
今回は,AQUOS PAD SH-08E を新たに入れたので,簡単に レビュー してみたいと思います。
購入自体は,10 月 25 日でしたが レビュー するに辺りある程度使っていましたので,購入からこの日まで使ったところでの レビュー となります。
まずは,SH-08E を入れるまでの経緯から。
そもそも,ARROWS Tab F-01D を持っていたのですが,これが評判通りの不具合満載機種で何度か交換 ~ 修理をしたのですが,修理上がりから数日後,暑いと言うので冷却の為に水に漬けて置いたところ防水端末なのに浸水してしまい…… そのまま ケータイ 補償 お届け サービス を使うのも馬鹿らしく,放置していました。 (しばらく放置後,密閉した ハウス に入れて乾燥させたところ,起動するようになっていたのですが,タッチパネル 部の配線が剥がれてしまい結果的に使えない状態に。)
F-01D は Xperia arc の テザリング 用に持っていたので,これが無くなると arc で通信出来ない自体に。
おまけに,この SIM を入れる端末を持っていない状態だったので,何とかもう一台 タブレット 端末を確保したかったのです。 (テザリング だけの用途では無くなっていたので)
しかし,関西では中々良い案件が無く…… 一番良さそうなところで,新規 CB 40k が精一杯。
丁度,SH-08E の月 サポ が増えたところだったので,実質 10k を切ると言う事でこれを契約。
一括案件が有れば良かったのですが,見当たらず。
正直,Xperia Tablet Z SO-03E と随分迷ったのですが,今度は 7 inc 防水機が良かったのと,SH-08E は不人気なものの評判は悪くなかったので。
SO-03E はちょっと薄すぎるので,実用には耐えられない可能性と,電池持ちが良くないとの報告やほぼ 1 年前の機種になりつつありますし,石は 砂ドラ S4 Pro と一世代前になりますし,なにより ソニモバ 製になってますし……
SONY Tablet S (現役使用) は純正 ブラウザ の軽快さや頑張って チューニング してある感が伝わるような端末でいかにも SONY らしかったのですが,今回のは 「防水で薄くしました」 以外に特に特徴が見られない。 おまけに薄いだけで持ちにくい。
用途が合えば Xperia Tablet Z も有りなのでしょうが,今回は見送りです。
とは言っても,SHARP 端末など抵抗の塊で,AQUOS なんて恥ずかしくて,せめて Zaurus に…… あ,失礼。
SONY か SHARP と言われて SHARP 選ぶにはちょっと勇気が要りますね。 富士通か SHARP と言われても普通なら富士通を選びますね。
ARROWS Tab F-02F はちょっと興味が有るのですが,地雷では無いとも限らないので見送りです。
でも,ちょっと見方を変えると,7 inc Tablet は SHARP お得意の Zaurus カテゴリ なんですよね。
いつからか NetWalker と言う名称に変わっていますが。 SHARP には GALAPAGOS もありますし,同じような カテゴリ が多いですね。

と,まぁ半ば選択肢が無く AQUOS PAD SH-08E にしたので レビュー はあまりする気にもなれず,購入後もしばらくは充電のみで放置していました。 (ヒドイ 扱いです)
そんな中,テザリング の設定と メディア プレーヤ 化しないといけないので,その セッティング をしていたのですが,この時点で付属の スタイラス ペン が意外に便利で精度が良くて少し好印象。
セッティング も スムーズ に行き,いざ使ってみるとこれが予想外に良い感触なのです。
石は 砂ドラ 600 と,800 が有る中で S4 Pro とほぼ同じような スペック である事も気になっていましたが,まぁ問題視する程ではないのかな?と思うことに。
画面の縦横切り替わり時にいちいちもたつくのは改善して欲しい。

液晶は SHARP お得意の約 1678 万色 IGZO パネル (CAAC-IGZO か?),約 7 inc で WUXGA (1200×1920ピクセル) の解像度ですから,約 323 ppi となるようです。
フル HD 40V 型 テレビ で,約 55ppi (275 ppi)*
4K 40V 型 テレビ で,約 110 ppi (550 ppi)*
*()内は実際の視聴距離を考慮した比較値。
更に,SHARP は来年度に 4.5 inc フル HD IGZO パネル の スマホ を出すようですが,これは 487 ppi になるとか。
密度だけで言うと,4K の約 4 倍ですから 16K の テレビ を手元に持っていると同じになりますね。
更に,ジャパンディスプレイ は 12.1 型 4K2K TFT 液晶 モジュール を開発したと 2013 年 10 月 23 日に発表していますので,これは早ければ来年には タブレット に搭載されるでしょう。
これは,密度 365 ppi / コントラスト (CR) 比 1000:1 / 画面輝度 500 cd/2 となっています。
IGZO はこの辺りの詳細な仕様を見つける事が出来なかったので輝度や コントラスト 比が比較出来ないのは残念。
ただ,IGZO は タッチパネル の検出回路の S/N を約 5 倍高めることができるとしていることから,高解像度でも,精度の高い タッチパネル が期待できます。
実際,どれほど精度が良いのかを,リモート ディスクトップ アプリ [Splashtop Remote] で SH-08E に PC の画面を全画面表示 (SH-08E の解像度) し,操作してみました。 PC 側 OS は Win7U です。
結果,ペン 先とほぼ同じ大きさの [×] や,メニュー を難なく操作出来ました。 この時に,誤 タップ 等は無く,かなりの精度を維持しながらこの解像度を実現しているようです。
文字入力は,常に QWERTY キーボード で行っているのですが,これは慣れるまで誤入力が結構ありますが,あまりにも上手くいかない場合は タッチパネル 補正を上手くいくまで繰り返すと改善される傾向があります。
後は,ユーザー 補助の [押し続ける時間] を [中] にしてあげると結構快適になりました。
それでも,画面の表面が汚れてくると触っていないところでも反応してしまう事が結構あります。
そう言う時は,スタイラス ペン で操作するようにしていますが,もう一度改善 アップデート を出して欲しい気はします。
そして,何よりも嬉しかったのは,画面設定に sRGB モード が付いている事。
ただ,sRGB モード と言っても大抵はおまけ程度で実際に sRGB キャリブレーション されている訳ではないのですが,これは EIZO CG211 を HW キャリブレーション した物と同じ画像で色の比較をしたところ,殆ど同じ色再現をしました。
むしろ,ダイナミック コントラスト は SH-08E の方が随分と良さそうです。
無駄に広色域を カバー されると,sRGB での色表現が ズレ るので,sRGB エミュレート しないといけない。
その手の キャリブレーション ツール では,Android や iPad の SW キャリブレーション が可能ですが,これなら純正の モード が十分使えそうです。

そして,これは フルセグ 地デジ チューナ が付いていて,録画も出来る。
メディアサーバ にもなるようなので,録画配信でも出来るのか? やってないので不明。
と,それよりもこの フルセグ での視聴画質が凄く綺麗。
綺麗と言うと曖昧ですが,画質設定は上記通り sRGB の ナチュラル 画質 モード としています。
これで,野球中継を フルセグ 視聴しましたが,球場の空気感が凄いです。 白く モヤ がかかっているのがしっかりと再現されていますし,奥行き感などとても液晶を見ているとは思えない程です。
色乗りも CG211 に酷似しているので,あっさり表現も非常に上手く,濃いところは濃く,明るいところは明るくと,なぜこの表現が TV になると出来ないの?と思うのですが,一般受けはしないのでしょうね。
フルセグ と ワンセグ は自動切り替えと手動設定があるのですが,フルセグ の感度が非常に良く,鉄筋建ての室内でも入ってきます。
ワンセグ ですらなかなか入らない家なのですが,フルセグ を安定して受信出来た事には驚きです。
ついでに,ワンセグ が入った事のない部屋でも試したところ,フルセグ で受信してくれました。 これには驚きです。
TV 感度は良くないとの報告が多いですが,家ではかなり良いです。
ついでに,初めて フルハイ をそのまま再生出来る Android 端末と言う事で,.TS や .MKV を LAN 経由で再生してみましたが,問題無く動きますね。
しかも,この画質で普通に見られるとは…… これだけでも買いだと思います。
アニメ も視聴しましたが,別次元ですね。 なぜか奥行き感が出ますし,イヤラシ くないつやつや感が見事です。
洋画なども問題無いですし,これさえ有れば液晶 テレビ は見たくなくなります。
DCTP-IP 対応なので,SONY BDR-AT700 や nasne に繋いで再生してみましたが,純正の AQUOS 用 プレーヤ で十分動いています。
ただ,レート が高くなるところで少し カク つく事がありますが,自然なので気にする程ではないかと。
内部 ストレージ からですと,カク つきは無くなるので,LAN からの キャッシュ が忙しいせいかもしれません。
また,Bluetooth と Wi-Fi 同時接続での再生でも途切れる事は全くありませんでした。
なので,常に JBL CHARGE を Bluetooth で繋いだ状態で レコーダー の中身を再生しています。
Bluetooth キーボード は PS3 純正を ペアリング してみたのですが,スペース キー など思った動きをしてくれない事が多かったので諦めました。
ただ,画面の輝度調整を [自動] にしておくと暗い部屋では常に輝度の フラ つきが起きます。
これは他でも報告があるので,故障ではなさそうですが,SONY Tablet S といいこの設定は使えた試しがありません。
気になる電池持ちですが,評判通り驚く程持ちます。
電池残量 56 % から Wi-Fi / Bluetooth 接続 輝度自動設定で,連続約 270 分の視聴が可能でした。
20 % から エコ 設定を [技あり] になる設定としています。
残り 4 % からでも,10 分程は再生できました。
FHD を連続 10 時間再生できたと言う報告もあるので,この辺りも嬉しいですね。
実際,DLNA で レコ の中身を再生していても電池の減りを気にする事はほぼありませんでした。
基本機能はこの辺で一旦終わります。
長くなりそうですので,2 回に分ける事にします。