
先日はVictor AX-1100のREC SELECTORの清掃し,やっとレコードの録音環境が整いました。
そこで早速Victor AX-1100からXL-R2010にアナログで出力し,レコードをCD-Rに焼いてみたのですがXL-R2010のバグに泣かされ2枚程の音楽用CD-Rが無駄に…
このCD-Rレコーダ,LINE入力で録音後FINALIZEし,次にブランク ディスクを入れ再びLINE入力を録音するとなぜか録音レベルが異常に低くなります。
しかもたちが悪い時はレベルメーターは正常に振っていて,ヘッドホンでモニタしていても正常なのに実際の録音レベルはほぼ-∞dbになっていました。
この症状は電源コードを抜くまでは直らないので困ったものです。
(まともに電源すら落ちなくなります。)
そして焼きあがったCD-Rを再生し,S-3000で試聴したのですがレコード直再生に比べるとエネルギー感が減っています。
その他にも情報量の変化もあり,24bitA/Dがあまり良くないのか?と思いDATデッキを出してくる事に。
DATデッキはVictorのXD-Z909と言う機種を2台持っているので,その内の1台を出してきました。
昔はSONYのDATデッキも数台有ったのですが,全て売却。 今はデンスケとポータブルが有るのみ。
このXD-Z909のA/D部はVictor独自のAAコンバータなのです。
以下引用
「アナログソース録音時のA/Dコンバーターには,ビクター自慢の「AA(アナログ・アキュレート)コンバータ ー」が新たに搭載されていました。従来のA/Dコンバーターでは,アナログ信号をいくつかのビット量の積 み重ねに置き換え,デジタル信号に変換していましたが,ビット量の誤差や温度変化によって積み上げる ほど誤差が大きくなるという弱点があるため,「AAコンバーター」では,1ビット変換方式が採用されていま した。アナログ信号をビット量ではなくパルス波に置き換えその波の幅を直接デジタル信号に変換すること で,振幅方向の精度が必要でなくなり,時間軸で変化するパルスの波は水晶精度でコントロールされるため,直線性に優れたデジタル変換が実現していました。さらに,変換誤差を入力にフィードバックし減らしていくために,4次のノイズシェーパーを通過させてサンプリング歪みを帯域外にシフトし,64倍デジタルフ ィルターを通過させることで,可聴帯域外のノイズをほぼ完全に除去する仕組みになっており,高S/N, 低歪みで安定したA/D変換を実現していました。 」
最新の24bitA/Dコンバータとどちらが良いのかは分かりませんが,デッキ自体の作りが全く違うので録音により重点を置いてあるZ909の方がR2010よりA/D変換は良いのではないかと思ったのです。
DATテープはmaxellのR-65DA(P)を使用。
QL-V1(4DT-5X)→AX-1100→XD-Z909で録音し,XD-Z909で再生した結果は…
全体のエネルギーはxrcd24並で,低音の量感が凄いです。 レコードに本当にこれだけの低音が入っているのか?と思わせるレベルです。
音場感はあまり広くはないですが,これは針に大きく左右されそうです。
元に比べて音が変わっているのかどうか?ですが,これは明らかに変わっていますが決して悪い方向ではなく,とにかく力強く低音が出るのに高域までエネルギーが出るのです。
非常にVictorらしい音なので,今の環境ではレコードを直接再生して共振に悩まされるよりかはDATに録音して聴くほうが楽しく聴けそうです。 (プレーヤを畳の上に置くしか方法がない為)

今回のカートリッジはVictor 4DT-5Xを使用していますが,DL-103LCⅡやX-1ⅡEもなかなか良い印象。 シバタ針のカートリッジは4DT-5X以外まともに使える状態ではないので… サテン M-21は半死でM-18Eは生きています。
さて,DATに録音した後はスタートIDを打ち直し,曲間を分けます。
その後,XD-Z909とXL-R2010をCOAXで接続しCD-Rに焼いたのですが,CD-Rのトラックが切られない…
DATのスタートIDはCDデッキでは認識されないのか,そもそもそんな信号出していないのかは不明。
当時にはCD-Rデッキなど無かったのでその辺りは全く分かりません。
Hi-MDならば編集後そのままCD-Rに焼けば良いのですがDATは無理なんですね(;_;)
CD-Rに焼いた結果ですが…
これは又後ほど。 CDは再生環境によって大きく差が出るのでなかなか難しいですね。
この日の画像は,Victor XD-Z909です。
Posted at 2011/12/07 03:12:07 | |
トラックバック(0) |
オーディオ | 日記