
CSの溜め撮り映画一気観、今回は『ヒドゥン(The Hidden)』。
毎度録画しては一回だけ観て、すぐ消去している気がします。だってストーリーもオチも全部分かっているんだから・・・。
さてストーリーは「善良な市民が突然凶悪な殺戮者に変身してしまうが、その殺戮者は死が近くなると別の人間に”何か”が乗り移っていく、そいつは乗り移りを繰り返した結果、米国大統領候補者になってしまう。それを追い詰める刑事とFBI捜査官、そして、その”何か”とFBI捜査官の正体は・・・」てな感じ。かなり早い段階で”何か”の正体は画面に出てくるし、FBI捜査官も想像はついてしまうんですが。
おもしろいのはキャラの設定。その殺戮者はなぜかフェラーリとロックが好き。そして外見は全く普通の人間。銃で撃たれても死なない。

設定の後半は『ターミネーター』ですよね。そう、B級映画の『B級』というのは”大スターやビッグバジェットとはかけ離れた映画”、”アイディア、脚本、演出で勝負する低予算映画”のことです。、勿論、演出ヘタ、ストーリー破綻のダメダメ二流映画とは違います。なのでA級作品の二流映画もあるし、B級作品の一流映画もあるわけです。
『ターミネーター』の時はA・シュワルツェネッガーも監督のJ・キャメロンも無名に近い、まさにアイディア勝負のB級でしたが、『T2』になると超A級になって様変わり。小生としてはどっちが好きかといえばA・シュワルツェネッガー完全悪役の『ターミネーター』の方が好きです。
さて『ヒドゥン』。
「悪の大統領候補者の命を主人公が狙う」というラストは『デッドゾーン』のパクリかも知れませんが、ストーリーの展開が早くてドンドン畳みかけてくるので、「あれっ!ここおかしいじゃないの?」というところを勢いで誤魔化します(『ヒドゥン』なら”殺戮者がお金をほしがる理由”が分からない、など)。
こういう映画って本当に好きです。
Posted at 2013/10/10 00:00:03 | |
トラックバック(0) |
お気に入り | 音楽/映画/テレビ