
この日は、父にマウスのインプレを頼まれたのでちょっと新しいマウスを試してみました。
そのマウスは、エレコムのM-SN2DLというマウスです。
特徴は、「ペンの使用感に基づいた形」。 レーザーセンサーの位置を、ペン先と同じ位置に合わせたとの事。
このマウスの使用目的はCADとの事で、CADに使える精度と使い勝手があるかどうかを試して欲しいとの事でした。
このマウス、2.4GHzの無線式レザーマウスなので、細かい動きが出来るかや、コンセプト通りペンの様な感覚で使えるのかが重点になります。
そこで、さっそくレシーバーをUSB・HUBに差して使用しました。
ドライバーレスなので、レシバーを差すだけで使えるようになります。
マウス本体に単4形電池を入れて、マウスを認識しているか確認後、テスト開始。
この時点では富士通のUSBマウスは差したまま。
まずはインターネットをいつも通り見て回ったりして、動きを確認。 非常に滑らかにポインターが動く印象。
しかし、スクロール用ホイールを回していると重くなる事が判明。 少し左に押しつけながら回すと軽快に回ります。 これは初期不良かもしれません。
次に、Illustratorでいつも通りラインを取ってみました。 普段はintuos3を使用している作業なので、ペンに近い動きが出来るか、思った所に動いてくれるか。 をテスト。
この段階では、「ポインター速度」を一番遅く「ポインターの精度を高める」にチェックを入れてあります。
ささっとベジェ曲線を引いている時は、ポインターの動きも滑らかで、好印象。
次に、大ざっぱに引いたベジェ曲線を下絵に合わせて細かく修正していきます。
ここが重要。 これが出来ないと、要望は満たせない事になります。
しかし、ここで少し問題発生。 「カウント数」が1600dpiなのですが、これを変更出来ないので、少し動かすと大きく動いてしまいます。 できれば、カウント数切り替え式のマウスの方が今回の用途に合っているといえます。
と言っても、使えない訳では無いので細かい修正を実際にこのマウスでやってみました。
結果、やはり1600dpiが効いていて微調整がやりにくい…
それでも頑張って少しづつ動かしていると、どうも斜め方向の動きが上下左右の動きに対してカクカクするのです。 むしろ、ある斜め方向に対しては動かない。
これは、大きく動かしている時には全く分からなかった事です。 数ミリ単位でマウスを斜めに動かすと、カーソルが止まったままになり、もう少し動かすと思った所と違う所にカーソルが移動してしまいす。
富士通のM-UAS144ではこういった事は無かったので、このマウスの仕様という事になります。
念のために、富士通のマウスを外したり、レシーバーをHUBでは無く本体に差したりしましたが、大して改善はされませんでした。
ただ、USB・HUBにレシーバーを差していたのは間違いだったようで、シグマのMouseTestでテストしたところレシーバーをPC本体に差す場合とHUBに差す場合とでは数値に倍近くの差が出てしまった。
それでも斜め方向の動きが悪いのは改善されませんでした。 上下方向は良くなりましたが。
(念のため、マウスの下に色々敷いてみましたが、変わらず)
結果、Illustratorで微調整がやりにくいのではちょっとCADには向かないのでは。 と言う事です。
ペンの様な感覚で使えるか。 と言う点は、ペンタタブと比較するとペンのよう、とまではいきませんでしたが、普通のマウスよりは直感的に使えます。
元々、IllustratorやPhotoshopやCADに使えますとは書いていなかったので、用途が違うようです。
普通のマウスとして使う分には、ポインターの飛び等も起きない上、光沢の有る木の机、コピー用紙の上、PROフォトペーパーの上でも反応しましたので問題ないかと。
一日使ってみましたが、デザインも良く、個人的には使いやすいマウスです。
ただ、3ボタンしか無いのは頂けません。 せめて、ホイールに横方向キーを追加してそれをファンクションキーとしてくれていれば、もっと使いやすかったと思います。
この日の画像は、今日テストしたエレコムのSCOPE NODEです。
Victor GC-X3で撮影。
このマウスについては、
愛車紹介→その他その他→フォトギャラリー→ELECOM M-SN2DL (SCOPE NODE) にも画像付きで書いています。
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コンピュータ | 日記
Posted at
2010/10/10 02:47:52