
オリンピックが開催されれば、こんなシーンが観られただろう。自分の家業としては3月のトルコキキョウの播種から始まり、5月上旬のユリの定植、5月末のトルコキキョウの定植と続いてきたが、8月上旬の出荷および産直販売に向けて、陸上トラック競技に例えると”第4コーナーを抜け、ラストスパート”という感じだ。いや、実際には年なのでバテて歩いている、という気もするが。

肝心の生育だが、トルコキキョウは満足度5割かな?9本のマルチに定植したが、30cm位の丈になって花芽が付き始めているのが、うち5本くらい。

残りは花芽が付いているものもあるが、丈の長さが希望の1/3くらいだ。

これはカルメンバイオレットという品種だが、丈は15cmくらい。

以前はこのくらい(40cm位?)まで生育させられたのだが、ここ3年くらい失敗続きでお盆に間に合わせられない。
トルコキキョウ全体の概況としては8月上旬から5割程度は収穫はできるだろうが、全体の2割はものにならず、残り3割は生育遅れのため8月末まで収穫できないだろう。

片やユリですが、こちらは順調すぎ。
写真左がソルボンヌというピンク色の品種で、右がカサブランカという白の品種。定植はソルボンヌを意図的に10日ほど遅らせたが、今や背丈は逆転、ソルボンヌの丈は1m以上あるだろう。

こんな蕾が、

5日くらいでこのくらいまで大きくなって白色化する(咲くのはピンクなんですが、蕾の膨らむ段階では白くなります)。

さらに数日で着色して、

ここまでくると、翌朝にはもう開花してますので、実作業としては1コマ上の写真の段階で収穫しないといけません。

市場に行った時あるいは産直に並べられた時が、このような花姿であって欲しい。

カメラの機能をちょっと弄ってオート以外にしてみた。
出荷目標は8月上旬なのだが、ピンクのソルボンヌは早生なので7月末にかけて収穫となり、産直のお盆市までは保たないだろう。

こちらは白のカサブランカ、蕾が膨らみ始めたばかりだが、こちらは8月第1週中の収穫になるだろう。こちらはお盆市(8月12日)までギリ保つか、というところ。
最終コーナーを駆け抜けてからユリは加速して開花が進むので油断はできない。アスリートなら素晴らしいスタミナだ。
Posted at 2020/07/25 22:06:07 | |
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農作業 | 日記