パジェロミニのアイドリングが下がらない…

先日から原因を探っているパジェロミニ H56Aのアイドリング1100rpm以下にならない件で、この日は水温センサーと再びスロットルボディを確認してみました。
ついでにECUのコンデンサーも交換。


まず、頼まれていたセルシオのアリーナーホーン取り外し作業。
これは次にワゴンRに取り付けも頼まれました。　　

その後、パジェロミニの水温センサー（ECU用）の抵抗値を確認。
調べた所、このセンサーはCJ4Aミラージュと同じようなので、センサーを熱湯に入れてミラージュの中古水温センサーと抵抗値を比較する事に。
湯温は95℃キープで測ったのですが、どちらも大差ありませんでしたので、水温センサーの抵抗値異常で、チョークモードでアイドリングが上がっている訳ではなさそうです。

次に怪しいのは、プレッシャーセンサーですが、これはショックを与えても変化が無いので、交換するしか確認しようがありません…　　整備書持ってないので、センサーの正常出力値が分からないのです。

仕方ないので、再びスロットルボディを外し、ISCモーターのハンダを修正。
ついでにISCモーターの抵抗を確認しましたが、全てOKでした。
試しに、ISCバルブ単体でバルブを一番伸ばした状態で車体ハーネスに挿し、TPSも挿した状態でイグニッションキーをONまで回してみました。
すると、初期動作後アイドルアップ体制に入っています。　つまり、ISCモーターは正常なようです。

スロットルボディを取り付け、TPSを動かしてみる事に。
正常なら、エンジン回転が少し変わりますが…　何も起きない…　大きく動かしてみても何も起きない。
TPS死んでますね。　本当なら、専用のテスト方法があるのですが、ディアマンテ用に作ったTPSテストハーネスが行方不明だったので、簡易点検としました。

つまり…　アクセルOFF位置が検知出来ていない可能性があります。
ディアマンテのTPSもこれでした。　

2次エアー吸いの可能性も考えて、あちこちパーツクリーナーを吹いてみたのですが、反応無し。
インマニのバキュームホースを連成計に繋いで、アイドリングのバキュームチェックしてみましたが、約450cmHg引いているのでまぁまぁでしょう。　この連成計自体、0点が約0.4kgf/㎠に振っているので、約500cmHg引いていると考えられます。
レーシングでは、約0.6kgf/㎠まで出ていました。


その後、念のためにECUのコンデンサーを交換してみる事に。
ECUの場所は運転席右足下に見えていますね。　ただ、上側のボルトが非常に外しにくかったです。

早速分解後、コンデンサーの容量チェックしてみると、3つ全て表示容量を少し下回っていたので、交換しました。
コンデンサー交換後は、加給した時のトルク感と吹け上がりが軽くなり、レスポンスも良くなっていたので、好印象です。　2速では4000rpmからの加給感が無かったのですが、出てきました。
それでも、まだ何か遅い…　　やっぱりRX-Rのようには行かないですね…
センサー系が調子悪いので、セーフモードになっている感があります。
6000rpm辺りからの伸びが悪いのはマフラーだろうな…
それでも1速では一気に8000rpmまで回るようになっていたので、今回は良しとします。



この日の画像は、連成計を取り付けてエンジンの状態を確認している所です。
この連成計、見覚えある人も居るハズ。　GC8に付けていたやつです♪　φ100ある上、照明を入れてあるので視認性バツグンです。

関連URLは整備手帳のECUコンデンサー交換です。