
ようやくユリを球根を掘り起こしました。先般のブログで「飽きるよ~」って書いたけど、なんとか頑張って半日掘り起こしを続け、ようやく終了。

同じユリでも、早生系のピンク品種「ソルボンヌ」は掘り起こした球根がやせ細って、しまりもなくぶよぶよで、色の悪いものしかなかった。掘り上げたけど結局全量廃棄したよ。

買った当初は大人のこぶし大の大きさであったのが、

花を採った後の球根はサイズがすごく小さくなってるし~。いかに「花を咲かせる」ということが消耗戦なのかが良く分かります。

これに較べてカサブランカという品種はわざと小さめの球根を買ったのですが、花を咲かせた後の球根もそんなに小さくなっていなかった。
大きめの球根、小さめの球根を購入するのにはちゃんと訳があります。
ピンクのソルボンヌはJA出荷用なので、容姿は立派にしたい。花1本1本で評価されるので、それぞれが丈長く、つぼみ多く、というのがスタンス。
白のカサブランカは産直出荷用なので、丈60㎝くらいでつぼみ8輪が基本容姿。8輪にするために花を3本4本とかまとめますので、1本1本のつぼみは少なめでよい、逆にユリ1本でつぼみが8個付いていても買ってはもらえないのですな。

掘り上げた球根をコンテナに適度に並べて、ベンレートで消毒します。

少々雨が降っていましたので、コンテナ詰めは家の農舎でやります。

まずピートモスを床に敷き詰めて、次にその上に球根を並べていきます。根っこは下、発芽する面を上にします。球根が横を向いていると発芽した際に横に芽が出てそれから上を向くので、発芽がグダグダになっちゃいます。
1層並べ終えたら再度ピートモスをかけて均し、また球根を並べていきます。

200個並べたらコンテナチェンジ。

ちなみにピートモスって水草を乾燥させたもので、栄養分無しで土壌改良に使いますが、ウチは球根の緩衝材として使ってます(ユリの球根の納品に使われたピートモスは今の時期の耕起前に圃場にふってます)。
写真のピートモスはシベリア産、今は入手できないのかな?
Posted at 2024/10/05 22:04:41 | |
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農作業 | 日記