• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

kt6sambar4WDのブログ一覧

2014年03月23日 イイね!

DIGA DMR-BWT560-K 導入記

DIGA DMR-BWT560-K 導入記先日は異例の iPhone5s 試験導入となりましたが,今回は異例中の異例。

Panasonic DIGA の導入記です。 又,長くなるかと思いますが,記録していきたいと思います。


BD レコ の買い替えは SONY AT700 / 500 以来初めてなのですが,以前 SONY 機だっただけに普通は次回候補も SONY にするはずだったのですが,新機種に何も魅力を感じない上に見え見えの コストダウン が見られます。
SONY で フロント パネル を ディスク トレイ で押出し開閉は無いですよ… SONY なら電動開閉 パネル か,そうでないかの 2 択だと思います。
リモコン も,SONY らしくない デザイン になってますし,本機も一昔前の SHARP 機のようで…
まぁ AT700 系も SONY らしくはなかったので,どっこいどっこい感はありますが,買い替え要素があまりにも少ないです。
又,AT700 の音と画質がどうしても気に入らなかった為,改造して好みの音と画質にしていたのですが,やはり ベース の悪さは変わらないままな上に,BD ドライブ での BD / DVD 再生画質と音が耐えられなかった事もあり,次に SONY にする事は無いだろうとは思っていましたが,選択肢が無いのが現実でした。

現在,考えられる BD レコ の メーカ は… SONY ・ 東芝 ・ SHARP ・ Panasonic ・ 日立マクセル ・ DXアンテナ 位です。

生産完了機種では… 三菱電機 ・ パイオニア ・ ビクター ・ LG などがありますが,どれも昔の使えないと言われた時代の モデル なので,今更感があります。
※ ビクター は,業務用のみ BD レコ を ラインナップ していますが,チューナ レス な為除きます。

さて,この中から自社製品を選ぶとなると,SONY か Panasonic に限られます。 (自社製の定義が難しいですが…)

東芝 (タイムシフトマシーン 除く?) ・ SHARP ・ 日立マクセル ・ DXアンテナ ・ 三菱電機 は,フナイ 製なので除外します。
フナイ 製は,メイン エンジン から チューナ まで マザー ボード 一式を Panasonic から供給を受けている上,Panasonic の数世代前の エンジン が乗っていると言う事もあり,数世代前の機種を買うのと同じと言う事は昔から言われていますね。
その証拠に,コントロール チップ が同じな為か 東芝 (フナイ) 機と Panasonic 機とを LAN ケーブル で繋ぐとお引っ越しが可能だそうです。 (非公式)
SONY 機はこのような事はできません。
 (そもそも プロテクト が独自です。)


つ・ま・り … 
SONY ・ Panasonic 以外を選ぶと言う事は,Panasonic 機の数世代前,しかも電源は フナイ 製の物を買う事になるのです。 (メニュー は注文に応じて独自性を出しているようですが…)

もっと言うと,BD レコ は SONY か Panasonic しか無いわけですね。


では,SONY が良いかと言うと先にも書いた通り BDZ-AT / AX シリーズ での大きな改心以降,現行 (BDZ-EW) 機種でもほぼ何も変わってないのです。 (むしろ改悪?)
ならば SONY の トリプル チューナ モデル を買えば良いのでは? となりますが,トリプル チューナ 機では SONY でも一定の制約がある (3 つ目の チューナ は別扱い) ようなので,あまり メリット を感じませんし,高価です。


ただ,SONY 機ですと BDZ-EW510 でも音の 光 出力が有るのですが,Panasonic 機は トリプル チューナ モデル にならないと 光 出力が装備されません。
これは非常に痛い仕様なのですが,トリプル チューナ 機の価格は ダブル チューナ 機の約 1.5 倍以上と 光 出力の為だけにその価格差は厳しいものがあります。 (この時点では)


そして,なによりも Panasonic 機の方が圧倒的に消費電力が低いんです。

SONY 機 (BDZ-EW510) の [瞬間起動] 待機消費電力が 15 W なのに対し,Panasonic 機 (BWT560) は [クイックスタート] 入 でも 4.9 W となります。
※ この消費電力仕様は各 メーカ サイト で注意書きを読んで下さい。
(SONY は BS/CS 電源供給有り状態 ですが,Panasonic は 無し です。)

SONY 機は[標準起動] (HDMI機器制御「切」) にすると 待機消費電力 が 0.1 W となります。
Panasonic 機は [クイックスタート] 入 [省エネ時] では 3.3 W となるのですが,ここで各社の落とし穴があります。

SONY 機で [標準起動] を選択しておくと,確かに省電力な待機になるのですが,待機中に DLNA クライアント から機器が見えません。
特殊な ウェイクアップ LAN なようで,SONY の機器か レコプラ (アプリ) で レコーダ を起こす必要があります。
ここで一度起こすと,なかなか標準待機にならない場合と,操作しないとすぐに標準待機になる場合がある上に,PS3 の レコ×トルネ を起動しているとその レコーダ を使っていなくとも レコーダ が起動状態になってしまいます。
すると,たちまち消費電力は [瞬間起動] 時と同じ位になってしまいます。


ちなみに,仕様表では SONY BDZ-EW510 の消費電力は25 W で,Panasonic DMR-BWT560 の消費電力は約 20 W となっています。 (Panasonic 機は 約 と付きます。)

そこで,実際にどれだけ消費しているかを手持ちの 東芝製電力量計 と iPhone アプリ の [電気代測定] とを使用して測ってみました。 (電力量計の円盤が 1 回転する時間から算出する方法)
(実際の電力量計を使用しているので,ある程度正確に測れていると思います。)
東芝製 単2 普通電力量計


SONY BDZ-AT700 の仕様は 37 W (AT500 も同じ) で実際は 2 番組 AVC 録画 (SR) + HDD 内再生時で約 30 W ,DMR-BWT560 の仕様消費電力が約 20 W に対し上と同じ条件で 17 W であった事から見ても実用は約半分になりますね。


もっと言うと,BDZ-AT700 の [標準起動] 時の待機消費電力は,実用でなぜか約 18 W (カタログ 値 0.2 W) になってしまいます。 (常に何かしていてなかなか HDD が止まらない)
確か SONY は予約を入れていると標準起動でも消費電力上がるとか… (未確認)
DMR-BWT560


Panasonic DMR-BWT560 は同じ条件下で [クイックスタート] 入 [省エネ] 設定では約 4 W でした。
DLNA が出来ないなどの制約がありますが,0.00 W 待機 モード (0.005 W) では数十秒で本当に電力量計が全く回らなくなりましたので,嘘ではないようです。
(DMR-BWT560 の上に SONY PS3 などの機器を置くとなぜか 0.00 W 待機にならず,14 W 消費になる事が多々有りました。)


消費電力から言っても,待機分で Panasonic 機が優位です。
SONY の現行機は持っていないので Panasonic 機の実使用とでどうなるかの比較はできません。



今回は 導入記 と言う事で,この位にしておきます。
次回,画質や使い勝手について見て行きたいと思っています。
Posted at 2014/03/26 18:53:28 | コメント(0) | トラックバック(0) | 電気 | 日記
2014年03月15日 イイね!

Apple iPhone5s …

Apple iPhone5s …久しぶりに ブログ を書いたと思うと,いきなり iPhone とかなってます。


特別 Apple は好きではないので,ずっと Android を使っていましたし,iPhone を導入する予定は微塵もありませんでした。
過去に何度か iPod touch や iPad4 を買おうとした事はありますが… 一応世間で話題になってる物は気になるので使ってはみたいと思ってました。

しかし,なぜか マイナー モデル を選ぶ事が多いです。
人と被るのが嫌ってわけでもないんですが,ちょっと変わった モデル が有るとそっちに行きます。
初期の Android なんてその典型だったのですが,最近は iPhone よりも Android 機が メジャー になってきた傾向もありますしそろそろ Android 飽きてきたと言う事もあって iPhone5s を貰ってきました。

なんか常に一部の人が見切り付けた モデル を選んでいるような気がしますが気にしません。
初代 SONY Tablet なんてその典型でしたが,なぜか定価で買ってしまったし…
Nikon1 J1 も安くなってもなんか SONY とかに完全に負けて売れなかったみたいですし…
Hi-MD とか一部には異常人気ですが ド マイナー ですね。
CPU も AMD の FX 2 代目ですし,Bluetooth SP は BOSE 人気の中 JBL を選択。

全て完全に ダメ 機種では無く,なんかどっち付かずの中途半端 モデル です。
SONY Tablet は言われていたより安定していて,電池持ちも良いですし純正 ブラウザ も サクサク と軽快でした。 フリーズ とかとは無縁のような安定性は非常に魅力的で安心感はありました。
チューニング が良かったのでしょう。 でも全く売れなかったようでしたね。


この中途半端に分類できるかどうか微妙ですが,iPhone5s を持ってる人はこの土・日で一気に増えたのではないでしょうか。
ばら撒きがこの 2 日で終了で,CB は今後無いような事が言われてましたが真意は不明です。
過去に何度あった事ですし,これがなくなると端末が全く動かなくなるので,別の方法に変わるだけと思っています。 (総務省からどうとか言われてますが…)
特に日曜日は異常に混んでましたからね。 土曜日は空いてましたが。
日曜日は Apple Care が混雑しすぎて入れなかった程です。 土曜日は MNP に3 時間程でした。


そして,iPhone5s を貰ってきた訳ですが,祖母の au が自宅で電話繋がらないとの事でどうにかして欲しいとの事での キャリア 替えです。
家の地域だけなぜか au の電波は有るのに通話の発着信が出来ない不具合が cdmaOne 時代から頻発するのです。
ドコモ だけが問題なく電波飛んでるので,結局全て ドコモ に変えていたのですが 1 台だけ au のままでした。 (エッヂ は近所の アンテナ が壊れていて繋がらないし,J-PHONE は論外でした。)


せっかくの MNP 弾と言う事で,置いてあったのですがここに来て急遽案件をさがしたのですがせいぜい iPhone5s 16G の一括 0 円 CB / コン 無しか,y 電の末番 D 機の一括 0 円 コン 有り CB 無し位で… 関西で 1 台 CB 有りはやはり難しいようです。
y 電が稀におもしろい事やってくれるんですが,最近ちょっと下火です。( 店員さんが珍しく詳しいので,個人的に色々やってくれてるようです。)

選択肢が無いなら,iPhone5s でしょ。 と言う事で,iOS も都合一台欲しかった事ですし,64bit になって iPhone として不評になってきた辺りが気分的に使いどきです。 意味はありません。

タッチパネル の精度が悪いのなんて今まで持った機種では常なので気になる程ではないですし,むしろ手持ちでは一番良いのではないでしょうか。
ただ,防水・防塵が無いので ケース 対応になってきますね。
そこはさすが iPhone と言う事でもらってから考えればどうにかなりますね。
メジャー モデル は久しぶりなのですが,サードパーティ からの商品の多さに酔ってしまいそうです。

ELECOM ZEROSHOCK

と,言いますか,要は セッティング にしばらく使って気に入ってしまったので,保護 ケース と 保護 フィルム 貼ってしまいました。
これは Xperia arc 以来ではないかな… 保護 ケース は初めて。
保護 ケース 買ったのは先日,AQUOS PAD SH-08E の画面に クラック が入ってしまった事からです。  落とした時には何もなかったのですが,その後 ポケット に入れていると知らぬ間に クラック が…  まだ直してませんが,液晶は問題ないので当分このままかも。 タッチパネル が 3 分の 1 効かないので少し使いづらいです。


今でも iOS 用しかない アプリ が結構有るのと,欲しい アプリ は大抵 iOS 用だったんです。
しかし,食わず嫌いで今まで持ってませんでした。 (触らせてもらった事はあります。)
SONY と仲良ししてる間は良いのですが,ちょっと外の世界を見たくなるともぅ… ね。


何よりも良かったのが,iPhone5s って音良いんです。
イヤホン 出力でも,Bluetooth 出力でもなかなか馬力あって元気な音が印象的です。
ビクター との相性も良いので,この部分だけで Android が嫌になります。
Android 機って基本が同じ音になっていて,ヌル いんです。  情報量多いんですが,とにかく馬力がない。 エネルギー 感が殆ど出てなかったんですね。 iPhone5s で思い知りました。
ポータブル 機なんてこんな物って決めつけて聴いていたので,割りきっていました。

PA やってる人がよく iPhone を CDP 代わりにしてますが,この音なら確かに使えます。
Android 系だとちょっとしんどいでしょう。 Ti CPU 機は Android でも低音が良く出ていましたが,Qualcomm CPU 機は基本 ヌル い傾向がありますね。


なぜか農業関係や特殊な アプリ は iOS の方が多い傾向ありますし,三菱重工も iPad 入れてましたしなぜか iOS は セキュリティ 高いみたいですし…
Android が色々負けてると言われていたのが良く分かりましたが,Window と仲良しできる面では Android が優勢ですね。

Mac は使った事がないのでなんとも言えませんが,iOS は Win の考え方と常に何かしら違うので最初の セットアップ でかなり イライラ しました。
Android に慣れていた性もあって,iOS に 【戻る】 キー と 【メニュー】 キー が無いのには戸惑いました。
基本 右 クリック の考え方はないようですし,考えて使うと言うよりは直感的に慣れて使うと言う Adobe の ソフト にありがちな方法で大体どうにかなる事は分かりました。

逆にこれに慣れると,Android がうっとうしくなってくるんでしょうね。
今は Android も iOS に近い感じになっていますし,Win が Mac に似てきたのと似ている気もします。
しかし,iPhone5 で画面比を 16:9 にしたのは間違いだと思います。
操作体系的に,この画面比では操作性が悪くなってしまっている気がしてなりません。
画面 サイズ は大きくなっても良いのですが,片手で全画面に指が届かないのはちょっと…
動画性を重視したのは分かりますが,操作性も同時に改良するべきだったと思いますが,そうすると Android と被るので色々難しいんでしょう。

しかし,ONKYO の アプリ で有料ながらも DSD を再生できるようになるのは iOS だけなのでこれだけでも有利ですね。 PCM 変換しているとは言え,それは内部的に言うと… 他も同じ。
なんだか,DVD の プログレッシブ 出力に似ていますね。 あれを直出ししていたのは ビクター だけでしたし。


又しても長くなりましたが,iPhone5s 16G を貰ったので使ってみたと言う内容でした。
内部容量が少ないので,ポータブル NAS でも導入しようか検討中です。

現在の OS Ver は 7.1 です。
当分は Wi-Fi 運用とします。 AQUOS PADの SIM 入れてもいいんですがね…
Posted at 2014/03/18 13:25:42 | コメント(2) | トラックバック(0) | Android / iOS | 日記
2014年01月15日 イイね!

伊太祁曽神社 卯杖祭へ

伊太祁曽神社 卯杖祭へ2 月 15 日は伊太祁曽神社の 卯杖(うづえ)祭 ですので行ってきました。


この祭り,昔は家の班から皆で出向いていたそうなのですが,代が変わってきた辺りから行かなくなってしまったようです。
それでも,地域のお爺さん方は毎年個人的に行っていたと聞きます。
隣の地区ではこのような習慣は無いようですので,ちょっと関わりがありそうな話です。

では,なぜ遠い神社まで行く必要があるのか。 なのですが,卯杖祭 は米や果実の今年の出来を占い,その結果を発表してくれる日なのです。
それを見に行くのが目的であったと聞いていますが,お祓いを受けていたのかは不明です。

そして,その毎年行っていた方々も数年前に亡くなられ,もぅ誰も行かなくなってしまったので,家が個人的に毎年行っています。
と言っても,占いの結果を見てお参りするだけの事ですが。。。
そして,この占いの結果は後日新聞の地域欄に文字で掲載されます。


と言う事で,占いの結果ですが以下のようになっていました。


果実系占い結果水稲占い結果
今年はどうも早生系が ダメ なようですね。
晩稲ほど良い傾向が見られます。

数年前など,良い作柄が無いと言うかなり珍しい事が続いたのですが,本年は大丈夫そうです。
(隙間なく詰まっている方が良いとされ,小豆が多いと実が多いとの事。 餅が有るのも良いとか。)
Posted at 2014/01/16 22:38:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | 祭り | 日記
2014年01月12日 イイね!

年末餅つき ~ えべっさんまで

年末餅つき ~ えべっさんまで本年初 ブログ と言う事で,今回は年末の餅つきまでさかのぼってみます。


昨年は,12 月 30 日に餅つきとしました。

蒸し蒸し用酒
毎年恒例,蒸し湯に日本酒を投入してもち米を蒸しています。
昨年は,吉村秀雄商店 (日本城) の [車坂 秋あがり] を使用。
もち米は,知り合いの方から頂いた物を使用しました。 (地元産)

餅取り
餅つき自体は,機械つきですので今回は省略します。



正月を通り越して,えべっさんの シーズン となりましたので,いつもの 水門吹上神社 と 大宮神社 の本えびすへ行ってきました。 (大宮神社 は家の祭事を頼んでいるところです。)
(そもそも,氏神さんの宮司さんが家の祭事をやった事ないとかで,隣町の神社に頼んでいます。)



今回はこの辺で。

本年も本 ブログ をよろしくお願いします。
Posted at 2014/01/13 11:41:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | 祭り | 日記
2013年12月28日 イイね!

ビクター SX-WD5 の実力と鳴らし方

ビクター SX-WD5 の実力と鳴らし方本年も残すところ僅かとなりました。

そんな中,恒例の故障 ラッシュ も無く オーディオ の セッティング から電源の見直し等,大幅な変更をしたので書き留めておきます。
タイトル 少しが大げさですが,今回の変更では タイトル に恥じない程,音に相当な変化がありました。
そこで,まずはお詫びを…
ウッドコーン が鳴らないだの (今回はEXA10等は除く),やしきたかじん の 「その時の空」 が全く鳴らない録音だの書いていましたが撤回します。 (ウッドコーン については,SX-WD5 と SP-EXAR3 のみ試聴。)


まず,今回の オーディオ 周り変更に至るきっかけとなったのが,Victor POWER NOISE FILTER AA-NF15 と言う電源機器を導入した為です。
要は電源 ノイズ を無くす為の物で,恐らく Victor AX-1100 時代の物と思われます。
現在では,TASCAM AV-P SERIES が AA-NF15 と非常に似た仕様で,電源極性 チェック 機能付きです。

この AA-NF15 を電源に入れた状態で音出ししたところ,今まで気になっていた部分が一気に解消されたではありませんか。
主に中・低域の スピード 感が増し,低域の解像度が上がったのです。
過去に常時 インバータ UPS 電源を使用していましたが,その時でも取りきれなかった癖が取れたと言う事は,何かあるのでは?と言う事から電源を見直す事から始めました。
まず,AA-NF15 の中身ですが チョーク コイル は UPS でも多く通っておりその効果も確認済みです。 と言うか,UPS の音などこの チョーク コイル の種類と数で決まっているようなものでした。
今回の AA-NF15 も チョーク コイル は入っていますが,加えて サージ フィルター が付いていました。
AA-NF15


と言う事は,サージ フィルター が効いていると言う事なので,早速降圧 トランス 2 次側に 富士電機 アレスター CN23211 を入れてみました。
これは,落雷時の ノイズ から インバータ 等を守る為のものですので,今回の目的とは異なりますし,差動電圧も 240 V と一見効果は無さそうですが,物は試しです。
アース 棒も静電噴口で実績のある太く 1 m 程有る物を使用し,8 sq の アース ケーブル で アレスター と接続。 (後に 14 sq の ケーブル に交換) アース 棒の取り出しは 22 sq です。

アレスター CN23211


効果の期待はあまりしていなかったのですが,これが驚く程の結果をもたらしてくれました。
この時の モニター SP は SX-L33 → S-M3 → S-M5 と試していました。
中でも,過去に マトモ に鳴ったことがないと言っても過言ではない S-M5 がかなり意外な一面を見せてくれまして,今までどの SP でも聴いたことのない程 クリア で高解像度で,それでいて凄い馬力と音場を両立した音を出してきたのです。
特に ライヴ 版 LP でその実力を発揮するようで,今までいくら頑張っても絶対に詰まっていて聴けなかった (曇っていた?) 河合奈保子 の ライヴ 盤がまるっきり嘘のように鳴るのです。
まるで最高の ハイレゾ 音源にしたかのように。
それも,過去に一度も鳴らなかった ビクター X-1ⅡE の針で。
その解像度と スピード 感と言ったら衝撃的と言う言葉がふさわしいです。
過去にあった低域が出たとか,抜けが良いとか,情報量がどうのなんて言うのが馬鹿らしく思える程の差と,過去に何度も何度も試しては鳴らせなかった S-M5 から出たその音で全て リセット 状態です。
本気で今まで何を聴いていたんだ? と言う位の差が出ています。

リファレンスLP

この辺りでちょっと注意しておきたいのが,ここ数ヶ月間気温に関係なく オーディオ の音がどの部屋でも良くなっている傾向があったのです。
和歌山県内の発電所が フル 稼働との情報が入った辺りからの変化なので,大元の電源によるものもかなり大きいと思われますが,今回はそれを加味しても変化は大きいと捉えています。
(おまけに同じ地域内に大きな木材加工工場があり,夜中もほぼ フル 稼働と言う状態なので自宅の電源事情はあまり良くない可能性があります。)


他にも細々とした事が有るのですが,非常に長くなるので省きます。

S-M5 で LP が鳴っただけならまだしも,CD まで全く同じ傾向で鳴られてしまったのですからたまったものではありません。 TV までも普通に聴けてしまいます。 (それ位鳴らなかったのです。)
本当にどこから音出ているのか疑問に思えてなりませんでした。

こんな手強い SP が鳴ったのだから,ウッドコーン も鳴るのでは? と言う疑問から,今回の ブログ タイトル の内容に入ります。
SX-WD5 ,これも以前から随分と色々やってもその音が変わる事が無く,外で鳴らしたり,ハウス に AX-V8000 と共に持って行って鳴らしたり,部屋を変えたりしたのですがその基本は頑なに変化せず,これはこの SP の癖なのだと半ば思い込んでいました。

SX-WD5 がどう鳴らないかと言うと,まずは低域がもたつくと言うか,解像度がまるで無くぼわぼわと常に同じ音が付き纏い,バスレフ ポート の音も気になって仕方ない状態です。
硬い音など微塵も出ず,ドラム などは全く鳴りませんでした。
それに加え,広域も トゥイータ が鳴っていないのでは?と言う程出ない事も多々有り,出てもこれが限界?と言う位寂しい状態でした。
このような報告は,他所でも見受けられますが,中には音が硬すぎると言う意見や,低域が出ないと言うものまで有り,よほど鳴らす環境に左右される SP なのだ。位には思っていました。


しかし,S-M5 が鳴った今となっては話は変わります。
これならきっと SX-WD5 も鳴るはず!と 鳴らしてみたところ… 確かに全体の バランス は過去最高ではありますが,低域の癖は以前と同じ。 全体の馬力も感じられない良く言えば優しい音。

しかし,ビクター の SP で有る以上こんな ハズ は絶対に無い! と今回の件で確信し,SX-WD5 との戦いが再び始まります。
大体,S-M5 では 河合奈保子 の ライヴ LP が バッチリ 鳴るのに,S-3000 ではこの時点でも低音がもこもこになって高域も全く出なかったのです。 そんな事あるはずがありません。
つまり,S-3000 も鳴らせていないのです。 なら,SX-WD5 も鳴らせていないだけなのです。


結局,この低域問題は呆気無く解決してしまうのです…
なんと,降圧 トランス の台がほぼ全ての原因でした。
それまで,古い木製の TV 台に置いていたのですが,これと トランス 自体の共振音が出ていたようです。
対策として,一つ 90 kg 程ある U 字溝を ベース として立てて置き,その上に 12 cm コンクリートブロック を橋渡しとし,その上に ホームセンター で一番安い コンクリート ブロック の破片のような物を 4 角に配置。
ここに トランス を置く事で,低・中域が素晴らしく改善されました。
色々省略して書いていますが,この配置が決まるまで結構大変でした。

仕上げに,トランス ケース と トランス 自体の間に フェルト を挟み,トランス 自体から φ 14 で アレスター に アース を取る事で中域と音場の大幅改善となりました。
トランス ケース 自体からも,別に アレスター に アース を取る事で,更に中域を落ち着かせる事ができます。
AA-NF15 からの アース も共通にしています。
(アレスター は一点 アース が原則。 アース 面の塗装は丁寧に剥がす。)

とにかく,振動による共振音が モロ に SX-WD5 の音を濁しているようです。
と言うか,物凄く電源変化に敏感です。 トランス を置いている台の配置を変えるだけで,癖が コロコロ 変わるので ベスト を探すのに苦労しました。

最後に,部屋の都合上 SX-WD5 は S-3000 の上に置かざるを得ないので,その共振音が又厄介になってきました。
最初は,コンクリート ブロック の破片と フェルト で何とか抑えていたのですが,電源事情が良くなるに連れてそれでは耐えられなくなってきたのです。
そこで,S-3000 を置いている台の変更です。

今までは,S-3000 を農業用 コンテナ の上に木を クロス させたものの上置いていたのですが,どうもそれでは耐えられなくなってきたようです。
一応,この辺りは過去に色々試した結果,コンテナ が一番 クセ が無く低域の減少も見られなかったのですが,今となっては コンテナ が鳴いてしまっているようです。


そこで,過去にも試していた コンクリート ブロック を積む方法に変更しようと思ったのですが,過去に失敗しているのと,何かで ビクター の方が コンクリート ブロック の積み方は難しく,その習得にはかなり時間がかかったと書かれていたのを思い出し,少し調べていると JVC の マスタリング エンジニア である 小鐵 徹 さんの マスタリング ルーム にある JBL 4331A を乗せている台がまさに コンクリート ブロック ではありませんか。
これを見ると,標準的な 12 cm ブロック を積み上げているのではない事が分かり,異種の コンクリート ブロック を重ねる事が必要なようです。
画像だけでは,コンクリートブロック の種類が判断しにくいのですが,ベース に 19 cm ヨコスミ を使っているように見えるのですが,側面も平らなので違うかもしれません。
その ベース の上に基本型の 12 cm 位の コンクリート ブロック を積んでいるのが分かり,これに似せた積み方を試して見ることとしました。

そこで,今回用意したのが 15 cm ヨコスミ と 10 cm キホン と 6 cm キホン その他です。
用意したコンクリートブロック

最初は元の高さである,36 cm にしようと,ベース 15 cm ヨコスミ に 6 cm キホン を積んだのですが,S-3000 を乗せて音出ししたところ,中域が共振してしまい,妙な音になってしまったので,ベース のみにして置いたところ,箱鳴きが酷くなってしまい…
ベース の上に 10 cm キホン を置き,そこに S-3000 を置いたところ バランス が取れました。
まだ少し中域に癖が出る感じがあるので,12 cm の方が良いかもしれません。
何れにしても,ブロック は奥が深そうです。 一からこの積み方を見出すのはちょっとしんどいです。
実際には,床の材質と SP によって最適な ブロック の積み方を見つけなければならないでしょう。
SP台用組み合わせ

この上に SX-WD5 を置く前に,S-3000 で ターンテーブル が ハウリング しないかを確認します。
QL-V1 で,畳直置きですと AMP の レベル を上げると当たり前のように ハウリング が起きます。
次に,6 cm キホン コンクリート ブロック を 2 枚置き,ターンテーブル を乗せます。
AX-V5500 と QL-V1 と X-1ⅡE で 「LIVE・ 河合奈保子」 が 0 db 位まで何とか持ちこたえていますが,少し ハウ っています。
次は省略して,6 cm キホン の上に ブロック 破片を 4 個置き,その上に ターンテーブル を置きます。
ターンテーブル用台


左右 SP のちょうど間位ですと,+ 8 db も全く ハウ らなくなりました。
ブロック を重ね合わせる事によって,共振点が変化しているせいでしょう。
そして,色々試した結果としてこの積み方が最も低域に エネルギー を持ったまま解像度が上がり,高域も伸びる事が分かったのです。
これを先に書いた トランス の台にも適用し,同じ効果を得ています。
BD レコ にもこの台を適用したところ,今まで低域の解像度など無いに等しかったのが,一気に高解像度で元気な音になり,圧縮音源にしては高域も伸びるようになりましたので,結構効果的なようです。
CDP は,都合 6 cm キホン のみを下に敷きましたが,畳直置きに比べるとまだ残っていた低域の癖が取れ,非常に元気で解像度の高い音となりました。

メタルラック の上でも同じ積み方を試したところ,畳の上とほぼ同じ効果が得られたので,下地にあまり関係なく効果がでそうです。


さて,SX-WD5 ですが S-3000 の上に戻り,色々試した結果,S-3000 の上で横置き (T.W 内向き) すると定位が良く,高域も飛んでくるようになることが判明。
今までは絶対横置きしては ダメ だったのですが,土台がしっかりすると変わるものですね。
S-3000 との間には何も入れない方が良かったです。

肝心の,SX-WD5 に付き纏っていた低域の癖ですが,嘘のように消えています。
それどころか,ドラム の アタック 音や シンバル の音,バスドラ の音も団子にならずに出てくるんです。
バスレフ ポート の音なんて全く気になりません。
あれだけ出なかった高域ですが,こちらも嘘のように キツイ 音までも出てきます。

まさか,ウッドコーン で LIVE 物を全開で気持よく聴けるとは夢にも思っていませんでした。
LIVE はやっぱり ハード で繊細で音場感が出ないと面白く無いですからね。
ギター も弦の音だけではなく,胴の響きも表現されますし,弾いいた時の硬い音も出ます。
と言うか,そんな次元ではないです。 とにかく,心地良い音です。


ウッドコーン の何が良いか?
今までは正直全く分かりませんでした。 
紙の音がしない。 金属の音もしない。 理屈ではそれくらい… 
でもそれなら,わざわざ作る必要も無い気がします。

これは言葉に出来ない何か,ノリ の良い音楽を奏でてくれるんですね。
独特の音場感と言うと語弊がありますし… でも音場は気づかない レベル で広がっています。
いかにも音場が広い! いかにも音が良い! これでもか! と言った音でなく,かと言って漂うようなおとなしいゆったりとした音でもなく,その中間です。

比べて,S-M5 はこれでもか! と言う音と,高級感有る音場感とが同時に出る変な SP です。
とにかく,やたら音場が広いのに音は向かってきますし,刺さってきます。
すごく面白く,泣きたくなるほど良く鳴ります。
低音も想像以上に出ます。 自分で走り回る位鳴ります。
でも,ウッドコーン に比べると何かが足りません。

今回の セッティング 中,これが ウッドコーン の音なのかな?と思うような音が出ていた事もありました。
それは,中域が厚く濃厚で独特な音でした。 非常に気持よく聴ける音ではありましたが,それはどこかに存在した共振の音だったようです。
この SX-WD5 は,追い詰めれば追い詰める程に癖が無くなっていきます。
逆に物凄く鳴らしにくいです。 多分,今まで経験した中で一番鳴らしにくいです。
でも鳴った時は清々しいです。 良い意味で気持ち良いです。

もし,SX-WD5 に変な癖が出ているようでしたら,それはどこかしらの環境が原因です。
今回の試聴環境は…

AMP        : Victor AX-V5500
CDP1       : Victor XL-V501 (電源改造)
CDP2       : Victor XL-R2010
DVDP       : Victor XV-A77
BDレコ      : SONY BDR-AT700 (改)
ターンテーブル : Victor QL-V1
SP ケーブル   : SX-L33 付属品
バナナプラグ  : JVC AP-SC100
降圧トランス   : トヨデン 3KVA オートトランス


最後に…
冒頭にも書きましたが,以前から散々鳴らないと言っていた たかじん の [その時の空] と xrcd24 版 [ジェントル・ソウツ] ですが,今回の見直しで全く鳴らせていなかった事が分かりました。
リファレンスCD

特に鳴らなかった [その時の空] は,SX-WD5 で常に聴きながら セッティング していましたが非常に豪快な録音です。
かなりかっこ良く勢い良く作ってあるのですが,ちょっと凄すぎて今まで鳴らせませんでした。
ヘッドホン でも,店頭のどの機器でも家と同じ音だったので完全に諦めていましたが,全くの見当違いでした。
約 100 人の子供 コーラス は音像は上方に部屋一杯に広がり,たかじん の声はど真ん中に定位となります。
曲の始まりは,自然 エコー がしっかりと出ており,少しすると エコー が少し抑えられます。
低域が物凄く篭りがちでしたが,バスドラ の音で勢い付けていると判明しました。
決して低域の解像度の低い低 レベル な録音ではありません。
音場は壮大で,xrcd24 に近いものがあります。
この CD が鳴らない事には始まらないと言う事を実感させられました。


続いて,xrcd24 版 [ジェントル・ソウツ] ですが,これは S-3000 での感想です。
非常に馬力のある マスタリング で,元よりもかなり勢い付けているようです。
ドラム の音は SP が壊れるのかと思う程で,アタック 音など カチカチ です。
全開で鳴らしている時に S-3000 の前に行くと耳が壊れるかと思いました。
こんな思いしたのは初めてです。 耳元で ドラム 叩かれたかのよう…
とにかく,音に攻撃されているかのように豪快な音作りでした。
けっして,カチカチ だけの音ではありませんし,ピーキー でもありません。
ただただ豪快です。 これは SX-WD5 ではちょっと無理。
やっぱり JBL D130 などの 38 cm で聴かないと!と思わせてくれました。
これも今までは ヤワヤワ しくて,抜けなど無くて… 


miwa 武道館 LIVE BD も,一度見て鳴らなかったので封印していましたが,今回 SX-WD5 で見違えるように鳴っています。
アニサマ も,ドラム の音が出ていないように聴こえていましたが,しっかりと ライヴ してました。
声もしっかり録れています。 これもなかなか手強かったんです。


この日現在で分かっている事は以上です。
これからまだまだ進展があると思います。
むしろ,これは初まりです。



平成 26 年 1 月 1 日 一部機種名等を訂正。
(SX-M3 → S-M3 ・ SX-M5 → S-M5)

平成 26 年 1 月 12 日
降圧 トランス を センター の 1KVA 複巻に変更。
降圧 トランス 1 次 / 2 次側電源 ノイズ フィルタ 等,産業用部品で構成見直し。
アース の取り回し全見直し。 ビクター 製以外の ノイズ フィルター への アース 撤去。
デジタル 機器 / アナログ 機器用に降圧 トランス を分ける。

平成 26 年 1 月 13 日
アレスタ 含む アース を全て外す。
ノーマルノイズ 除去目的で,X コンデンサ を降圧 トランス 1 次側と 2 次側 コンセント 部に入れる。
Posted at 2013/12/29 04:36:16 | コメント(2) | トラックバック(0) | オーディオ | 日記

プロフィール

「今度はFブレーキパッドを交換しろと指示が出た。」
何シテル?   02/20 23:52
富士重工一筋でしたが、今は三菱好きです。 それでも、未だに S62 式の KT 型 サンバー は一番のお気に入り。 三菱車の中では 三菱 GTO と デ...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/9 >>

 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930    

愛車一覧

三菱 その他 三菱 その他
三菱農機製トラクターです。 現在メインで活躍中。 カーステや作業灯を追加しています。 快 ...
メルセデス・ベンツ Cクラス ステーションワゴン メルセデス・ベンツ Cクラス ステーションワゴン
2022年06月23日 奈良県に引き取りに行き納車。  S203型 W203 ブリリアン ...
三菱 ミニキャブトラック 三菱 ミニキャブトラック
2013 年 03 月 01 日,新菱 オート 様より納車されました。 平成 3 年 2 ...
三菱 ミラージュハッチバック 三菱 ミラージュハッチバック
妹の車として、2010/04/13に新菱オート様より納車されました。 平成08年08月 ...

過去のブログ

2025年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2024年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2010年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2009年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation