今回も試乗ネタということで…m(_ _)m
3回目となる今回は、スバル・レヴォーグです。
登場から3年が経とうとしていて(2014年登場)、「何を今更」的な感じがしますが、初試乗です。
実は気になりだしたのは、昨年のこと(それより前は「印象が薄かった」)。ロードレースのジャパンツアーのサポートカーとして使用されていたのは知ってはいましたが、きっかけとなったのは、こちら↓
VIDEO
久々に「CM見て気になった」車でした。それ以降、レヴォーグについて色々知りたくなって、ハイパーレブを買ってみたりしていました(「レヴォーグがある生活」を想像してみたくなった、というのも理由の一つです)。
そうこうしているうちに、「乗り味ってどうなのだろう…?」と思い、試乗を画策。そして、今に至りました。
今回試乗したグレードは、「1.6GT EyeSight S-Style」。カラーはクリスタルホワイト・パール。アドバンスドセイフティパッケージがオプションで付いていました。
座って、ポジションを調整して(パワーシートでしたので、細かい調節ができて楽でした!!)、試乗スタート。シートの感じは、ボルボと比べたら微妙な感じでしたが(ボルボと比べたら酷というのもありますが…)、「これも十分」という感じでした。…でも、ボルボと比べて、お尻と腰に荷重がかかってるような感じがしました。シートリフターや前チルトも調整できましたので、調整次第ではお尻と腰の負担は減らせるのかもしれませんが…。
今回の試乗コースは
・ディーラーの周り1周
・山道メイン
・距離はおよそ4-5km
…といった感じでした。実際に自分が乗る環境に近いシチュエーションであったのと、コーナー等のバラエティが豊かであったため、楽しかったです。
ディーラーさんから出て感じたのは「乗り心地いいな~」ということ。GT-S系のビルシュタインではなくて標準の脚でしたが、個人的に好みでした。初期のショックもゴツゴツした感じがせずに優しい感じ。それでいて試乗した速度域(-80km/h程。メインは60km/h近辺)ではしっかりしていて頼りになる。乗っていて思い出したのが、以前試乗したSX4 S-Cross(試乗の模様は
こちら )。そのS-Crossに乗り味が似てるな~、と。
「GT-S系に乗ったこともないけど…」と思いましたが、次に乗った「ある車」でその思いは確信になりました(細かいことは次回に譲ることにします)。
また、ゆったりしたボルボと違って、レヴォーグは「走ってる」感じがして、個人的にこちらが好みだったかな、と。重たい感じもせずに軽快でした。こちらも「長距離乗りたい」と思わせるキャラでした。
気になるCVTでしたが、フィーリングは問題なかったです。MTモードにしてもDレンジにしても全く違和感なかったです。…でも、MTに対する未練もありますけどね;^^)。試乗中もディーラーの方とMTに関する話題で盛り上がってました;^^)
(多分、限定で1.6のMTモデル出たら、注文を入れそうな勢いです…。)
動力的に「予想通り」でしたが、1.6Lで十分でした。試乗中はSI-DRIVEのモードは「Iモード:Sモード」=「2:8」でした。Iモードでも十分でしたが、Sモードはもっといい。…だとしたら、DrivisionさんのECUはどれだけ変わってしまうのやら…;^^)。しかも、1.6はレギュラー指定。2.0と比べたらこれは武器かな、と思いました。ですが、SI-DRIVEのモードが1.6は「S」と「I」のみ。2.0はそれに「S#」が加わりますので、人によっては悩ましい選択肢になるのかな、と…。
(そのほかに、マルチファンクションディスプレイの表示内容も細かい差異がありますので、そこも悩ましい選択肢として入ってくるのかな、と…。)
その他に、GT系とGT-S系ではインテリアでも細かい違いがあるのですが、GT-S系で選べるブライトパール内装がいいな、と。室内の感じはGT-S系がいいのかな、と思いました。
装備や感じとしては「GT-S」系、でも乗り味は「GT」系が好み。…だとしたら、何となくですが「S-Style」は丁度いいのかな、なんて思っていました。本革のブライトパール内装が選べないのが残念なポイントですが、それ以外はほぼ言うことなし。それにペダルやサイドシルプレート等を追加していけば文句無い。という所がそれに至った理由です。乗り味もGT系が好みですし。
最後に、レヴォーグ1.6GT S-Styleに対して個人的に思ったことをまとめてみると…、
○
・GT系の乗り味
・動力性能の良さ
・程よい安心感
・商品力の高さ
・実用性の高さ
△
・ブライトパール内装の選択肢がGT-S系しかない
・SI-DRIVEに「S#」がなかった…
×
・ステアリングスイッチのゴチャゴチャ感
…といった感じでした。
真面目に言うと、「×な点が少ない」車でした。乗り味の良さ、パッケージング、etc...すべてが「ちょうどいいな~」と感じた車でした。前々から「次買うなら…」と思いましたが、「次買うならこれしかない」と思えました。長距離用+自転車積載移動用車両で欲しいな…、と考えると「これからの使い方に合っている」のかも…と感じました。
乗り出し価格は約360万円。ですが、これから乗る年数を考えていくと、このお値段も安いのかな、なんて思えてきますし、「大体の車はお値段この位だね」と思いました(そう思えたきっかけもレヴォーグですが…)。
また、アドバンスドセイフティパッケージに装備されていたサイドビューモニターが便利でした。これは車を寄せる時に役に立ちますし、車庫入れも楽になるな、と感じました。
そんな中、数少ない×な点は、ステアリングスイッチ。クルーズコントロールやSI-DRIVEのスイッチが右側に集約されておりますが、スイッチが小さめで押しにくかったな、と…。ここは「慣れ」で解決していく問題かもしれませんが、ここが数少ない残念ポイントでした。もう少しシンプルにまとまったら、これぞ「完璧」です。
あと、欲を言えばSI-DRIVEに「S#」があれば、「やる気」にさせる要素で更にプラスになったのかもしれません…;^^)
かつてCG誌のジャイアントテストで「Value For Moneyのお手本」と表現していましたが、正にその通りだな、と思いました。これは誰でも勧められますし、自分も欲しいと感じました。
また、レンタカーでもレヴォーグを用意している所もありますので(ニッポンレンタカーさん)、レンタカーで借りる時も積極的に借りてみたいと思いました。
購入検討のライバルとして挙げてみますと、「メガーヌエステートGT220」。同じワゴンですし、お値段も似通っていて、MT。キャラは違えど、十分にライバルとして挙げられるのかな、と思います。「運転キャラ」と「MT」のメガーヌ、「パッケージング」と「商品力」と「乗り味」のレヴォーグ。これは個人的に悩ましい選択になりそうです…;^^)
…あと、レヴォーグに乗った時、いい意味で「これ、乗るんじゃなかった…;^^)」と思いましたし(※試乗した時点で「次欲しい車探し」が即終了しそうな程の破壊力があったからです)、「ボルボのV60なんていいな…」なんていう思いが打ち砕かれていった車こそがレヴォーグでした。
これにてレヴォーグの試乗記を〆ます。
最後まで読んで頂きまして、ありがとうございましたm(_ _)m
また、茨城スバル自動車株式会社石岡店さん、ありがとうございましたm(_ _)m
次回は昨年「話題になった車」の試乗記をお送りします。
Posted at 2017/01/29 22:36:38 | |
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