どうも、実は昨日も「白い砂」に乗ってきたたけぼーです。
前回のブログにて、「白い砂 1号」は無事に終点の館山に到着。
その後同列車は、しばらくの間館山駅のホームに停まっていたため、編成の1両1両を写真に収めてみました。
というわけで今回のお題は、私が館山駅で撮影した「白い砂」こと113系S70編成の車輛カタログ的な何か、です。
何はともあれ1号車から番号順に見ていきましょう。
1号車(勝浦・千葉・東京方面の先頭)に連結されているのは、このクハ111-552。
以前のブログにも書いたかもしれませんが、同編成の中でこの車輛のみが地上型の0'(正確には300)番代で、他の5両は全て地下線向けの車輛になります。
地上向けの車輛の特徴の1つとして、下の画像にあるように乗務員室背後まで客室の窓が来ていることがあると思います。
また、同車輛は比較的後になって国府津の車庫(東海道線の車庫)から転属してきたようで、元国府津所属の車輛特有の特徴として、乗務員室の扉の下部に横長の取っ手があります。
2号車には、この電動車モハ112-1259がいます。
この車輛には、車輪を駆動するモータなどのほかパンタグラフ、電源用の発電機、コンプレッサーなどが積まれています。
このS70編成には中間に電動車が4両含まれていますが、4両とも地下線向けの1000'番代です。
地下線向け車輛の特徴の1つとして、ドアの右上に行き先表示札を差す札差がないことが挙げられると思います。
というのも、地下線向けの車輛は製造当初から字幕が回転するタイプの行き先表示を標準で持っていたため、わざわざ手動の行き先札は必要がない、という判断だったのでしょう。
113系をはじめ、多くの電車は電動車が2両1組で機能するようになっており、モハ112に関しても、隣の3号車にいるモハ113-1259とペアを組んでいます。
こちらにはモータのほか、主制御器や主抵抗器などが積まれているそうです。
4・5号車には、電動車がもう1組連結されています。
4号車にはこのモハ112-1258がいます。
仕様としては、基本的に2号車のモハと同じだと思います。
私が行きに乗ってきた車輛でもあります。
1号車からこの4号車までが、指定席車輛になります。
5号車には、モハ113-1258がいます。
こちらも基本的に3号車のモハ113-1259と同様の仕様だと思います。
型番を見ると分かるように、この編成に含まれる2組の電動車は、1258・1259と連番になっています。
ラスト6号車にはこの先頭車、クハ111-1501が連結されています。
こちら側の先頭車には他の編成と併結した際に使う通路用の幌や、隣の車輛に信号などを伝達するためのケーブルなどが付いています。
以前からブログに書いているように、このクハは1500番代という地下線向けのグループのトップナンバーになります。
1500番代とは、地下線向けの1000'番代をベースに座席の寸法を拡大するなどの改良が施されたタイプ。
座席が拡大された影響として、前後のドアまわりが若干前後に押し出されており、ご覧のように運転台背後の足がかりと戸袋窓の隙間がギリギリになっています。
また先頭車に関しては、(なぜかは分かりませんが)ヘッドライトと警笛が他のグループのものよりも若干上にずらして取り付けられています。
「白い砂」号は外房線をぐるっと回って館山に来るため、内房線の普通列車とは編成の向きが逆になります。
毎度のことになってしまっていますが、長文にお付き合い頂きありがとうございます。
フォトギャラリーもどうぞ。
では。
Posted at 2010/08/02 11:56:24 | |
トラックバック(0) |
鉄なお話 国鉄113系編 | 日記