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カックラ@銀結晶のブログ一覧

2020年08月10日 イイね!

―T-Rocを、味わう。【2020年試乗-1-】

こんにちは。
ご無沙汰していますm(_ _)m

先々週、ディーラーさんから「T-Rocデビューフェア」の案内が届きました。何やら、「チョロQ」が貰えるとか…。
もうこんな手にはn…行きます!!
…てことで、「チョロQ」を貰うために、ディーラーさんに行ってきました。

早々に「チョロQ」を手に入れることができて、目的を達成しました。「折角なので、T-Rocの展示車でも見てみよう…」と試乗車を覗いていたら…
「試乗車ありますが、乗ってみますか?」
とディーラーの方が…(※俗にいう「悪魔の囁き」という…)
これは試乗しない手は…!!
…と、あれよあれよと試乗に進みました。

…ということで、今回は久々の試乗記です。

今回試乗する車は、フォルクスワーゲンT-Rocです。

【試乗車について簡単に。】
・試乗したグレードは、TDI Style Design Package
・色はエナジェティックオレンジメタリック/ブラックルーフ
・試乗時の走行距離は見ていませんでしたが、マジモノの新車
・タイヤ銘柄は未確認。サイズは215/55R17(カタログにて)。

【試乗コースについて】
試乗条件は、「15分フリー」。つまり、コースも自由。…ということで、コースは以下の通り。
・距離は8km程(Google Maps調べ)
・ディーラー付近1周するルート
・一般道メイン
・信号は6箇所。そのうち信号に捕まった回数は5回。
・途中、工事による停車ポイント有
・速度帯は最高60km/h程度の市街地速度
・平坦な道が主で、交差点以外は全て緩いカーブがメイン
・1箇所だけ橋の継ぎ目が出ているポイントがある
…基本的に以前up!を試乗した時のルートを延長したものです。
因みに、持ち時間は全て試乗に時間を割きたかったので、写真はありません。(くどいですが、)文章でお楽しみください。

【試乗に際しての細かい条件】
・メーターのディスプレイは「アナログメーター+中央に地図」のモード。
・iPodをBluetooth接続してオーディオに流しました。(試乗後にディーラーの方で車輌側の設定をリセットして頂きました。)
・聴いた音楽は早見沙織さんのアルバム「シスターシティーズ」から「ザラメ」「遊泳」「PLACE」「yoso」。最後にUNISON SQUARE GARDENのライブCDから「静謐甘美秋暮抒情」(※「文字が映るか」を試すための嫌がらせ)。
・オーディオ設定はノータッチ。
・ドライブモードは「ノーマル」と「スポーツ」を交互に試した。
・シフト設定は「D」レンジのみ。パドルシフトは使用せず。
・アイドリングストップは途中からOFFに。
・純粋に「運転した時の乗り心地」と「オーディオの感じ」に焦点を当てて試乗。

【試乗インプレ】
1.座った感じとか
シートは表皮が張り気味で、座り心地は比較的ガッチリめ。といってもガチガチではなくて「しっかり支えてくれる系」。…この頃のVWによくあるタイプのものです。
調整自体は手動で、リクライニング方向はダイヤル式になっています。シートリフターの調整幅が広く、低くするとスポーティーな姿勢を取れることができますし、高くするとSUVらしい見晴らしの良さを味わえる姿勢を取ることができます。
感動したのが、レバー式のランバーサポート。レバーの位置と相まって、便利に感じました。
ステアリングはチルト・テレスコピック調整式。こちらも調整幅が大きめで、シートと相まって、ドライビングポジションを決めやすかったです。
今回はシートポジションは「中間」(一番低くすると、前が見えづらかったため)、ステアリングは「一番手前」で試乗に臨みました。

因みに、リアシートも広めでしっかりとしています。自分がドライビングポジションを決めた後に後席に座った時、膝前に拳2個分の余裕がありました。しかし、背中は背もたれの上部から気持ち浮いてしまうような感じでした。(※展示車のR-Lineに座った感想です)

2.静かさ
走り出して気が付いたのは、「静かさ」。エンジン音自体はディーゼルエンジンのそれ。しかし、絶対的な音量は抑えられていて、不快感はあまりありませんでした。例えるなら「ガー」というディーゼルエンジンの音の「引っ掛かり」が少なくなって気持ち滑らかになった感じ。
…とはいえ、ディーゼルエンジンの音が苦手な方にとっては耳障りに感じてしまいます。

3.エンジンとミッション
エンジンは2LのTDI。ミッションは7速DSG。
停車からの走り出しはワンテンポ遅れる印象がありました。ディーラーの方曰く「クリーンディーゼル車の特徴」とのことですが、ストップ・ゴーに弱いDSGも要因にあると感じた次第です。
しかし、動き出してしまえば、厚みのあるトルクと途切れの無い変速のお陰で凄く楽。街中ではなくて、郊外や巡行向きなのかもしれません。
スロットルの感じとかは、次の項にて述べるため、割愛します。

3.ドライブモード
T-Rocには「エコ」「ノーマル」「スポーツ」「カスタム」と4つのドライブモードが用意されています。
今回は「ノーマル」と「スポーツ」を交互に試してみました。
切り替えてみた感じですと、Styleの場合は「スロットルの反応」と「ステアリングの重さ」と「シフトモード」が変わるみたいです。R-Lineになると、更に「DCC(アダプティブシャシーコントロール)」が加わり、乗り心地も変わっていくとのこと…。
「カスタム」は「エンジン(スロットルの反応)」と「ステアリングの反応」、「ACC(アダプティブクルーズコントロール)の設定」、「エアコンの設定」が弄れます(※確か、そのくらいだったような気がします)。
「ノーマル」ではステアリングは全体的に軽めで、スロットルの反応も比較的ゆっくり目。といっても、「C5 aircross」よりは反応が良いです。
そこでドライブモードを「スポーツ」にすると、アクセルに対する反応とトルク感がノーマルと比べて幾分か良くなりますし、ステアリングも幾分か重くなります。また、シフトも「S」モード(引っ張り気味に回してシフトアップしていくモードです)に切り替わります(シフトレバーを後ろにクリックすればDに戻せます)。
個人的にスポーツモードの方が好みでしたし、「スロットルの反応とハンドルの重さはスポーツの方が普通でいいのかも…」と感じてしまった次第です。

4.乗り心地とかキャラクターとか
段差に差し掛かった時の最初の動き出しに硬さを感じました。しかし、フワつくこともなく、全体的に安定しているため、全体的に快適…というか素朴な印象でした。「飛び切りいいわけではない」けれど「普通に良い」。乗り心地に限らず、乗った感覚も「普通」。
「個性を主張するタイプ」というよりも「個性を隠して、普通に振る舞ってる」感じ。スタイリングとかキャラクターとかは「今までとは違う」方向性を与えられている…はずが、「真面目さが抜けきれていない」。しかも、周りが個性が強すぎる面々故、どこか「普通」っぽく映ってしまう。しかし、「変に気を遣わなくて」もいいので、その点がいい所とも言えそうな気がします。

個人的に今まで試乗してきたSUVの中では「一番普通」と思いました。…といっても、今まで試乗してきた同クラスのSUVがCX-5(CX-8)とか5008とかC5aircrossとかC-HRと大分個性を持ってる車ばかりなので、説得力が少ないな、と思います…。

5.気を遣ってしまった部分
気になったのは、車幅。見切り自体は問題ないのですが、絶対的な車幅は気を遣ってしまいました。
また、車幅間隔の基準になる物が無かったためか、最後まで車幅感覚を掴むのに苦労しました…。

6.オーディオとか
オーディオに関しては、終始初期設定のままでした(※調整方法が分からなかった)。ですが、聴いた感じは悪くなく、「+αで追い込む」感じでいいかな、と(気持ち「広がり」を調整したい…)。
調整項目が気になるところでありますが(多分、「低・中・高音」だけかな?)、初期の設定でも十分かもしれません。
また、スワイプした時のディスプレイの動きも滑らかでした。
因みに、意地悪でかけた「静謐甘美秋暮抒情」はきちんと表示されました。


【T-Rocの○△×】
T-Rocに乗ってみた時の個人的に抱いた○△×は以下の通り。

「普通」であること


スポーツモードの初期設定
ワンテンポズレる動き出し

×
この試乗の時「は」無し

○な点は、「普通」であること。
個性が無いとかという意味ではなく、「変な気を遣わず、違和感無く乗れる」という意味合いです。クセが少なく、普通の車から乗り換えてもスッと馴染める。そこがT-Rocの美点のように感じられます。
「攻めてるつもりでも、どこか根の真面目さが抜けていない」印象は、どこかクスッときてしまいます。
それはスタイリングにも現れており、顔つきはアクが少なく、端正に感じられます。…スタイリングはTiganより好みです。

続きまして、△な点を。
1つ目は「スポーツモード」について。ドライブモードの「スポーツモード」の設定自体は好みです。しかし、「スポーツモード」にすると、シフトモードが「S」になってしまう点は何か煩わしいな、と。セレクターレバーを手前にワンクリックすればいいことは分かってはいますが、「スロットルとハンドリングの感触のみスポーツが好み」という自分にとっては、細かすぎる所ですが、気になってしまいました。
2つ目は「動き出し」。DSGとディーゼルの特性が合わさって出てきてしまったものですが、しばらく慣れが必要そうだな、と考えてしまった次第です。ガソリンのTSIだとどうなるのだろうか、気になってしまいます。

最後に×な点ですが…、乗ってみた時点「では」見当たりませんでした。
それほど、「完全無欠」というわけではありませんが、どこか「ソツなくこなす」印象がありました。そこは流石というべきなのか、何なのか…。

【車の性格を例えるなら…】
T-Rocの性格の例えは、試乗が終わった後の帰宅の道中で何となく決まっていました。(いくつか違う所はありますが、)個人的に「マジメ」(from「女子高生の無駄遣い」)だと思いました。理由は「見た目はイケメンでも、どこか根の真面目さが抜けていない」所かと。
実はT-Crossの時も似たようなことは思っていましたが、T-Rocの方がそういう印象が似合うと思います。

【予想される比較検討車と個人的推しグレード】
自分なら、「プジョー3008」と「VWゴルフ」を比較検討車に持って行きます。
「3008」は値段帯がピッタリであることとどことなくキャラ立ちが似てると感じたことから(あと、自分の好み)。
「ゴルフ」は「似たサイズの車」で「価格も近く」、「SUVかハッチバックの違い」があれど「向いてる方向性が似ている」と感じたため。
…実の所、T-Rocは「積極的にイチ推しする程のクルマ」ではないと思っています。理由は、「ライバルと比べてキャラが立っていなさ気味である」から。しかし、「周りのキャラの強さに疲れた」方にとっては、この「クセの無さ」こそがT-Rocの推しポイントなのかな、と思っています。
個人的なT-Rocのお勧めグレードは、今回試乗した「TDI Style Design Package」を挙げたいな、と思います。というのも、「装備も十分なほど充実してるし、T-Rocのクセの無いキャラを体現しているグレードである」と思ったため。恐らく、R-Lineは乗り味の硬さを感じてしまうと思いますし、「Sport」は「細かな違い(専用内装、ホイール、パークディスタンスコントロール)」を除けば、「TDI Style Design Package」と(装備面では)あまり変わらないと思います。そのため、自分の中では「TDI Style Design Package」に落ち着いた次第です。
真面目な話、「TDI Style Design Package」と「TDI Sport」は「悩んだら、好みで選んでいい」と思います。

以上を持ちまして、T-Rocの試乗記を〆たいと思います。
最後まで読んで頂きまして、ありがとうございましたm(_ _)m

最後に、Volkswagen水戸インターさん、ご協力、誠にありがとうございましたm(_ _)m





【試乗のその後…】
試乗から戻ってきて、乗ってみた感じをメモしている間に、ふと疑問に思った事が。
「Tiguanとどう違うのだろう…??」
Tiguanとの価格差は約100万円。この価格差って、どこから来ているのだろう…?


…と思ったら、T-Rocの展示車の隣にTiguanの展示車がありました…。



【To be continued...】
Posted at 2020/08/10 11:35:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | 試乗あれこれ | 日記

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「@ひろを@カロスポ さん>知ってますよ~ …といっても、知ったのは中学生の頃でして…」
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