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8年かけてやっと完成。


今後は基本的に完成時のみブログにアップしようと思っている。
途中で興味がなくなって放棄したり、そもそも模型人口が大幅に減ったことで製作過程など誰も興味ないのではと考えるようになった。

完成写真＋製作上のポイントとなる箇所の方が、訳の分からない写真で時間をムダにすることなく読む人も楽なのではと。

この2012年の7号車はボディがツヤ消しブラックなので、研ぎ出しする必要がなく塗装が楽。
ただ、完成させてみると、ツヤ消しボディの実車は存在感があるが模型だとあまり存在感がない。


とにかく何もかも真っ黒なので色味やツヤを変えてみたが、黒には変わりがなく模型として映えにくい。


カナードやブレーキロータは別売りのエッチングパーツに置き換えたが、残念ながら全然わからない。


作り始めた時はテンションが高かったが、流石に8年も経つと覚めてしまったかな。
一応、最後まで手を抜かずに完成させることが出来たので良しとしよう。

何度かタイヤを見ている内に見た目が気になってきた。

ショルダー部が角張っていてタイヤっぽくない上、扁平率が高く見えてしまう。

タイヤの外径がホイールアーチギリギリになってしまっているので、少し小さく見えるようにするのも兼ね、ショルダーを削って自然な形にする。

タイヤを固定したリューターを回しながらヤスリを当てて徐々に削る。


回転方向を考えてヤスリを当てても、グルっと回って削りカスが飛んでくるのでメガネは必須。


写真右がノーマルで、左が削ったもの。


角が取れてタイヤらしい形になったと思う。


かなり微妙だが、扁平率が下がって見え、ホイールアーチとのクリアランスが良くなったかも。(^^;)


ついでに、実車の写真を見るとリアフェンダーがペラペラに薄かったので、削りこんで薄くしてみた。



カナードのいくつかを仮組みしてみた。


当然、空力効果はあるのだろうが美的効果はゼロだと思う。

世の中から無くならないかな。(^^;)


余談だが、F1の世界も空力デザインが千手観音のようになっていて、自分が模型的興味を失ってから久しい。

自分が好きなのは、1994年 第1戦 ブラジルGP のFW16。


第2戦のパシフィックGP以降、カナードやら何やら色々付き始め、挑戦と規制のくり返しで今に至る。

これが走っていたのもこれを作ったのも、20年前と言う遠い昔の話．．．

シートに彫刻されているシートベルトを削る。


昔は彫刻刀でゴリゴリ削っていたが、今は文明の利器であるリューターで力も時間も必要とせずに削ることが出来る。

子供の頃、「ドレメルのリューター」は憧れの武器だった。

自分が大人になってから、ストリームベースの人達はこんな便利な道具を使ってガンプラを作っていたのかと改めて嫉妬。(^^;)


オリンピックを見ながらあっという間に終了。



仕上げのための240番から始めた紙やすりの時間を入れても30分かからず。

最近は金属を削ることが多かったので、まだまだ削りたい楽勝モード。(^^)


リアウイングのステーをボディ内側から外に向かって通す構造になっている。


この構造だと、塗装が禿げる可能性がある上にウイングが傾かないような位置決めが難しくなる。

そのため、箱状の受けを作ってウイングを完成させた後に外側から差し込めるように変更。



雪のせいで塗装が出来ずに停滞状態．．．

ディフューザのフィンに厚みがあっておもちゃっぽいので、模型用語で言う「薄々攻撃」で薄くする。

洋白板で作り直すのもアリだが、これで充分。

あまり薄くすると折れるので程々に。(^^)

上の写真の向かって左側が薄々攻撃の真っ最中。


タイヤのトレッド面の中央が凹んだ状態（写真右）になるので、きっちり修正したいが見えない部分なので内側のみを削ってすり鉢状にする。

これでネガキャンが付きやすくなるし作業も半分で済むので一石二鳥。


そろそろ模型メーカーはタイヤもプラスチックにしてもらえないだろうか。

ゴムタイヤの金型を節約するために、異なる車種の異なるサイズのタイヤを流用してバランスが崩れたモノを売られるのが凄くイヤ。

スリックタイヤなら実現しやすいと思うのだが。


内装を仮組みしてみてビックリ。


後部座席の空間どころか助手席の空間もない。

サイドシルの幅がとんでもなく広く、バケットシートの幅しか空間がない。

DTMって凄い世界だ。

残念なのは、シートにシートベルトが立体彫刻されていること。

昔のタミヤもこの方法を取っていたが、別売りのシートベルトを付けるのが基本なのでわざわざ削らなくてはならず、本当に時間と労力の無駄。

削った後の整形も含めると半日くらいの無駄な作業が必要になる。



ボディを乗せてみると、全てのパーツのクリアランスが小さく、シャシー、内装、ボディがパズルのように合わさるのに驚く。


その代わりにどこかを微妙にズレた状態で組んでしまうと大変なことになるが。

おかげで、ボディ剛性が半端ない。

特に剛性は必要ないのだが。(^^;)





文化の違いは面白い。(^^)

やっと発売されたドイツレベル製のプラモ。

ドイツレベルは1980年代から何度かBMWのプラモを発売してきたが、どれもこれも箸にも棒にもかからないゴミのような出来だった。

気持ちはあるが技術がないと言った感じで、一応覚悟を持って購入するが開けた途端にやっぱり押入れに行き、何年後かには燃えるゴミとして捨てられる日々が25年くらい続いた。


ネットを見ていると最近のドイツレベルは割りと良くなったようなので、今回は期待して買ってみた。

これは2012年にDTMを走り、シリーズチャンピオンになったE92 M3。

そんな事実は買った後に知ったわけで。(^^;)


何より嬉しいのが、このゼッケン7の車両はボディが単色で面倒なラインもなく単純なロゴのみであること。

その上、ボディが今流行りのつや消し塗装なので面倒な研ぎ出しをしなくてもそれなりに仕上がる。

当然、まともな出来であることが前提の上なので、恐る恐る箱を開けてみると．．．


うねりやめくれが多くて表面が安定していないが、日本のメーカーとは違うアプローチのパーツ構成でドイツ人の本気を見た感じ。(^^)

V8エンジンやデフも再現されているが、見えない部分（自分はボンネットを閉状態で固定）なのでその辺は適当に。


いつも通り、最初に詰めておきたいのが足回り。

車高やトレッドのバランスに問題はなかったが、ほんの少しキャンバーを付けた方が良さそうだったので修正。

フロントは、ホイールに干渉するアッパーアーム（写真の赤い部分）を削ると、自重で気持ちネガキャンになる。



リアは、アッパーアームを中央で一旦切断した後に再接着することで短くし、気持ちネガキャンにする。


詰めた分、デフに干渉する部分を多少削る。


仮組みレベルでボディとシャシーを作り、両者を合体すると結構不思議。


リアのホイールハウスのインナーカバーだと思っていたパーツが実はフェンダーだった。


いや、やけにボディが小さいなと疑問に思っていたのだが。(^^;)

ちなみに、先に書いたようにボディのうねりやめくれが激しいので、全ての面を整えておもちゃっぽさを消す。

これをしっかりやって必要なエッジを立たせると、かなり見た目が良くなる。





と、頑張っても年末年始に見るチバラキ仕様にしか見えない。(^^;)

ホイールが小さく見えるが、レギュレーションで18インチと決まっているので、これで正解なのだと思う。

リアウイングの付き方が変で気になる。(^^)