クボタトラクターの水温計が動かない件、全く解決してません。それどころかインストパネル周りをバラしてステアリングも外したので、今は移動すらできない状態。
まぁ、真夏の農作業でクボタトラクターを使う場面はないので構わない、という確信犯でもあります。
考えられる原因としては、
1)冷却水がない←オイオイ
2)水温計自体の故障
3)水温センサーの故障
4)水温計と水温センサーの間のハーネス断線
でしょうか?もちろん、1)から4)の組み合わせもあり得ます。
幸い、インストパネルまで辿り着き、水温計のハーネスがどれがどれなのかまで判明したので、次には進めます。
インストパネルをばらす手順は整備手帳に任せて、ここでは現状でできた調査結果のご報告。
まず水温計の指針が振れる仕組みというのをネットで調べてみました。
水温センサーには温度変化に対応する抵抗が入っていて、「高温=抵抗が小さい=電流が多く流れる(表現誤まってるかな?)」となるようです。
漫画絵を描いてみました↓↓↓

次に水温計ですが、指針の下端に鉄片があり、その左右にコイルがあります。そのコイルに電流が流れることで電磁石となり鉄片を引き寄せ、指針が振れるようです。
ちなみに「水温計左側のコイルは水温センサーから出ているハーネスに短絡している」、「水温計右側のコイルはアース直結」と想定。
水温が低いと「指針は左=鉄片は右に引っ張られる」、水温が高いと「指針は右=鉄片は左に引っ張られる。
高温時は水温センサーの抵抗が小さくなり電流が多くなって右側の電磁石の磁力が左側の電磁石の磁力に負けて鉄片が左に振られて、結果指針が右に振らていく・・・という感じでしょうか。
水温が上がっているはずなのに水温計の指針が右に振れないということは、『水温計の左側の磁力が常に右の磁力に負けている』ということで、さらにその原因としては、
1)水温センサーの抵抗がバカになっていて、常に抵抗が最大=右側の磁力が強いため鉄片が右に引き寄せられてしまうので指針は左に振れたまま。
2)水温計左側のコイルが壊れていて(あるいは断線で通電せず)電磁石になっておらず、常に右側の磁力が勝っている状態(水温は上昇して抵抗が小さくなって磁力は強まっているが、それでも電磁石になっていないのに較べたら勝っている)
3)水温センサーに繋がるハーネスが断線、コイル2は電磁石になれないので鉄片を引き寄せられない。
ことでしょうかね。
テキストばかりでスマンが、自分の頭の整理を含めて書いているのでしょうがない。
グーグル先生でもうまく水温計の仕組みが見つけられなくて悶々していたんですが、パネルを外して少し理解できた。それは・・・、

これです。けっして画像が傾いているのではありません。
パネルを外した際、水温計の指針が重力に従ってス~ッと下に傾いていった。天地を正しくしたら指針は水平位置に戻りました。指針はちゃんと軸に収まっていて回転する状況ではある。
ちなみにメーターを傾けて指針が下を向いていても、イグニッションをオンにしたら指針はちゃんと定位置(C)を指しました。
もしかすると水温計自体は壊れてはいないのかも知れない。少なくても漫画絵の”コイル1”はちゃんと電磁石の機能を果たしている。

このカプラ形状、珍しいですね。これはコンビネーションメータのカプラで、7極です。
抜きますと水温計やウィンカーなどが動かなくなります。

この通り、水温計の指針もコイルに引き寄せられないため、垂れたままです。ちなみに表示している横連の表示は”イージーチェッカー”というものです。

これがカプラオス部。ピンアサインを確認しないといけないが、

なんとありがたいことに、ネットでこのトラクター型式L1-45の配線図付き取説がダウンロードできるのです。メーカーさん、サンクス。

中央の切り欠け(前方後円墳)が上下を判定するミソ。どうやら白線が水温センサー(ウォータテンプセンサ)にいっている模様。

これでいうとピン番号4番かな?

時計でいう0時方向がおそらくイグニッションオンの+12V入力、6時・7時がウィンカー(たぶん+12V出力)、10時が水温センサーいき。
2時がフューエルタンク計(センダーユニットいき)、3時がアース線、4時は・・・わかんない(笑)。イルミかな?
動作確認は次の作戦でいこう。
4番が水温センサーいき配線だとして、
1)導通確認。
2)アースと4番線を入替。今度はイグニッションオンで、”H"に振れるはず。振れたら水温計は問題なし、振れなかったら水温計は壊れている。
そうなったら水温センサーだろうな。
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Posted at
2018/07/10 21:23:49