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初回放映よりそろそろ50年が視野に入ってきた昨今、MSのデザインは時代と共にリファインされて来ているが、ゴッグはゴッグのままだ。
ジオン水泳部全体がそうかも知れないが。

第1次ガンプラブームの時、現在のようになかなか手に入らず開店前から並んで買うのが当たり前だった。
少しでも遅れると、ムサイか武器セットしか買えなかった。
そんな中、入荷の日の午前中に親に買いに行ってもらえば簡単に手に入るんじゃね？と考えて楽々手に入れたのが旧キットの1/144ゴッグ。
説明書にボディの明るい部分の塗装色が「カーキ」と書いてあったので指示通りに塗ったら少し暗かった。

少し後になって周りが入手するようになり、色の話をしていて説明書を見たところ「カーキ」ではなく○○＋○○と混色指示となっていた。
大人になって初版のみカーキ指定だったと知って安心したが、自分がおかしくなっていたのかと心のずっと奥で悩み続けた半生だった。

「さすがゴッグだ。何ともないぜ」とこの場面で言ったわけではないと思うが、丸いものを持たせたくなる。


水泳部揃い踏み。

MGゾックが発売されれば1年戦争のMSがコンプリートするのだが、もう望める時代ではないのだろうなと思う。
前後貼り合わせの2パーツ(金型は1つでOK)でも良いから発売して欲しいのだが。

1983年の放映時、手術で入院している時に読んでいたホビージャパンの裏表紙(表3)にタカラの1/24スコープドッグの広告があり、退院してすぐに買いに行くのを楽しみにしていた。
退院して行きつけの模型店に買いに行くとピンクのブルーティッシュドックしかなく、そのまま隣町まで自転車を飛ばして買いに行った思い出がある。

タカラのスコープドッグはその時代にしてはあまりにも出来が良く、その後模型界のオーパーツと呼ばれるほどだった。
WAVEと言うメーカーに金型が引き継がれたのかアップデートパーツを追加した仕様で最近まで発売されていたが、流石に設計が古く限界が来ていた。


そして2024年、いよいよWAVEから完全新規金型で発売された。
何のオプションパーツも付かない素の仕様で、当時の約10倍である9900円と言う強気な価格。
当時から追いかけ続けて現在オッサンになった人にとっては大した問題ではないが、今後オプション付きの発売を考えると大丈夫なのかと心配になってしまう。

通常、見た目の良いアゴを引いた状態で立たせるが、スコープドッグにはアゴがない。
バイザーを水平よりちょっと下向きに出来れば良いのだが、水平位置までしか下がらない。
そのため、何か正面をボーと見続けたアホの子のような佇まいになると気付いたのは塗装後だったので修正出来ず。


自分は取り回しの良いショートバレルのライフルが好みなので、その仕様で製作。



タカラ製では出来なかった降着状態。



コクピットを開けた状態で飾ることはないだろうと、途中でどうでも良くなりコクピット内やパイロットの塗装は製作途中でやめてしまった。


超える存在があり研究し尽くした以上、出来の良いのは確か。
しかし、オッサンがターゲットとは言え、あまり大きくないサイズで定価で1万円は高く感じる。

1サイズ小さい1/35でも5000円程なので、自分の認識が古いだけなのかもしれないが。


二の腕の長さが間延び気味で気になったので2ミリほど詰めた(写真左)。

写真では両腕とも作業後だが、自己主張の強いリベット再現は削り落とした。
肩パーツの位置をスライドさせて変更できるので、トータルの長さを保つことも可能。

ふくらはぎの合わせ目消しや塗装をしやすくするため、写真の○部分のレールをカットして後からハメられるように加工すると楽。

2024年に新規発売された非ランセンス品。
バンダイのMGは1998年と30年近く前に発売されたもののため、今の目で見るとツライがこの商品の発売は嬉しいが喜んではいけないもの。

良く見るバンダイのコピー品ではなく完全新規設計。

出来は素晴らしく、一部表面が荒れていたり関節がゆるい箇所があるが大した問題ではない。
厄介なのは、スターダストメモリーに登場するMSは古いものが殆どで、横に並べられるレベルのものが存在しないこと。

最初に見た時は、それで歩けるのかと笑ってしまうデカい靴。
ランクルやアル/ヴェルよりも盗まれそうなのに、鍵をかけずにいたのであっさり盗まれてしまったMS。
まあ、ガンダムはいつも盗まれているのだが。

肩のバインダーがありえないくらいデカいが、ちゃんと意味がある。

皆様ご存知、アトミックバズーカと筋トレ用シールド。
その名の通り、核を撃つためのバズーカが主要武器。
盗まれずに主人公が使用していれば一瞬で最終話になっていたかもしれない。

このバズーカを撃った後で一目散に逃げるためにスラスター付きの肩のバインダーが必要。
このように展開し、足の裏のスラスターも併用してひたすら逃げる。


キットには全身に渡る展開ギミックが搭載されている。
デカいシールドが更にデカくなる。

恐らく逃げるのが間に合わなかった時に冷却機能も備えたこのシールドを使用するのだろう。


今回は使用しなかったが、劇中と同じようにアトミックバズーカの前後合体時のギア回転とライト点灯を再現するためにモーターとLEDが付属している。
ただし、日本で売られていない(らしい)電池を使用するのと、電池は付属していないので動かすのは面倒。


バンダイからVer.2.0が発売されることはないと思われるので、どうしても欲しいという人は黙って買ってひっそり楽しもう。

腹の赤い部分が短く感じたので、赤いパーツの上下それぞれ2ミリ、合わせて4ミリプラ板で高くした。
それに伴いフレームも4ミリ高くした。

そもそもMS的にも登場パイロットであるキャラ(シロッコ)的にも人気があるとは言えず、Zガンダム放映時にキットは発売されなかった。

何故か2010年に発売されたが、デカいだけで特徴のないMSな上、手抜きとも言える雑な設計で非常に高価(13200円)と言うことで長らく棚の守護神だった。
昨今では転売屋に狙われてしまい、3～4倍近い値段で取引されている。

転売屋から買うわけにはいかないので、オークションでパチ組品を新品定価の値段で落札した。

一部パーツが紛失状態だったため、この値段で入手出来たのかもしれない。

紛失していたのは左肩のバルカン砲の卵形状のカバー。
プラ板の積層から削り出して復元した。


一旦分解して洗浄したが、部品のデカさが半端なく、リアアーマーはハンバーガーほどの大きさで1パーツ。
ネットでは「デカいHG」と揶揄されているが、まさにその通りで今のバンダイでは考えられないほどの大味な作り。

機体各所にある50個近いスラスターは、内部側面がグリーンであることを無視してグレーの1パーツで成形されているので全てマスキングして塗装する必要がある。
塗装しなくても大きな影響はないレベルなのだが、他人からまずチェックされる箇所なのでやるしかない。

ボディ表面のモールドが少なく淋しいので、多少スジボリ(あまり得意ではない)を追加した。

ビームライフルは現在のMGでは考えられないモナカ構造で、左右の合わせ目がバッチリ現れる。
場所的に合わせ目消しが難しいライフル後部は、ユニット単位で切断分割して合わせ目消し終了後に再接着した方が綺麗に仕上がる。


色の選択といい、上手く処理出来たと自己満足。
持たせると全く見えない場所になるのだが。

ブルーグレーは使いやすい色だ(この写真では全然わからない)。

唯一のウリである隠し腕を使用した4刀流。

キットにはビームサーベルの刃は2本しか含まれていないが。

シャアはこんな機体を相手に頑張ったな。

もうちょっと遠近法を考えて撮ろう。

アニメを見たことがなかった(基本的に宇宙世紀原理主義)のだが、以前から異質な形状が気になっていた。

これを作るにあたり全話見たところ、感想はまぁアレだったがこのプラモの出来は素晴らしく良い。

個人的にはこれまで作ったガンプラの中で1番かもしれないくらい気に入っている。

と言っても店で簡単に手に入るわけではなく．．．
1番くじの景品がオークションでそれなりの価格で手に入るので、装甲が透明な仕様であることを我慢すれば手に入りやすいだろう。

自分はもう一つ入手しておいた。

そもそもの出来が良い上に細身のため全塗装してもポーズを付けやすい。
各所にある装甲が小さいためか邪魔にならない。

劇中のイメージから、普段はやらない汚し塗装をしてみた。


MGで発売されたのは第4形態と呼ばれるもので、一番アクのないバランスの良い形態。
バルバトスは劇中で順次アップグレードされていて数多くの形態があり、この後装甲が増えた後最終的には獣的な形態となる。

気に入っていくつかの形態を買ったので、並べられる日が来るだろう。

普段は1色で済ませてしまうフレームを今回は塗装に凝ってみた。