
先日、GTOのエアフロ修理が想像以上の効果だったので、ディアマンテも点検・修理してみる事に。
ちょうど、天候も悪く雨が降ったりやんだりだったので、雨が止んでいる間にディアマンテからエアフロを外して分解してみました。
このエアフロは、以前に18000km走行の車両から外された中古品だったので大丈夫だろうと思っていたのですが、どうもGTOの結果からみてディアマンテもエアフロが怪しいと思い、実行しました。
そして、大体分解修理が終わってから他にもしている人が居ないか調べてみるのですが、どうも三菱のエアフロは修理している記事が見当たりません。
ほとんどがスバル・日産の一時期のエアフロ。 JECS製だったと思いますが、このエアフロはエラーが出るので分かりやすいです。
と言うのも、故障原因がコネクターと基盤部のハンダ割れなので、分解すると見た目に分かります。
そして、このハンダ割れが出る原因はコネクター取り付け部の強度不足でハンダに負荷がかかり過ぎているのです。 実際、スバルのエアフロも2個修理しました。
しかし、三菱のカルマン渦式はコネクター部はしっかりと振動対策もされているので問題ありません。
その代わり、コンデンサーや、センサーの足が多いので、ハンダの数も多く、不安箇所がいくつかあります。 勿論、不安定な事にはなっていませんが、あくまでハンダなので。
まずは、前回と同じようにコンデンサーの容量をチェック。
ところが、今回のコンデンサーは表記より少し上の容量があります。
しかし、このエアフロのコンデンサーは面実装のチップコンなので、寿命が普通のコンデンサーよりも短い物が多いので、見かけだけの容量は危険と判断して交換する事にしました。
そこで今回も、GTOの時と同じ33μF 20V 105℃を付けてみました。
その後、心配な箇所のハンダを修正して組み立て。
今回は仮組みなので、蓋のシール無し状態です。
取り付け後、ECUリセットもせずに様子を見ていると… 明らかに以前とエンジンの挙動が違います。アイドリングが静… 排気も最初は臭かったのですが、補正されたようでクリーンに。
一番驚いたのは、アイドルUP中にDかRレンジに入れて停車~徐行していると、エンジンマウントが鳴き放題で、「ぐぉぉ~~~~っ」と酷い音が出ていたのです。 それはもうエンジンの音をかき消す程。
ただ、マウントが1つ砕けているのを知っていたので、そのせいだとばかり思っていたのですが、修理後のエアフロを付けた直後からエンジンマウントの鳴きが無くなっているのです!
最近は水温が安定してからも、DやRレンジで停車するとエンジンマウントが鳴いていたのですが、それさえもありません。
おまけに、Dレンジで停車中の車内振動がかなり低減されています。 まだ微振動はするのですが、これは液封入エンジンマウントのオイルが無くなってしまっている為でしょう。
今まで、これでもかと言う位臭かった排気臭も、水蒸気となり直に嗅いでも臭いが薄くなっていました。
エンジンの調子が良くなると、ATのシフトも上手になるので、かなり良い状態になってきました。
そこで、一度ECUリセットをしてみる事に。
リセット後は、10分以上のアイドリングをしておきました。
ディアマンテ(F36A)は、センサー交換後はイグニッションキーをONまで回して、1秒以内にOFFするだけで良いようなのですが、念のために。 勿論、上記操作もしています。
夜に、母が買い物に行くと言うので、同行して燃費を計測してみました。
最近は、非常に悪くて5km/L台… 良い時でも6km/L台…
ところが、今回は街乗りで平均燃費9.3km/Lまで行きました!
これは快挙です♪ もっと上手にシフトしてあげれば、10km/Lも行けそうでした。
それも、平地巡航ではなく、山方面に行ってアップダウンして信号にも数回引っかかり、買い物に行っての数値ですから、かなり優秀です\(^^)√
なぜもっと早くここに気付かなかったのか…
又、O2センサーも掃除してあげたらもっと調子良くなりそうです♪
そう言えば、久しぶりに4000~5000rpmでの切り替わりを体感しましたよ(^_^;
MIVECでは無いですが、一応高回転と低回転でインマニの中でバルブが切り替わり、マフラーのバルブも開くので、体感は出来ます。
エンジンを回した時のガーガー音も無くなり、車内はかなり静。 メタル交換した時以来の静粛です。
低回転トルクも安定し、Dレンジでは1500rpmで3速入ってくれます。
何よりも、なかなか落ちてくれなかった、1速に落ちるのが早くスムーズになりました。
5速のシフトショックは、徐々に落ち着いている感じです。
このATはエンジンECUとリンクしてGDI特有のトルク制御もしているようなので、エンジンが調子悪いとATも最悪なシフトをしてしまいます。
とにかく、燃費が悪化して排気が臭い場合はエアフロとO2センサーとECUを点検する事にします。
大体、街乗りでしかもノーマルでカタログ燃費からかけ離れた燃費はどこか異常なのですから…
燃料レギュレーターもかなり怪しいですね。 レギュレーターは安いので、5万㎞か10万㎞で交換した方が無難かも。 やはりセンサー等の電装パーツは全て10万㎞で総交換した方が良いかも。
中古車には怪しい燃費向上パーツよりも、センサー交換が確実です。 アーシングは別ですが。
しかし、このエアフロ異常はダイアグで拾えるのかな… 燃料補正マップが異常な数値出してくれていれば分かりそうですが。 オシロと睨めっこしてみるとなかなか面白いかも…
この日の画像は、ディアマンテのエアフロから外した基盤です。
これはコンデンサー交換前状態です。 しかし、もうちょっと部品綺麗に付けられないのかな…
今時、中国製でもこんなに部品曲がって付けないよ…(хх,)
ディアマンテ、車検2月23日まで。