• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

カックラ@銀結晶のブログ一覧

2018年06月25日 イイね!

―GRMN Vitzを、観察する。

今回から始まった「観察録」シリーズ。

本格開始化の記念すべき(?)第1台目は…
alt
TOYOTA GRMN Vitzです。

GRMN Vitzは、「『走りの』Vitzの頂点」に位置するモデルとして生まれました。
(「GRMN」=「GAZOO Racing Meister of Nürburgring」の略称。「GR」シリーズの最高峰ラインに与えられる名称です。今回のGRMN Vitzで7モデル目となります。)
主な(話題となった)特徴は、以下の通り。
・全国150台限定の抽選販売(※申込受付は既に終了しています)
・GR Garageのみの限定販売
・3ドアボディ
・車両価格400万円(税込)

今年の全日本ラリーでも、第3戦「NISSIN Rally丹後2018」からTOYOTA GAZOO RacingがJN5クラスにて参戦しております(ドライバーは眞貝知志選手、コ・ドライバーは安藤裕一選手です)。

発表時から1度は見てみたかったGRMN Vitz。今回、その機会に恵まれましたので、水戸にあります「GR Garage水戸けやき台」さんにお邪魔して、観察して参りました(スタッフさんの方、快く対応して頂きまして、誠に感謝致しますm(_ _)m)。

それでは、暫しお付き合いください。

【注意と感謝】
今回の「観察録」に登場するGRMN Vitzは、「GR Garage水戸けやき台」さんから「ナンバー出していいですよ」という許可を得ましたので、ナンバーを隠さずに掲載します。御協力誠に感謝致しますm(_ _)m

alt
近くで見るGRMN Vitzの第一印象は、「あ、カッコいい…」。…と同時に、「GR Vitzと…ちょっと違う??」という印象も抱きました。
パッと見、GR Vitzとは見分けが付きづらいです。これは、(個人の見解ですが、)元々、GR Vitz自体、このクラスのコンパクトカーのスポーツグレードの中で最も「スポーツマン的な」印象があるからなのかな、と思います。

alt
それに対して、GRMN Vitzは、3ドアである点とホイールの印象と相まって、GR Vitzと比べて「少し硬派な」印象を抱きました。…正直、「カッコいい」です。
【注意】
「スポーツマン的」は、「戦闘的」とは意味合いは全く異なります。あくまで「爽やか」な感じです。

また、ドアミラーは、
alt
ピアノブラック調塗装でした。

また、
alt
こんな所(※ヘッドライト~グリルの間のガーニッシュ部分)もカーボン調のシボになっていて、凝っているように感じました。恐らく、GRやGR SportグレードのVitzもGRMN Vitzと同じバンパー形状ですので、オーナーの皆様はチェックしてみては如何でしょうか?


alt
ホイール部分のアップ。
ホイールはBBS製。デザインからして、「RE-L2」をベースにしていると思われます。カラーはGRMN Vitz専用のマットグレー塗装。このマットグレーが、「硬派な印象」を引き出す要因(の1つ)だと思います。
因みに、取付穴は4HでPCDは恐らく100だと思われます。
(※2013年に登場していたGRMN Vitz TurboはPCD100の5Hでした。噂によると「ラクティスのハブ」を使用しているとか…。)

alt
装着タイヤは、BRIDGESTONE POTENZA RE050A。サイズは205/45R17。
このサイズ選択も絶妙です。というのも、アフター品を探してみると、
・BRIDGESTONE POTENZA RE-71R
・ADVAN NEOVA AD08R
・DUNLOP DIREZZA ZⅢ
・MICHELIN Pilot Sport 4
…といったハイグリップ系統も豊富にあるからです。また、コンフォート系もありますので、タイヤ選びに悩まないサイズであったりもします。


alt
ブレーキキャリパーのアップ。GRMN VitzのキャリパーはADVICS製対抗式4ポットキャリパーで、キャリパーカラーは白。見た感じ、GRMN Vitz Turboのキャリパーと同じだと思われます(※Web上にアップされている「GRMN Vitz Turboのキャリパー」と今回の写真とを見比べました)。ブレーキローターはフロントだけスリットタイプでした。
リアは写真を確認してみる限り、GRMN Vitz Turboのキャリパーとは違うものが搭載されていると思われます(※Web上にアップされている「GRMN Vitz Turboのリアキャリパー」と今回の写真(※辛うじて、リアキャリパー上部だけが写っているもの(※タイヤ銘柄確認用の写真)がありました)とを見比べました)。因みに、メーカーは確認してませんでしたm(_ _)m。


alt
内装のアップ。ダッシュボードは「普通のVitz」。GR Vitzに見られるカーボン調のパネルも無く、通常のVitzと同じくシンプルなもの。…言い換えれば、「内装質感は普通のVitz並」とも言えます。
しかし、「走りの車」であることを考慮すると、、こういったシンプルな感じは個人的に好きです。

alt
ステアリングホイールは、他のGRシリーズ同様、「86 Kouki」ベースの小径ステアリングホイールです。

【追記@2018.06.25 21:10】
実は、書こうとしておりましたが、書き忘れてしまった所がありましたので、その点を追記致しますm(_ _)m。

GRMN Vitzは、通常のVitzと比べて違う箇所がたくさんあります。その中の1つが、「ステアリングコラム周りのレバー類の配置」。

通常の日本車は、「右側:ウィンカー・ライト等の灯火関連」で、「左側:ワイパー関連」になっています。

GRMN Vitzはどうなっているのかと言いますと…、

右側が、ワイパー関連のレバー。


左側が、灯火関連のレバー。

…と逆転しています(「輸入車と同じ配置」、とも言えます。)。これは、(後述しておりますが、)GRMN Vitzが元々フランス・バランシエンヌ工場にて生産されて、日本に輸出されている、といった背景が理由としてあると考えられます。

実はGRMN Vitz、トヨタのマークが付いておりますが、「帰国子女系クルマ」ではなくて、「れっきとした輸入車」であると言えるのです…。

【追記はこれにて終了しますm(_ _)m】



alt
シートのアップ。シートは、GRMN専用のもの(恐らく、トヨタ紡織製)。表皮も東レ社の「ウルトラスエード」を使用しています。また、シルバーとレッドのステッチが施されていました。試しに座ってみましたが、腰回りが楽で、好印象でした。

alt
後席のアップ。後席はファブリック(と思われます)で、シルバーのステッチが施されていました。因みに、前回のGRMN Vitz Turboと違い、6:4の分割可動式です(※GRMN Vitz Turboは、軽量化を目的として一体可動式になっていました。)。
GR Garageの方にお願いして、前席を後ろに下げて頂き、ドライビングポジションを取った時のことを想定した後席の居住性を確かめてみました。気になる後席の居住性は、足元の自由度は少ないものの、快適でした。実用的で「普通に使える」後席で、驚きました。
その後席の快適性には、理由があります。それは、「寸法」。実は、Vitz(Yaris)の3ドアと5ドアは、全長・全幅はおろか、ホイールベースまで同一なのです(※)。外観上の違いがあるとすれば、スタイリングとフロントドアの「長さ」位(細かい所を言えば、「ドア数分のボディ剛性」等…)。それ故、例え3ドアでも、5ドアのVitzに乗っている時と同じ位の快適性が担保されているのです。
※実はこの話、GR Garageの方から説明を受けて、初めて知りました。それ故、驚きました;^^)

alt
ラゲッジルームのアップ(分かりづらくて申し訳ありませんm(_ _)m)。ラゲッジルーム自体、通常のVitzと変わりない模様です。

alt
シフトノブのアップ(※シフトパターンが見辛くなっています。申し訳ありませんm(_ _)m)。シフトノブはGRMN専用かな、と。他のトヨタ車でこんな感じのシフトノブを見たことがありません(もしありましたら、情報を頂けますと、幸いですm(_ _)m)。シフトノブ自体は握りやすかったですし、握り方の癖もありませんでした。また、シフトノブ自体に重さは感じられませんでした。

シフトパターンは、リバースが左上にあるタイプでした(オーリスのRSも同様のタイプでした。もしかしたら、オーリスRSのミッションをベースに強化されたものが搭載されているのかもしれません…。)。
ストロークは短かったですが、適度な感じで、「作られた感」があるような感じがしませんでした。
(※過去にア○トワー○ス試乗した時、「作られたかのような」極端なシフトストロークの短さに違和感を感じて以来、ショートストロークシフトに警戒感を抱いています…。)

試しにポジションを合わせてみて、クラッチペダルを踏んでみます。気になるクラッチペダルの重さは…結構重かったです。個人的には「メガーヌRS」と似た感じを受けました。…GRMN Vitzを普段使いするには、ちょっと「慣れ(覚悟)」がいりそうです。
(果たして、「150台のオーナーさんの何人がGRMN Vitzを普段使いをするのか?」という疑問は置いておきまして…;^^))

alt
メーター全景。個人的に、GRMN Vitzで一番好きなポイントです(理由は、こちらのブログにて。)。実は、実際に見れて、一番嬉しかった部分だったりします。
理由は、他の車と違って、文字盤の字体に「レトロ感」を感じたから(※視認性の点に関しましては、別のお話、ということで…)。個人的には、「クラシカル(レトロ)な腕時計の文字盤」を連想しました。
その事を父に話してみたところ、父曰く「60-70年代の車のメーターの文字盤をイメージしたのではないか?」とのこと。また、「昔の車のメーターのデザインに戻ったように感じた」とも言っていました。
…その点から考えてみますと、トヨタが想定している「GRMN Vitzを購入するであろう世代」のイメージが浮かんできたような気がします(恐らく、「50代以上」の方が、「自分用」で購入するのでは?、というイメージ。)。
※GR Garageの方に訊いてみたところ、「GRMN Vitzは、『セカンドカーとして』購入する方がほとんど」とのことでした。それ故、「普段で見かけることは中々ないのではないのでしょう」と言っていました。

しかし、GRMN Vitzのメーター配置を冷静に観察してみますと、
・水温計が無い(ディーラーオプションの「TOYOTA GAZOO Racing Recorder付専用T-Connectナビ」を装着すると、水温の表示が可能になります)
・スピードメーターが(一番目につく)中央に配置されている
点が気になりました。というのも、「GRMN Vitzは、Vitzにおける「走り(戦闘)」の頂点に立つモデルである」というイメージがあったからです。

気になりまして、ベースとなったYaris GRMNのメーター周りを調べてみますと…、
alt
(出典:https://www.autocar.co.uk/car-review/toyota/yaris-grmn)
メーターの構造自体が全然違う!!
(スピードメーターとタコメーターが並列配置+インフォメーションディスプレー付+水温計付)
※詳細を見たい方は、「Yaris GRMN meter」にて検索してみてくださいm(_ _)m

更に、2013年に限定200台が販売されました、GRMN Vitz Turboのメーター周りを調べてみますと…、
alt
(出典:http://grmn.gazooracing.com/Vitz_Turbo/photo_gallery.asp)
タコメーターが中央に配置されていました。文字盤のデザインも、シンプルで好感が持てるものでした(個人的に、Skagenの腕時計の文字盤を連想しました)。
…しかし、(失礼ですが、)文字盤のデザインに「ワクワク感」を感じませんでした。

更に、GR Vitzのメーター周りを調べてみますと…、
alt
(出典:https://toyota.jp/vitz/grade/gr/)
こちらもタコメーターが中央に配置されていました。
(…GR Vitzのメーターの文字盤デザインは、GRMN Vitz Turboのものがベースにあると考えられます。)

こうして見てみますと、今回のGRMN Vitzのメーターの文字盤のデザインが一番ワクワクしましたし、個人的に好きでした。そのため、メーター配置や水温計が無いことに疑問を感じた、というわけです。

…(失礼ですが、)果たして、150人のGRMN Vitzのオーナーさんが、その点をどう思っているのか、気になります。
(恐らく、「慣れ」で解決できる箇所であると思いますし、要らぬ心配かもしれませんが…。)

閑話休題。


alt
エンジンルーム全景。
(GR Garageさんのご厚意でエンジンルームも開けて頂きました。多謝!!)
エンジンは2ZR-FE+スーパーチャージャー。この組み合わせは、Lotus Elise Sと同じものです。
そこで、スペックを比べてみます。
Lotus Elise S
Power:220ps/6800rpm
Torque:25.4kgm/4600rpm
Rev Limit:7100rpm
Weight:950kg

Toyota GRMN Vitz
Power:212ps/6800rpm
Torque:25.5kgm/4800rpm
Rev Limit:6700rpm
Weight:1140kg
…スペック的には大差ないものの、GRMN Vitzはトルク寄りの特性であると言えます。これは主にセッティング(と取ることができるマフラーの長さ)が関係していると思います。
(※自分が説明できるのはここまで。これ以上の詳しい説明は、その分野に詳しい方に説明の方を宜しくお願い致しますm(_ _)m)

また、個人的に、
alt
こういったプレートは、所有欲を盛り上げてくれそうで、ニヤニヤしそうです^^)


alt
…と、GRMN Vitzを具に観察してみましたが、そこで感じたのが、「走りにコストがめちゃ掛かってそう…」という点。見た目自体は「3ドアのGR」的な趣で、控えめさを感じます。内装もシンプルです。恐らく、それらの「上辺」だけを見てみると、「400万円」の真意が伝わらないような気がします。

GR Garageの方から聞いたのですが、「前のGRMN Vitz Turboは、売る度に赤字だった」とのこと。考えてみますと、当時のGRMN Vitz Turboの車両価格は、税込み270万円。この価格、実は現在の「GR Vitz」の車両価格+約40万円。改造内容を考えると、その値段は驚異的であったと考えさせられます(過給機を組込んでセッティングすることを考えると、40万円ではできません。)。

先に、「今回のGRMN Vitzの400万円は、高いか?安いか?」、という点に関して、自分なりの結論を言いますと、正直答えづらいです。…しかし、作り込みやこれから書いていく「裏側」を考えていくと、「400万円でもギリギリもしくは赤字なのでは?」と思いました。それ程、GRMN Vitzは「お得」に感じられるかもしれません。

同じ価格で、似たような性格を有する車と言うと、真っ先にアバルト500を思い浮かべました。更に世界に目を向けてみますと、オペル・コルサOPC(ヴォクスホール・コルサVXR)やミニ・クーパーS、フォード・フィエスタST等が挙げられます。しかし、GRMN Vitzはその車達と比べてしまうと、内装演出やキャラクターなどの点においては不利な面は否めないと思います。あくまで、GRMN Vitzの本分は「走り」。そう考えると、GRMN Vitzは「体育会系」であると考えられます。

200psオーバーのFFで、刺激的なVitz。しかも、「トヨタクオリティ」で安心して乗ることができる。また、Vitzがベースであるだけあって、(クラッチペダルの重さを除けば)実用性も高い。あくまで「見ただけ」ですので、自分が言えるような立場ではありませんが、こういう刺激的な「体育会系キャラ」が好きになれば、GRMN Vitzは買いであると思いますし、150人のオーナーさんはそのキャラクターとトヨタの「本気度」に本当に惚れたのだと思います。
(400万円のハイパフォーマンスカーなんて、WRX STIやシビック・タイプR等、ごまんといますからね…。)

因みに、autocarさんのページ等を拝見してみますと、「Yaris GRMN」の価格は、邦貨換算で約400万円。GRMN Vitzとほぼ同じお値段です。
※因みに、Yaris GRMNを並行輸入すると、本体価格で約530万円(税込)とのことです(出典:http://riesen.co.jp/5574)。

また、GRMN Vitzは、
1.フランス・バランシエンヌ工場で生産され、日本へ輸出。
2.その後、元町工場へ運ばれ、LFA工房の職人さんの手による最終仕上げを行う。
…といったステップを経てオーナーさんの手元に届けられます。
更に、各都道府県の陸運事務所に「予備検査」を行ってもらい、「各都道府県の陸運事務所の検査官による見識の違い」を無くすようにメーカー側が働きかけたそうです。それ故、GRMN Vitzはどの都道府県でも一発で車検が通るとのことです。(※この話は、GR Garageの方からお聞きしました。)
こうした作業工程や輸送費用、更にメーカー側の働きかけを考慮すると、ヨーロッパ仕様と同じ値段で販売される、という事実がいかに大変かが想像できますし、その労力が並大抵の事ではないことが想像されます。
(…と同時に、仮に「日本でGRMN Vitzを生産したら、いくらになるのだろうか?」と考えてしまった自分もいるわけですが…。)

車自体の作り込みの他に、こうした裏側を考えた末、「400万円でもギリギリもしくは赤字なのでは?」という自分なりの結論を出しました。
…また、そういった事情を知らなければ、「400万円のVitzの本当の価値」を判断できないのでは?と考えてしまった今回の観察でした。


…以上を持ちまして、GRMN Vitzの観察録を終了したいと思います。
最後まで読んで頂きまして、ありがとうございましたm(_ _)m


最後に、「GR Garage水戸けやき台」さん、貴重なGRMN Vitzの撮影と掲載許可の御協力、誠にありがとうございました。
Posted at 2018/06/25 00:45:06 | コメント(1) | トラックバック(0) | 観察録 | 日記
2018年06月23日 イイね!

「観察」シリーズ、始めました。

こんばんは。
今日の模様は、流石に本日中にアップできないので、他の話題を。

まず最初に、「―up! GTIを、観察する。」のブログにイイね!を付けて下さった皆様、ありがとうございますm(_ _)m

up! GTIは、限定600台という限定車。それ故、まともに見られる機会がありません。そのため、「納得いくまで、観察してみよう」と思い、観察して、書いた甲斐がありました。

実は、up! GTIの観察の時、持参したカメラが電池切れを起こすというお粗末な結末で、写真が思うように撮れませんでした。
…また機会がありましたら、またup! GTIを撮りに行こうかな、と思っています(ディーラーさんに置いてあれば、の話ですけどね;^^))。しかし、「購入を断った身」にとっては、それはどうかな?と思ってしまっている自分もいまして、葛藤しています。

前回の「up! GTIの観察」以来、自分の中で「何か」が吹っ切れたような気がしました。やっぱり、「気になる・興味がある」と言っても、実際に自分の目で見てみないと分からないことがありますね。
また、「試乗できない」としても、納得いくまで観察をしていくと、「乗っただけでは分からない」所も見えてきたりして、面白い経験になるのではないか?と感じました。(と同時に、弄りの参考にも…)


たとえ試乗できなくても。
たとえ買うことができなくても。
その車が気になったら、見てみたいですし、どんなものなのかを、「自分の目」で知りたい。
…また、自分の性格上、「納得いくまで」見て、感じたい。


また、その模様を上げて、それを読んだ方が、「見に行ってみよう」とか、「参考になった」と思って頂ければ、書いた者としてはこの上なく嬉しいことだったりします。

…そんなわけで、今回から、「観察」シリーズもブログカテゴリに挙げていきます(カテゴリーは「観察録」になります)。
「個人的に気になった車」が出てきたら、一眼レフを片手にその車が展示してあるディーラーさんに突撃。その車の様々な所を自分が納得いくまで「観察」・「撮影」していき、色々と感じたことを率直に書いていく。
…そんな内容にしていきたいと思います。
更新頻度は「個人的に気になる車が出てきた」時。つまり、「不定期」になります。

【注意】
因みに、試乗も行った場合、以下の区分分けにしようと思います。
・外装・内装の細かい所やユーティリティ等といった所の詳細:「観察」
・走らせてみての感想や「○×△」:「試乗」
(理由:ひとまとめにすると、文章量が膨大になりすぎると予想されるため。)


今回の内容は、以上です。
今後とも、「観察録」共々、お付き合い宜しくお願いしますm(_ _)m


…あとは、ディーラーさんに「冷やかし」と見られないようにするためには、どうすればいいのか。そこが一番の「悩み」です。
(先手を打って「観察しに来ました」と言おうかと思っていますが…、他に何かいい方法ってありますでしょうか??もしありましたら、宜しくお願いしますm(_ _)m)


Next...
Posted at 2018/06/23 23:55:40 | コメント(2) | トラックバック(0) | 雑記 | 日記
2018年06月16日 イイね!

move up!を、味わう。【2018年試乗-1-】

こんばんは。
今回は、久々の試乗ネタです(2018年1発目ですね;^^))。

今回試乗した車は…、

VW move up!(4ドア)です。

【注意】
最初にお断りしておきますが、以下の点に注意願います。
1.
いつもの試乗記の如く、超が付くほどの長文となってしまいました。ご了承願いますm(_ _)m
2.
当記事をご覧になりますup!オーナーさんの方々に向けてです。
自分もup!は好きな車の1台です。しかし、仮に当記事でお気を悪くされましたら、誠に申し訳ありませんm(_ _)m。
その代わり、個人的に思った正直な感想を書かせて頂きますm(_ _)m。ご了承願います。
(一般の方の「up!に対する誤解を解きたいな」、という気持ちもあって、書かせて頂きます。)


【プロローグ…というか、いきさつ】
…時は遡ること、「up! GTIの観察」を行った日。
本当は、up! GTIに試乗してみたかった。…しかし、up! GTIは限定600台。故に、試乗車を用意している店舗はそもそも存在しないし、展示車を用意している店舗があるだけでもラッキーと言われていた。
…それなら、「素のup!」を参考として試乗してみて、そこで「up! GTIはどんな感じだろう?」と想像を膨らませてみよう。
…以上が、今回の試乗のいきさつです。
また、「up! GTIの観察(撮影)」が主でしたので、結構バタバタした中での試乗でした(move up!の試乗後、すぐにup! GTIの撮影に移りました)。


【試乗車の簡単なデータ】
…ドタバタした中での試乗でしたので、試乗車の簡単なデータは、以下の通りしか得られませんでした。
・トランスミッションは5速ASG(シングルクラッチ式AT)
・色はキャンディホワイト
・タイヤサイズは175/65R14。銘柄は未確認
・走行距離は未確認

また、写真は、フロントからの写真と、

内装写真の2点のみとなります。ご了承くださいm(_ _)m。
(内装パネルは「ブラックキューブ」。)

ここで内装に触れてみるとします。内装の印象は、「至ってシンプル」の一言に尽きます。ステアリングもウレタンで、オーディオスイッチなどのステアリングスイッチの類も一切なし。エアコンもマニュアルエアコンですが、表示が分かりやすく、直感的に操作できるので、却って好印象でした。このシンプルさは個人的に好みで、up!の魅力の一つでもあると思っております。
因みに、ステアリングの調整方法は、上下方向のチルトのみでした。

シートの方は、パッと見「平板的」に見えますが、座り心地は見た目以上に良く、快適に過ごすことができました。しかし、それは総行程5-6kmの試乗の中での話。中・長距離では印象が変わってくるのかもしれませんので、細かい印象はここでは述べません(…というより、「あまり印象に残っていなかった」というのが正しかったりします…)。その点に関しては、もう少し距離を重ねて検証してみたいです。
(余談ですが、dortさんのデモカーのup!には、RECAROのLX-Fが搭載されていました。個人的にショップさんのup!のデモカーの中では、dortさんのデモカーがシンプルで好きです。)


【今回の試乗コース】
今回の試乗コースは、
・ディーラー付近1周するルート
・距離にして5-6km(Google Maps調べ)
・一般道メイン
・信号は4箇所
・速度帯は最高60km/h程度の市街地速度
・平坦な道が主で、交差点以外は全て緩いカーブ
・1箇所だけ橋の継ぎ目が出ているポイントがある
…といった具合。本当は適度なコーナーがあるルートを通ってみたかったです。


【試乗の模様を…】
シートとドアミラー・ルームミラーを調整して(※ステアリングは、程良い高さであったため、そのままでした)、いざ試乗スタート。

…実は、数年前にマイナーチェンジ前のup!に試乗したことがありまして、「走らせ方」もそれなりに心得ている…つもりでいました。

しかし、エンジン始動の時点でつまづく展開に;^^)
(そういえば、M/C前の時の試乗は、エンジンが掛かっていた状態で渡されていたのだった…。)
up!は、エンジンの掛け方から癖があります。手順は以下の通り。
1.まず、シフトレバーを「N」ポジションにする。
2.ブレーキペダルを踏む
3.キーを思い切り捻る
…実は、「3.」が重要で、国産車のような勢いで捻ると、「ACC」で止まって、エンジンが掛かりません…でした。思い切り捻って、ようやくエンジンが掛かりました。

気を取り直して、試乗がスタートしたのですが…、最初に感じたのが、「操舵感の軽さ」。ステアリングが想像以上に軽く、駐車場内の移動でも軽くビックリしました。これはタイヤ幅の細さに起因するものなのかな、と思いました。しかし、冷静に考えてみると、175幅のタイヤ(スタッドレス)を履いた時のアオ(スイフト)は185タイヤ(サマータイヤ)を履いた時と比べても、操舵感に言う程の差が無かった…。…ということは、低速時の「異様な程の操舵感の軽さ」はup!全体の特徴ということになりそうです。
(※M/C後のhigh up!に試乗していないため、この点に関しては、自分の憶測となります。ご了承願います。)

最初に、ASGを「D」レンジにして走行してみます。アクセルを踏み込んでみて、「変速はこのタイミングかな?」とアクセルを軽く離してみたのですが…、自分が思うよりも数テンポ遅れて変速を行う始末。自分のアクセルの離し具合が足りなかったのか、その原因は定かではありません。
例えるなら、ミッション側が「歯車が合うタイミングは…ここかな?あれ、あれれ…!?」と「迷っているような」感じでした。
…結果、バイパスなのに、速度を乗せるのに時間が掛かってしまいました。そのため、最初の信号(ディーラーさんから出発して約1km)時点で「D」レンジ終了。残りの行程を「M」レンジにて走ることに。
その後の行程は、ディーラーの方と談笑しながらでしたが、快適に終わりました。
「M」レンジにすれば、あとは「クラッチ操作が無いマニュアル」。変速したいタイミングでアクセルを抜く→レバーを動かす→再びアクセルを踏む、という工程でスムーズに変速できれば成功しますし、失敗すれば…(※想像にお任せいたしますm(_ _)m。自分の場合、「シフトショック」なのかな、と…)、といった具合です。
そのため、「D」レンジを含めて、「どうやったらスムーズに走らせられるのか?」という「攻略要素」を見出す楽しさがあります。これは「ATである」と思って乗ってしまうと、痛い目を見ます。「クラッチペダルはないけれど、これはMT」と思えるかどうか。それがup!のASGに対する評価の分かれ目になります。

気になるシフトストロークは、「気持ち長めかもしれないけど、普通」。寧ろ、「M」モードでシフトアップしている時、「ゲート削れそう!!」と思ってしまう位カッツンカッツン当たり…そうに感じました。シフトレバーの操作感は気を遣ってしまいそうな程軽かったです。あと、up!の場合、シフトレバーを押して「+」、引いて「-」なのですが、その「+」と「-」の位置が反対になれば、完璧でした。引いて「+」、押して「-」の方が操作しやすかったです。

エンジンの方は、きちんと3500rpm程まで回せばきちんと走ってくれますし、過不足ありませんでした。エンジン音は…あまり気にしていませんでしたm(_ _)m
低速時に気になったステアリングの操舵感でしたが、「スイフトの時よりも軽いかも…」とは思った以外は、問題なし。ハンドリングも「いたって普通」でした。…本来なら、前述したように、適度なコーナーがあるルートを通ってみて、評価したかったです。

乗り心地も快適でした。橋の継ぎ目が若干上がっていたポイントもきちんと吸収してくれて、ストローク不足を感じることはありませんでした。

…正直言いますと、「いかにスムーズにASG(の「M」モード)を手なずける」かに意識が集中してしまい、他の細かい評価を疎かにしてしまいました…m(_ _)m。その点に関しては、お詫び申し上げますm(_ _)m


【move up!の○△×】
今回のmove up!の試乗に対して、個人的に思ったことをまとめてみると、以下の感じでした。

・扱いやすいサイズ
・走りの軽快感
・シンプルでかつ分かりやすい操作系統
・「走る事」と「それ以外」の割り切り


・「装備系統の割り切り」をどう捉えるか?

×
・好みがはっきりと分かれるASG
・低速時のステアリングの異様な軽さ
・「+」と「-」のシフトパターン

(1)○な点
個人的には好きな部類の車でした。
シンプルで走りがしっかりしている点がとにかく好印象でした。走りの軽快さや「操ってる感」があるところに魅力を感じました(ASGもその「操ってる感」に一役買っているのかもしれません)。
また、「走ること」に関してはしっかり手間をかけて、「それ以外」に関しては必要最低限、といった割り切りもup!のキャラクターを鮮明にしていて、個人的に○な箇所でした。
その主な例を挙げるとすると、以下の通りでした(本当はもっとあると思われます)。
・リアウィンドゥはパワーウィンドゥはなく、フラップのように後端が数cm空くのみ(展示車の「high up!」にて検証済)
・ドアミラーは手動格納式のみ(※GTIもそうらしいです。)
・ドアトリムはフルカバーではなく、昔の軽自動車のように鉄板のままの所がある
・内装質感は普通。しかし、デザインでカジュアル(個人的に言わせて頂くと、「ポップ」)な感じを演出している(外国車って、そこのデザイン処理が上手だな、と感じます。)

(2)△な点
…しかし、その割り切りを「up!のキャラクター」としてポジティブに捉えるのか、「200万円もする車なのに…」とネガティブに捉えるか、という点がup!に対する評価の分岐点(のひとつ)であると考えています。実際、どう捉えるのかははその人次第です。好きな人は好き。嫌いな人は嫌い。up!はそこがハッキリする車でもあると思います。
(up!のオーナーさん達に対しては失礼を承知で言ってしまいますが、)あくまでup!はVWのボトムレンジ(Aセグメント)を担っている車であり、「シンプルな実用車」であることを頭に入れておく必要があります。そうでないと、「up!に対しての正しい評価ができないのではないのかな?」、と感じます。

言い方を変えれば、(up!の本質とはズレた表現になってしまうとは思いますが、)up!は最新装備が付いていても、どこかアナログ的な感じがする車だと思います。VWの最新の車なのに、とにかくシンプルでちょっと旧い車みたい。高級化していく外国車の中でも、こういった車って珍しいと思いますし、個人的に応援したくなります。

(3)×な点
話を戻しまして、×な点について。
1つ目はASG。自分の場合は、「こんな感じね」と思い、「up!の個性」と考えているため、「○」だと考えています(寧ろ、「攻略要素」に楽しみを見出す方。)。
…しかし、客観的にとらえていきますと、ASGを「ダメなAT」と捉えるか、それとも自分のように「攻略要素を見出すことに楽しみを見つけていくミッション」と捉えるのか。この点もup!に対する評価の分岐点(のひとつ)であると考えています。
ASGのようなシングルクラッチ式ATの基本構造を考えてみると、「クラッチ操作を自動化したMT」。そのため、AT車にあるクリープ現象も存在しませんし、(個人的には)「MTを知らないと乗れない」と思えます。ですので、MTに乗っている方や(NAVI-5のような)「ロボタイズドMT」に乗り慣れている方なら、難なく乗りこなせそうな気がします。(※あくまで「気がする」だけです。)
なので、「up!って、ATなんでしょ?」と思ってかかると、ちょっと痛い目を見ますので、覚悟した方がいいと思います。
…しかし、乗って「ASGってこんなものね…」と思って乗ってしまって、ASGの癖に慣れてしまえれば、それもアリなのかと思います。但し、ATと違って、「坂道発進」が必要なので、その点は注意してくださいね!!
…したがって、up!を検討される際は、事前に必ず試乗をしてみて、ASGが自分に合うのかどうかを確かめることをお勧めいたしします(または、自分のように、「ASGの攻略法」を見出すこともオツかと…)。
※因みに、up!をスムーズに乗ることができれば、スズキのAGS車は楽勝です。

2つ目は、低速時のステアリングの異様な軽さ。これは最後まで拭えませんでした。しかし、普通に走らせている時は、違和感を感じませんでしたので、低速時にそうなるように電動パワステ側で「セッティング」されているような気がします。個人的に「少し重めな操舵感」が好みでしたので、この「軽すぎる操舵感」は苦手というより、ちょっと恐怖感を感じました。

3つ目はシフトパターン。前述のように、引いて(下側が)「+」、押して(上側が)「-」の方が操作しやすかったです。「慣れ」と言われればそれまででしょうけど、「そこを何とか…」と感じました。


【結論・個人的に思った事】
…情報が少なかったため、短くまとめるつもりが、結局長々と書いてしまいました。
結論を述べますと、自分の中では、up!は「好きな車」に入ります。理由は後述していきます。先に、個人的に感じたup!の評価を記していきます。

up!は、「割り切り」を理解しないと付き合えませんし、好き嫌いが分かれやすそうな車であると思いました。正直、自分からは「素朴さと割り切りとキャラクターを理解するのであれば、勧められる。だけど、手放しで万人に勧められる車ではない」と感じました。
そのため、気になる方は現物を見に行って、自分の目で確かめてみて、乗ってみて、「自分の感覚に合うかどうか」を確かめてみてください。
(あと、「up!はどんなポジションに属するのか?」という点も頭に入れて頂くと、更にいいかと思います。)

個人的には、低速のステアリングの操舵感を除けば、運転していて楽しい車でありました。ASGも「いかに手懐けて、スムーズに運転できるのか」を見出していくことが楽しかったです。とにかく、「操ってるな」という感覚が感じられました。
(AT、MTの用意があれば、更に人気が出そうな気がしますが…、お値段どうなってしまうのだろう?という心配があったりもします。仮にお値段据え置きなら間違いなく今よりも売れると思います。しかも、ATは、DSGよりもトルコンATの方が気軽に乗れて、間口が広がると予想されますし、その分商品力も高まると思います。)

最初に書いた、「自分の中では、up!は『好きな車』に入る」という理由について。【○△×】の項で前述したため、繰り返しになってしまいますが、個人的に、up!はVWの最新の車なのに、とにかくシンプルでちょっと旧い車みたいな車の香りを感じました。高級化していく外国車の中でも、こういった車って珍しいと思いますし、個人的に応援したくなります。
このシンプルな潔さ、実は大好きだったりします。これを「シンプル」と感じるのか、「道具的」と感じるのか、それとも「弄りれるポイントがある!!」と感じるのかは人それぞれということで…;^^)
(個人的には、何となく「無印○品」的な印象を抱きました。)


【でも、本当の目的は…】
今回の試乗を通じて、「up! GTIに対する期待」が膨れ上がりました(※実は今回の試乗は、こちらがメインでした)。
素のup!がこれだけ安心して乗れる。そのup!がMTで116ps/1000kg…。これは面白そうだし、GTIの見た目もお洒落。そして、変わらず「シンプル」。up! GTIに対して、自分の心がワクワクしました。
(※因みに、日本には、更にパワフルで、軽量なスイフトスポーツが存在します;^^))

久々に乗ったup!は難しさもありながらも、楽しませて頂きました。それと同時に、GTIに対するワクワクも出てきて、その後に行ったGTIの撮影(カメラの電池の関係上、20分程でした)が楽しかったです。
(※仮に、カメラの電池が残っていましたら、1時間掛かってでも納得するまで撮るつもりでした;^^)ゞ)


以上を持ちまして、move up!の試乗記を〆たいと思います。
最後まで読んで頂きまして、ありがとうございましたm(_ _)m

最後に、Volkswagen水戸インターさん、撮影と掲載許可のご協力、誠にありがとうございました。
Posted at 2018/06/17 13:27:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | 試乗あれこれ | 日記
2018年06月10日 イイね!

―up! GTIを、観察する。

―up! GTIを、観察する。ご無沙汰してますm(_ _)m
この頃、ブログに挙げる程のネタがない(というより、平日はほぼ無趣味状態で過ごしている)状態が続いている今日この頃です。こんばんは。

さて。昨日の午後、噂の「up! GTI」を見に、VWのディーラーに行ってきました。

up! GTI自体、昨年から気になっていた車でありました。「いつ出るのかな…??」と思いつつ、とあるブログを読んでいた時、「え、出るんだ!!…てもう完売!?!?」…となったのが、月曜日の事。

しかし、「完売で、もう手に入らない。…でも、一目でいいから、実車を見てみたい!!(あわよくば、動かしてみたい!!)…という思いが沸きあがりました。

…そんな思いで平日を(ヘトヘトになりつつも)過ごし、仕事が終わった金曜(の夜)にディーラーの展示車・試乗車情報を調べたところ、実家からそう遠くないところのディーラーに展示車がある、という情報を見つけ、「展示車があるのだったら、見に行くしかない!!」…と思い、実行に移しました。
(ディーラーに着いた時も、ディーラーの方に「up! GTIを見に来ました!!」と言ってしまった程;^^))



…ディーラーに行ったいきさつはそこまでにして、これからup! GTIの観察録を記していきます。かなり長文になってしまいますが、お付き合い、宜しくお願いしますm(_ _)m


alt
alt
近くで見るup!GTIの印象は、「スタイリッシュ」。真面目なスポーツハッチのような印象でした。これに近い印象を抱いた車といえば…、Lupo GTIやゴルフⅤGTI、ZC31S・ZC32Sスイフトスポーツ辺りかな、と思いました(※ZC33Sは「スタイルに振った」感じがしましたので、外しています。個人的に(どちらかというと)セアトやオペル・アダムに近い印象)。実直な感じがする、まとまりがあるデザインで、自分好みでした。
(※当方が、「実用性を兼ね備えたスポーツハッチ」が好き、というのもあります。)

alt
ホイールのアップ。因みに、ホイールの名前は「Brands Hatch」とのこと(※1)。個人的にup!純正オプションの「Upsilon」にデザインが似ているな、と感じました。…といっても、似ているのはデザイン(と雰囲気)だけで、サイズは違っています。詳しいサイズは以下の通り(※憶測が入っています。念のため)。
Upsilon:6.0J-16 ET+43
GTI純正:6.5J-17 ET+43
(出典:https://www.wheel-size.com/size/volkswagen/up/2018/)
また、フロントブレーキのディスクサイズも15インチに拡大されているとのこと(※1)。リアブレーキはドラムのままでした。
(※1:参考:http://www.webcg.net/articles/-/38232)

alt
気になるタイヤサイズは195/40R17(※)。銘柄はグッドイヤー・エフィシエントグリップ・パフォーマンスでした。デザインのことを考えると、17インチもいいのですが…、16インチに下げても面白そうな気がします^^)
(ホイールはup!純正オプションのUpsilonなんていいのかもしれませんし、VolkのG25-16inch Modelなんてのもいいのかもしれません。寧ろ、TE37sonic辺りはガチすぎて、up!GTIのキャラクターから外れてしまうのかな、と思ってしまったりも…。)
※:195/40R17は、アフター品ですと、YokohamaのS.Drive、ContinentalのContiSportContact 3、GoodyearのEAGLE LS2000 Hybrid II があります(価格.com調べ)。

alt
内装も、しっかりGTI。シートの生地もチェックで、インパネのパネルの装飾も思ったよりもうるさくなかったです。…というより、up!のインパネの装飾自体がグラデーションのデザインなので、それに慣れてしまっているのかもしれない、というのもあると思います(up!自体ポップなキャラクター、というのも理由の1つかと。)。因みに、up! GTIのサイトを見た友人(女性)も「内装がスタイリッシュ」と好評だったことも付け加えておきます。
また、ピラーやルーフも黒でしたので、そこも好印象でした。最近は内装にも手を抜いていない車が増えてきましたね。

alt
インパネのパネルのアップです。パッと見「high up!」の「ピクセルレッド」(※ボディーカラーを「トルネードレッド」にすると付いてきます)と同じものかな、と思いました。
この頃のスポーツモデルの内装演出は、黒からのグラデーションや赤一色のものが多く、「何か押しつけがましいな…」と思って、好きになれませんでした。しかし、今回のup! GTIの演出は「何となく、いいな…」と思いましたし、「up! GTIのキャラクターに合ってるのかな」と思ったりしました。
理由は、自分の中の「VWのGTI=赤」というイメージの「刷り込み」が大きく占めていると思います。しかし、結局は「ベース車両のキャラクターがどんな感じなのか?」に尽きてしまうのかもしれないとも思っています。up!自体、VWの中でも比較的ポップなキャラクターになっていそうな感じがしますので、そう思えるのかもしれません(※あくまで「個人の見解」です。悪しからず。)。
…と書いていますが、個人的に、「move up!」用の「ブラックキューブ」に換えて、シンプルにしてしまうのもアリだね、と思ったりもしています。

ドアを開け閉めした時の感じは、(他のup!にも共通していることですが、)「ボン」というドイツ車でよく聞く重めの質感で、しっかりとした感じでした。これだけでも満足感があります。

alt
シートのアップ。骨格自体は通常のup!とは変わらなさそうですが、クッション(生地)が通常のup!より気持ち厚めに見えました。座った時の感触は上々でした。シートの模様は、当たり前ですが、「GTIチェック」。何度見てもお洒落ですし、可愛いです。

alt
up! GTIは3ドアなので当たり前なのですが、リアシートのアクセスは覚悟がいります。運転席のポジションが決まった後にリアシートにアクセスしてみましたが、自分でも「何とか」入れた位。因みに、リアシートは、足元は狭めですが、シート自体はしっかり座れました。リアシートは少ししか座っていませんが、ある程度の距離は大丈夫そうかな、と思いました。
(※身長168cm程の人がドライビングポジションを決めてから、リアシートに座りました。)

alt
ミッションの操作感は、軽め。ストロークも極端に短くなく、ごく自然な感じでした。クラッチも軽めで、アオ(ZC72スイフト)やZC33Sスイフトスポーツと変わらない感じでした。メガーヌのRSみたく「日常域で覚悟がいる」というものではなく、「気軽に楽しめる」ものでした。

alt
シフトノブは先代ポロGTIのものに近い形状でした(…といっても、先代ポロGTIのシフトノブを調べてみて初めて知ったという感じでした)。握りやすく、癖もない形状に感じました。

alt
メーター全景。最近の車には珍しくないのですが、水温計がありません。up!専用の「Volkswagen maps+more」アプリをダウンロードすると、水温計の表示ができるとのことですが、Bluetoothの通信ラグを考慮すると、後付けの水温計を付けてもいいのかな、と思ったりもします…。

エアコンの設定等は、上級モデルの「high up!」に準じて、オートエアコンになっています。…因みに、ナビはスマホ頼りになってしまいますが…、2DINナビの取付ができる便利なキットがありますので、そこは問題なさそうです。
(※自分もダイアトーン入れたいですし…。)

alt
ラゲッジルーム全景。写真では浅くなっていますが、ラゲッジボードを下に収めて、天地方向に深くすることができます。ラゲッジルームの広さ自体は、感覚的に72スイフトとあまり変わらないかな、と。
因みに、リアゲートはそこそこ重く、丁寧に閉めようとして、親指を痛めかけました;--)(結構「バタン」と閉まってしまいます…。)。あと、リアゲートダンパーが気持ち強めに感じられました。


alt
…と、貴重なup! GTIを観察・撮影してみましたが(撮影の方は、カメラの電池切れというトラブルが発生してしまったため、思った程撮れず仕舞い…)、シンプルにまとまっていて、好感が持てました。全国限定600台故、試乗車の用意が無いので、乗り味に関してはどうとは言えません。しかし、間違いなく「いい!!」と思いますし、購入できた600人の方が「羨ましい…」と思えてしまいます。
GTIを観察する前後に、参考にmove up!を試乗してみましたが、ノーマルのup!自体の感じが良かっただけあって、GTIにも期待できそうです(※move up!の試乗記は時間があった時にでも…)。

観察・撮影後、「乗り出しはどの位するのだろう…?」と興味があって、見積もりも取ってみました。その結果、乗り出しは270万円程(※)とのこと。また、全国600台限定で、興味がある方も多いとのことですので、完売も時間の問題であると予想されます。
※フロアマット、ドライブレコーダー、ETC、ボディーコーティング(QMIグラスシーラント タイプTⅡ)、ニューサービスプラス、ウォルフィ2年、延長サービスプラスをオプションに加えて、諸費用込みで270万円程でした。

手軽なサイズで、面白そうで、お値段もhigh up!+20万円程。…これ以上ないお買い得な車であると思いましたので、注目する方も多いのも頷けます(自分が来た日も、何組か見に来ていたとか…)。

…また、「600台限定」という設定も上手いのかな、と感じました。というのも、「カタログモデル」にしても、売れるかどうかが予想できないから。台数限定にしてしまえば、確実に売れて、反響次第で第二弾ないしは受注モデルやカタログモデル…といった展開に持っていけると予想されます。
(…そういえば、「特別限定車」で売ったけど、気が付いたら「特別限定車」という名の「カタログモデル」になった車が#2スイフトにありましたよね…。)

ディーラーを出る際に、ディーラーの方から「フォルクスワーゲンも、今後MTモデルの生産が無いらしい」、という話を聞きました。これからのVWの方針のことを考えると、その展開も予想されます。…となると、同時発売となるGolf GTI Dynamics(MTが全国限定限定100台の抽選販売)共々、「MTのGTI」を手に入れるチャンスは「今しかない」のかな、と(7月発売のPolo GTIもDSGのみの設定ですし)。…そう思うと、「もう、手軽に楽しめるMTモデルが減っていくんだ…」と、何となく寂しさも感じました(あと、少しの「危機感」も)。
(…というより、知らぬ間にPolo GTIとGolf GTI、Golf RのMTモデルがラインアップ落ちしていたのですね…。)

個人的にライバルだと直感的に思ったのは、トゥインゴGT。パッケージングもスペックもほぼ一緒。…なのですが、個人的には、「up!GTI」を指名買いしたいな、と思いました。
(…と言いつつも、結局は判子押しませんでした。本当にお金があればな…。そう思うと、少し切なかったです。)

…ですが、気になっていたup! GTIに一目でも見られて、嬉しかったです!!
(あと、カタログ類も頂きましたので、しばらく楽しめます;^^)。)

…以上を持ちまして、up! GTIの観察録を終了したいと思います。
最後まで読んで頂きまして、ありがとうございましたm(_ _)m


最後に、Volkswagen水戸インターさん、撮影と掲載許可のご協力、誠にありがとうございました。
Posted at 2018/06/10 21:52:04 | コメント(3) | トラックバック(0) | 観察録 | 日記

プロフィール

「実家に車停めてたら、樹液の被害に…
車のピラーが真っ赤でしたorz
(落とせるだけ落としました)

来週コーティング店に行くから、落としてもらおう…」
何シテル?   07/22 18:34
カックラ@銀結晶と申しますm(_ _)m 「アオ」こと青いZC72Sスイフトに乗っていました(元家の車→元マイカー。現在は父の相棒。)。 現在は「グレイ...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2018/6 >>

     12
3456789
101112131415 16
171819202122 23
24 252627282930

リンク・クリップ

[フォルクスワーゲン アップ!] COXボディダンパー装着 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/05/01 04:55:13
足周りの異音と、○○と(_ _) 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2017/09/02 01:45:03
”オラオラ運転”に見る意識チューニングの大切さ!! 【悲しい8月スタート】 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/09/27 12:23:50

愛車一覧

フォルクスワーゲン アップ! グレイ (フォルクスワーゲン アップ!)
※プロフ文章は暫定です。気が向いたら編集します。 今度の新たな相棒。 シンプルなデザ ...
スバル フォレスター スバル フォレスター
家の車。 (主に)父親が使用していました。 「ピュアホワイト/ピュアホワイトモノトーン ...
スズキ スイフト アオ (スズキ スイフト)
2025.03 正式に活動終了。 必要なパーツを取って、廃車になります。 活動期間:14 ...
シボレー クルーズ 赤君。 (シボレー クルーズ)
本当に「家族のクルマ」です。 平日は親が、休日は(用があれば)ウチが乗ります。 もう ...

過去のブログ

2025年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2024年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2010年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation