
古代エジプトの文字を解析したら、「近頃の若い者は・・・」という愚痴だった、という笑い話がありますが、まぁ、それに近いネタです。
土曜日も出勤でしたが日中は雪混じりの雨、これは職場の車もタイヤ交換しないといけないな、という不安が出てきた。ちなみに今乗っているトラックは全て新品のスタッドレスに交換済みで、残っているのは乗用車になります。
土曜日出勤していたのは20代前半と30代前半と小生の3名で、タイヤ交換しなければならないのは社用車アクティバン2台と、土曜日出勤して社用車で出掛けていった女子の自家用車プレオの計3台。
まずアクティバンからいきます。
30代前半社員I氏が先行してタイヤ交換したんですが、リアのサイドシルを見たら潰れてる!
慌てて取説を見たところ、”リアはサイドシルにジャッキをかけてはいけない”。ちゃんとその内側(センター側)にジャッキアップポイントがありましたよ。I氏は取説も読んでいなかったらしい。
小生が正しい位置にジャッキをかけます。後輪が浮いたっと・・・、あれ!前輪も浮いてる?なんか、このジャッキアップポイントは前後輪を一気に持ち上げられる重心点みたいだ。もちろん、一輪ずつ交換しましたが。
さて本題(写真は撮らなかったので、全てイメージ)。

20代前半(以下、「若い衆」と呼称)に「タイヤ交換したことある?」と聞いたところ、「ある」との回答。この若い衆、運転はすごく慎重で、法規はキッチリ守ります。同乗して居眠りするなら最適!ただ、ステアリングにしがみつく感じで操舵しますが。

しかし、いきなりトルクレンチでナットを緩めようとする(笑)。
「おいおい、それは締め付け専用だよ。最後にトルク量を確実に入れるものだよ」と説明。
う~ん、レンチだったら何でもいいのか。

自宅から持ってきたインパクトレンチを渡してやらせます。
し・か・し!
片手でグリップを握ってインパクトをかけようとします。お~い、ハンドルがあるだろう??
インパクトレンチの打撃反動で腕がへろへろになりながらもナット摘出。内心、「あ~、両手でもっと押し込むようなイメージで、そんでもって緩んできたら、そ~っと抜いてだな・・・」と思ったが、もう任せちゃいました。
しかも素手だし。巻き込み無いように気をつけろ、とは言いましたが素手でDIYはちょっとね。

今度は組付けです。タイヤをはめたのはいいが、いきなりナットを締めようとします!
「タイヤを正体させるために、両膝でタイヤを押さえながら、ナットを締めろ」と指導。
ただし、若い衆は対角線上にはナットを締め付けていきました←そこはグッジョブ!
4輪とも終了し、これからトルクレンチにて規定量の投入・確認です。

写真再掲
これもなぜか片手で(笑)。なぜ左手でトルクレンチのヘッド(エクステンション部)を押さえない?
トルクレンチのソケットがナットにちゃんと正体してないよなぁ~、と思いつつも、『ガキンッ』という規定量が投入された音が聞こえたので良しとしました。
空気圧の確認が残ってますね。ちゃんと明日見てこいと指示した。
あっ、プレオですか?プレオは自分がやったので無問題。でもキモはジャッキアップポイントですね、フロントは変な突起に、リアはデフに当てろとのことでした。
総括
タイヤ交換はやったことがあるとはいうものの、自分から見てすごく怪しい、つーか不安な作業でしたな。自分たちが若い頃は「タイヤ交換を自分で!」とか「ツールも持ってる」というと少し羨望の眼差しで見られた気がするんですが、今はそんなことはないんでしょう。
若い人達にとっては『車って手間暇はかけないもの』と思われてる気がします。
Posted at 2017/11/12 19:30:35 | |
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