と印字され… 
どうもこれ,ビッグホエール の備品なようです。

ALTEC DTS645A-F + ALTEC DTS182A
機種構成は,ALTEC DTS645A-F + ALTEC DTS182A となっていました。


詳しくは以下 URL 先 PDF 参照

http://alteclansingunofficial.nlenet.net/proloudspeakers/duplex/DTS645A-F-Data.pdf

http://alteclansingunofficial.nlenet.net/proloudspeakers/duplex/DTS182F-Data.pdf



ALTEC の同軸 PA システム が聴けるとは思いませんでした。
これ,本来もっと レベル 上げてあげないと ホーン が効いてこないんでしょうね…
アリーナ が近いせいか,ハウリング 防止でなのか少し低めの レベル 設定でした。
それよりも,後から分かったのですが,ミキサー での ハウリング サプレッサ により 14 KHz 以上が制限されていたようで,その音が誤魔化し切れずに変な音になっていたようです。

さすが ALTEC の同軸です。 モニタ SP 並に粗を出してきますね… これでは今どき SP が悪いと思われますよ。 なぜか今は SP で誤魔化せるようですからね…
マンタレイ ホーン が付いた ALTEC の同軸 16 inc なんて… 是非欲しいです…


マンタレイ と言えば,屋根を見上げると…
なんと マンタレイ ホーン がこっち向いています…

ALTEC Mantarayhorn + 817A System
紛れも無く,ALTEC Mantarayhorn + 817A System が円を書いて屋根に吊られているんです。
ボイス・オブ・ザ・シアター が屋根に ズラッ と… しかも,この会場は楕円なのでこの セット が数 セット 吊ってあります。


ALTEC Mantarayhorn + 817A System
これ,記憶が正しければ昇降式で,体育館として使っている時には降りていた気がするんですよね。
小学生低学年の時に見ただけなので,定かではありませんが。


そこで,Fun×Fam の ミキサー さんに 「ここの SP ALTEC なんですね!」 ちょっと話て 「屋根の吊ってるの マンタレイ ですよね!?」 と聞くと,見上げて 「… …」 ,「ここ作った時に オール ALTEC で組んだんよ」 と仰られていました。 
でも,マンタレイ にはあんまり反応してくれなかった…

でも,全て ALTEC 入れたと言う事は,アンプ も ALTEC と言う事になります。
では ミキサー は? ここの音響設備ちょっと侮れない感じです。 設備に知り合い居ないので内部構成が分からない…

この天吊り聴きたかったな… ミク の ライヴ やった時は使ったのかな… ?
ここで音楽系の イベント するってあんまり聴かないから聴く機会ない…


そして,この日 Fun×Fam さんの ミキサー さんが持ってきていた デジ卓 がどうも新品っぽいので,聞いてみるとやっぱり仕入れたそうです。
それも,MIDAS M32 ときました。

MIDAS M32
新しすぎて分からなかったのですが,ちょっと調べてみると MIDAS 社が グローバル 標準を目指した '14.06 発売の最新機種でした。
日本でも,ヤマハ の変わりに入れられると言われている程で… ライヴ 用 ミキサー と言う謳い文句でその定価 100 万円 。  なかなか,仕入れられる値段ではないですね。
でも,ヤマハ ではないのはさすがです!  ヤマハ の卓はもぅいいので。


この日の画像は,ALTEC の SP で,Fun×Fam ミニ ライヴ で使用されたものです。
Posted at 2014/10/15 20:29:17 | コメント(0) | トラックバック(0) | オーディオ | 日記

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