
さてと今回は裁縫です、しかもアウトドア。となるとテント生地を縫うのか、それともタープにパッチを充てるのか?
ちなみに私はミシンが使えませんで、手縫いオンリー。
今回は
ビニールハウスにかけている遮光幕の繋ぎ目が破れたので、
それを修繕します。

写真では破れ箇所を一箇所しか撮せていないが、全部で4箇所くらい横方向に破れている。この遮光幕、40坪ハウスを覆うもので、大きさ的には長辺約20m、短辺約10mの長方形ってところなのだが、1枚ものではなく全部で12枚くらいを繋ぎ合わせて作られているって感じだ。その繋ぎ目が破れて、パーツの遮光幕が離れてしまっている。それを縫い合わせていくというのが、裁縫男子に課せられたミッションというわけだ。
遮光幕が屋根に上がっている状態では人間が登れないので裁縫不可、かといって地面に落下させてしまうと全面展開しない限りは波上にうねって団子になったり、重なったりで、縫製場所が見えなくなってしまいそう。
さ~てどうする?

写真再掲
ヒントは前述の「遮光幕かけ」のブログ中にあった。写真は写真右側に拡げた遮光幕を、左側の側面から屋根を通してテープで引っ張りあげている様子。

この逆で、地面と適当な間隔を保てるよう、反対側からテープで引っ張りながら遮光幕を人の手の届くところに垂らせばいいのでは?

肩口まで開口部がきた。思いつきにしては何とかなりそうだ。

建設現場で使うポリエステル製の水糸(?)と畳針を用意、裁縫男子にしては大がかりな縫製となりそうだ。

では開始。
適当な長さ(3,4mくらい?)で糸をカットし、終端を破れていない箇所に固結びし、畳針側は通常の糸の縫製のような「針側はフリー」ではなく、こちらも固結びとします。写真の通り上から下へ針を通し、かがり縫いしていきます。

これで全体の約1/4終了。
デジカメを持っていかなかったので、スマホのカメラで撮りました。

3コマ目の写真の反対側から撮ってます。
この写真では左側の、ハウス屋外に立って作業していることになります。御覧の通り、残りは天井付近の破れですので、ひっぱりのテープを再度緩めて遮光幕をもっと左側へ垂らします。

きました。

けっこう大きい穴です。
結局、全部の作業は正味で4時間くらいかかりました。4時間立ち作業で、左手で破れた上下2枚の遮光幕を掴んで縫製位置をキープし、右手で針を通していきます。『編むハンドルカバーの縫製』と異なり、静電気が発生しない、糸はほとんど絡まない、横方向のかがり縫い一筋なので時間の割には辛くはなかった。
これで裁縫男子の新たな技術が獲得できたというわけだ。
Posted at 2020/10/09 22:38:53 | |
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農作業 | 日記