Optiarc AD-7260S と AD-7240S

この日は、数日前に届いていたDVDマルチドライブを以前の物と比較してみる事に。
物はSony Optiarc AD-7260S と AD-7240S です。


最近、Sony物ばかり扱っていますが、このドライブは低価格（3000円クラス）のマルチドライブとしては優秀な部類と言われています。

Sony Optiarc AD-7240Sは以前からIBM A50で使用していて、実績があったので今回はその後継機種になるAD-7260Sとなりました。

このドライブ（両者）の一番の特徴はやはりDVD±Rへの書き込み24倍速対応なところでしょう。

詳しくは…
DVD-R: 24x max. DVD+R: 24x max.
DVD-RW: 6x max. DVD+RW: 8x max.
DVD-R DL: 12x max. DVD+R9: 12x max.
DVD-RAM: 12x max.
CD-R: 48x max. CD-RW: 32x max


さて、この両者ドライブ、型式こそ違えどスペックは全く同じ。
公式HPで比較しても違いは見受けられませんでした。
そこで、実際に分解してメカ的な部分での変更点を確認してみる事に。


まずは差がありそうなメイン基板から。

違いは、基盤の型式の差とコンデンサの数の差。
コンデンサの種類も同じ。
（AD-7240Sの方はOSコンに変更してあります。）


次にメイン基板裏側。

違いは、スピンドルモータの型式とその配線極数。
メインチップはNEC MC-10045と変更なし。


続いてドライブのトレイ側。

違いはピックアップのコネクタの色の違い程度。
トレイの質感は若干違ったものの、材質は同じ。


備考

おまけのnero9EでAD-7260Sをベンチテスト。
メディアはVerbatimブランドのDVD-R。　（16倍速メディア）



同じくnero9EとAD-7260Sでディスク品質テスト。
メディアはVerbatimブランドのDVD-R。　（16倍速メディア）


nero9は一度入れてみましたが、どうも使い慣れないのでアンインストールしてしまいました。
やっぱりB's GOLDの方が使いやすいかも…
neroのベンチテストやディスクチェック機能は面白いんですがね…


AD-7260Sはトータルで見ても、CPが高いドライブだと思います。
AD-7240SではDVD-Rを200枚位焼いていますが、未だ速度落ちも読み込み不良も見られません。　DVD±R DLも20枚程焼いています。
AD-7260SはAD-7240Sとほぼ同じ物と考えれば、又同じ位の耐久性を期待できます。

なによりも、フロントデザインがカクカクしていて良いです(^^ゞ
フロントパネルも梨地で、ツヤが無いので黒色をA50に入れても違和感ありません。
どうもLGやH/Lのは…　
AD-7260SやAD-7240Sは動作音が大きいと言われていますが、振動は少なく、風切り音だけなので動いているのが分かっていいかも。
なんでも、ドライブ内の気流でディスクを安定して回すようにしているとか…



この日の画像は、AD-7260SとAD-7240Sです。
白い方がAD-7260Sで、apricotCX R4用。　黒い方はAD-7240Sで、IBM A50用。