
撮り溜めしていた映画、一挙観です。『ロボコップ』2014年版(あるいはリブート版)を観ました。
ストーリーは大体同じですが、ロボコップになったマーフィーやその周囲の確執などが強調されていて、人間性ドラマを筋立てにしている感じ。
2014年版では悪役社長にM・キートン(T・バートン監督版『バットマン』の主人公)、科学者にG・オールドマン(L・ベッソン監督『レオン』の悪徳刑事)が配されていますが、M・キートンの悪役はかなりアクが弱い、少しコミカル。
ハリウッド映画ではアニメでもそうですが、リップシンクロというか唇の動きと発音を重要視してます。なので87年版も唇は露出だし、2014年版も戦闘モードになっても顔下半分は剥き出しです。「ここの一線は越えない」というのが意地なんだろうな。
超グロい映像があります。映画『ミッション:8ミニッツ』に通じるものがあります(ネタバレになるので書けませんが)。

メカニックつーか、ロボコップのスーツは格好いい。スタイリッシュだし今風で、動きもスムーズ、ガンアクションも俊敏です。移動手段がバイクというのもスマート。ちなみにバイクにはアンダーネオンが光ります。これも今風。LEDかな?

87年版はデザインや動作がいかにもロボットで、そう演技するよう指示されたようですが、日本人には『宇宙刑事シリーズ』などの下地があるのであれはあれで良かった。

戦闘ロボットED209も、新旧ほぼ同じ形状で登場。2014年版では既に実戦配備されているところから映画が始まります(写真は87年版)。
新旧比較で決定的に違うのが、『残虐さ』。これで採点するわけではありませんが、偶然87年版も観たのですが、これがディレクターズカット版。残虐描写てんこ盛りです。特にマーフィーがクラレンス一味に銃撃されるシーン。これはひどいです、確かに劇場版ではカットされるよな、ていうくらい。87年版の監督はP・バーホーベンで変態・残虐監督として名高く、やりたい放題です。
さて結果ですが、スタイリッシュではないし荒削りさはあるものの、アイディアが秀逸ということを鑑み、スコア10対8で旧作の勝ち。やっぱりオリジナリティを生み出すことには敬意を払いたいです。
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2015/01/02 21:45:51