
この日は朝から雨だった為,EXE 56MH700 をもう少し調整してみようと言う事で,フォーカス の調整を実行。
続いて,以前使用していた SONY BRAVIA 40X1 を欲しいと言う方が見つかったので,設置に行って来ました。
さて,56MH700 の フォーカス 調整 ( ピント 調整 ) ですが,その前に…
実は,平成24年6月13日 に ビクター サービス 様より新品の ランプ が届きましたので,早速交換しています。
ランプ 交換後は,よく言われているように非常に明るくなり,シアタ モード でも日中問題無く視聴できています。
以前の ランプ も暗いとは思いませんでしたし,十分に明るいと思っていましたが,更に明るくなっています。

また,明るくなった事による物なのか,色温度による物なのかは不明ですが,映像の奥行き感が以前よりも良く表現されるようになり,粒立ちも良くなっているのが分かります。
ランプ 自体の型式が大きく変更されているので,それ故の変化なのか,以前の ランプ が傷んでいた為,新品 ランプ になった事による変化なのかは不明です。
ランプ の新旧比較については →
こちら
そして,ランプ を交換した事により更に ピント を追い込みたくなってきました。
そんな時,フロント の SP パネル を触っていたところ偶然 SP パネル が下に ズレ る事を発見。
SP パネル の片側下のみ,何かに擦って 固定 ネジ 位置が ズレ ていたようです。
そこで,もう片方の ネジ も外し,パネル を下に ズラ したところ,本体中央部に何かの蓋を発見。
その蓋を取り外すと… 光学 ユニット の レンズ 部が丸見えになっていました。

後は以前に分解しながら ピント 調整した要領で今回は スクリーン で確認しながら ピント を調整する事ができました。
これにより,以前よりも正確な ピント 調整ができ,以前よりも奥行き感や,シャープ さが表現できるようになりました。
光学 ユニット 一式と スクリーン 部はしっかりとした位置矯正部品が無いので,設置後に ピント 調整してあげないと正確な ピント は出ていないように思います。
ただ,結構な広角 レンズ なので ピント が ズレ ていても問題無く視聴できてしまうようにも思います。
ただ,ピント 微調整中には輪郭の太さが少しばかり変化したので,この辺りが奥行き感等の見え方に影響しているものと思われます。
フォーカス 調整については →
こちら
ただ,あまりにも ピント が合ってくると,地デジ の圧縮率の高さによる ブロック ノイズ 等が目立ってくるのが困り者… ビットレート の高い ソース ですと,より綺麗に繊細になり,レンズ 効果を狙った演出等が素晴らしく表現されます。
( 地デジ の ブロック ノイズ 等は,映像調節 の ノイズクリア を弱くかけてあげると随分 マシ になります。 )
この際,SONY 製 BD レコ の高画質設定を全て OFF ( ダイレクト ) とし,HDMI 映像出力 フォーマット を RGB ( 16-235 ) ・ スーパービットマッピング は OFF としています。
PS3 も同じく,ノイズ リダクション と スーパーホワイト は全て OFF とし,RGB を リミテッド に設定。
( 56MH700 は HDMI 入力 フォーマット を選択できない為,PS3 で階調画像を表示させ判断 )
MH700 は映像 ソース の良し悪しや,圧縮の程度やその誤魔化し,撮影者の意図がそのまま表現されると言う意見も見受けられましたが,まさにその通りです。
単純に驚いたのが,昨年の紅白歌合戦 ( 地デジ ) 等の歌番組で,歌手が使用している マイク の メーカ を確認したいと思いふと画面に近づくと,すぐにどこの メーカ か ハッキリ と分かるのです。
機材の メーカ も今までは画面に近づいても ボヤ けていて少し離れながら想像で確認していたのですが,それも ハッキリ と確認できます。
なかでも,マイク ホルダ に SHURE と表示されているのが分かったのには驚き。 暗い シーン で,黒い マイク ホルダ に黒く凸表記されている文字を 大画面で ハッキリ と確認できるようになるとは思ってもいませんでした。
紅白歌合戦で演歌歌手が持っている NHK と書かれた マイク の下に, RAMSA と書いてあるのを見た時には落胆しましたが… 見えない方が良い事もありますね。
それと,殆どの マイク が SHURE か ゼンハイザー 製 と言うのもね…
EXE LT-26LC80 では全く確認できなかった,GENERIC の モニタ SP を 56MH700 では離れた位置からでも確認できました。
と,この程度ならば,三菱 VISEO MDT241WG でも確認可能ですが,ここからが普通の液晶との違い。
ハッキリ・くっきり ならば REGZA や REAL でも可能ですが,肝心な カメラ レンズ の雰囲気が出ない事が多いです。
特に,レンズ の ボケ 具合や,逆光による光の スモーク ,それによる レンズ の奥行き感の表現。
これが出るのと出ないのとでは,大きく画が違って見えます。
本当の フィルム 感や雰囲気は 3 管式でないと出ないそうですが,3 管式での FHD は存在するもののあまり実用的とは言えない事から,D-ILA は手軽にこの画質が得られると言う意味ではかなり C/P が高いと思います。
対抗で,SONY の SXRD がありますが,こちらは SONY 画質なのは確実なので…
この レンズ の ボケ 味等は,BRAVIA では出ていそうですが,全体で ボケ た感じなので奥行き感が出ません。 そこで,画質を シャープ にしてしまうと,ボケ も シャープ になってしまってまさに コンデジ 画質。
REGZA は黒がしっかりしていて一見良いのですが,輝度の差と言うか,ブラウン 管に有った何かが足らないし,優等生画質なので好きでない。 確かに CG は綺麗な気がするし,嫌味ではあるけど奥行き感はよく出ているのでこれはある意味すごい。
REAL はまだしっかりと見た事が無いのですが,時代によってちょっと画質に癖が有ったはず。
ただ,REGZA よりかは確か自然な リアル さが有った気がする。
その他は論外なので気にしない。
ただ,EXE でもうちょっと出て欲しいのは 赤 の輝度・煌き。
これは 三菱 が得意とする分野なので… でも,赤を強く出すと他に影響するのでなかなか難しいようで,三菱 では Victor のような表現は出来ないとの事。
MH700 で,黒の階調がもう少し出て欲しいと言う意見も見られましたが,これは ソース によるのでなんとも言えない気がしますが,個人的には問題無いレベルです。
黒沈みの表現も良いですが,REGZA のそれとは違いますがこれで良いです。
後は,スクリーン の表面 ザラ つきがたまに見えてしまうのが残念ですが,これは仕方ないです。
本体に付いてる SP ですが,他社は MULTI WAY にしたがりますが,Victor は 10cm シングル となっています。 勿論 サブウーファー も無し。

ユニット は JVC 製 オブリコーン で,振動板は紙ではない何かで,センタ キャップ は ソフトドーム。 マグネット は大型のものが付属し,駆動は PHILIPS 10W × 2 の デジタル アンプ。
その音質は,小音量でも低音がしっかりと出ており,高域は少し ホーン のような飛び方をします。
その雰囲気は,同軸 SP に似ており オブリコーン の為か低・中音の音離れが良く VOSS の SP と良く似た鳴り方をします。
この為,センタ SP として使用しても全く違和感のない自然な表現をしてくれています。
スピーカ の詳細については →
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ただ,電源や ソース ,外部入力では HDMI ケーブル 等による差が非常に良く出るので場合によっては悪く聞こえるかもしれません。
画質についても,電源極性や電源の種類によって差が出やすい為,視聴環境によっては全く違った感想になる可能性もあります。
基本は ソース に忠実なので,SONY 機を繋ぐと SONY 色になってしまう傾向があります。
長くなったのでこの辺で切り上げます。
今回は,調整後の画質・音質の感想編 と言う事でまとめてみました。
この日の画像は,BRAVIA 40X1 との ツーショット です。
嫁入り前に記念撮影してみました。