7.1chシステムのSPを全てVictor S-M3にしてテスト

この日は、サラウンド環境を少し見直すべく、全てのSPを同じものにしてみました。


サラウンドの理想は全て同じSPにする事だそうなので、以前にも全てS-M3にした事があったのですが、その時は回りに違うSPも有ったり全てのS-M3の高さも違ったので今回は全て同じ高さにし、しかも全てを壁掛け状態にしてみました。
この状態でサブウーファーも入れています。
配線も全て同じ三菱電線のLANケーブルとしましたので、単線配線になります。


いつも通り、エージングをしてから音場補正をかけて視聴してみました。
マイクの位置はSPに合わせた場合と、座って聞くポジションの2種類をテスト。

まずは座って聞くポジションで測定し、座って聞いてみました。
最初はS.W（サブウーファー）がうるさく感じたのですが、エージングとアンプの電源ON/OFFで改善。
結果的にはかなり自然な音になってきましたが、メインSPがしっかりした物の時に比べると音像がぼやけてしまう感じです。　芯の無い音になってしまった感じで、面白くありません。
ソースが去年の紅白歌合戦である事が原因のような気もしますが、これが鳴らないと基本面白くないので。

次に立って聞くポジション。　SPと同じ高さで音場測定。
視聴も立って行ってみましたが、これは座って聞くよりは良い感じでしたが、あたりまえですね。
ただ、やはり音像のぼやけが気になってしまい面白くない。
同じSPをズラッと並べるのは良くないのではないでしょうか。　　お互いの周波数帯域で干渉が起きているような感じと言いますか…　とにかく、空間表現が良くないのです。

Victorが昔出していたAX-V1000と言うアンプは当時から7.1chor8.1chだったのですが、2ペアSPは全て違う型式のものが用意されていました。(SX-700/SX-100/SX-202/SX-101)(S.WにSX-PW55)
このAMPでは、センターを2つ繋ぐ事ができました。　Victorの7.1chの配置は今と違い、フロント上部とリヤ上部にサラウンドSPを設置すると言う物でした。　　これは4ch時代からの考え方だと思われます。

この事からも、やはりSPの種類は全て違う物にした方が良い結果が得られるのではないかと思います。　フロント上部にサラウンドSPを設置する事は、SONYの9.1chシステムに通じていると思います。
フロント上部からのサラウンド効果はリヤとの繋がりの面でかなり有利になると思われますし、なによりもホールの感じが出しやすいと思われます。　　主にクラッシック向きかもしれませんが…


できれば、Victorの7.1chシステムSPセットを使いたいのですが、家にはSX-700とSX-PW55だけが無いのです…　　せめてSX-700があれば良いのですが…　よつば氏がDiasで…　




この日の画像は、フロントSPとしてS-M3です。
S-M3は大量にあるので、まだ多分7ペア位あるのでは…　　S-M5は3ペア位有ったような…