
ウチには電工ドラム(電気リールコード?以下「電工ドラム」と略)が4台あって、手元にある3台を清掃塗装しました(残り1台は農舎の梁に据え付けなので今回は対象外)。なんで電工ドラム?というところですが、実際に錆が酷いというのと、同時並行でホースリールのガワも塗装しておりまして、やるなら一緒にというところです。

まず分解していきます。

電工ドラムは”巻き取り(ドラム)部”と”脚と巻き取り軸部”に分かれます。

錆取り、脱脂後、マスキングして塗装ブースに吊して塗装します。
カラーは脚立に施した赤色を採用。

塗装完了。

脚を巻き取り部に組み付けます。コードを回収してドラムに巻き付けていきますが、ついでなので巻き取りの際に「ゴム劣化防止スプレー」を塗布します。

やりかたはウェスなどに液をスプレーして、コードをウェス越しに掴んで擦りながら回収します。まぁ清掃と同じです。

回収完了、同時に完成です。

次2台目です。
同じような作業は端折りまして、特異なところをいきます。よく使っている電工ドラムのためか脚の錆が結構酷い。

この電工ドラムには作業灯が付いているので、ついでに確認します。脚を外すにはプロテクターとガラス製のカバーを外さなければなりませんので、結局作業灯を確認することになります。時計の針でいえば12時と6時にある固定パーツを外します。

蜘蛛の巣などがありましたので、中をブローして、

割ピンがサビサビ、これで留められています。

苦労して抜いた。

これで分離。

巻き取り本体は錆が少なかったので、脚のみ塗装しました。

電工ドラムの作業灯の球が切れていた。見たところダブル球だし、下には接点が2個ある。はぁ?2接点?なんでダブルフィラメント?(形式はRP35/BA15Dになると思う)。

現行は信頼のブランドM&Hマツシマさんの100V/80W。80W!!40W*2のダブルフィラメントだからだろうか??とにかく交流100Vの、こういう電球って初めて見た!ネットショップでは「回転灯用」というキーワードが多かったが。
こっちは海女損で注文しておいた。
ここから閑話休題。100Vの電球が切れていたのでどうせ交換するならLED化できないか、ショップのラインナップを見てみた。100VのLEDは確かに存在する、ただ発熱が凄いらしい。今回のように電工ドラムの内空に熱がこもっちゃうのも危険だと思い、購入は諦めた。まぁ、LED作業灯が欲しかったら電工ドラムから別体をコンセントで繋いでもいいわけだし。
DIYに戻ります。

予備も含め2個購入。

外形は同じ、ただフィラメントは1本。

仕様は110V/40W、ショップでは100Vは見つけられなかった。

交換完了。100Vの割には明るくない(笑)。
ちなみに車用の電球とは異なり、ガラス球の下の口金は通電していない(マイナスが通ってない)。通電は2接点のいずれかがプラス、マイナスと切り替わることで行う。あぁ、やっぱり交流なんだなぁ、と変なところで実感。

さて3台目です。こちらも脚とプロテクターのみ塗装、電球は生きてましてちゃんと点きました。

3台目の特記はストッパーです。代表して1台しか写真は撮ってませんが、3台みんなに付けました。

構造としてはタイラップにドラムの枠止めとコードの緩み止めのCクリップが付いてました。

取り付けとしては1)脚にタイラップ部分を取り付けてカシめる、2)ドラム枠にCクリップをつける、3)コードにCクリップをつける、となります。
電工ドラムが回転しない、コードも緩まない、これはいいですよ!電工ドラムの塗装はこれでおしまい、総日数として10日程度かかりましたが、DIY総累計時間としては5時間くらい^^;。
Posted at 2020/11/19 22:41:09 | |
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