
映画『野性の証明』ではナレーションで”日本のチベットといわれ、青森・岩手・宮城三県にまたがる広大な北上山地”と大言壮語してますが、今ならコンプラ的にダメだろうな。70年代はこんなのもありだけどチベットに失礼だよなぁ。しかし薬師丸ひろ子は可愛いね~。けど、映画ではライフル銃とか撃っちゃったりして、意外に武闘派。
岩手県は中央には北上山地、秋田県境の西側に奥羽山脈が配置され、その山地間にはさまれた狭いところに平野があって交通の主要幹線が通っている。そして北上山地の東側の海側はリアス式海岸となっておりそこでは平野も比較的狭い。
北上山地のため、沿岸部と県内陸部主要幹線との横の接続がイマイチ弱いというわけだ。震災の復興工事でカーブやアップダウンの少ない自動車専用道路として三陸道が整備され、また盛岡~宮古間の国道106号も同様の工事のお陰でかなり改修されたし、花巻~釜石には高速道路も開通し、横の接続はかなり改善されました。
今回のブログは三陸道と岩手県の横断道について少し考察してみます。

まずは画像を御覧下さい。これは岩手県の横断道路のイメージです。
岩手県は県北・県央・県南、沿岸北部・沿岸南部と大まかに区分されており、画像の横断(横線)1番目は「県北部と沿岸北部」、2番目は「盛岡と宮古」、3番目は「県央と沿岸南部」、4番目は「県南と沿岸南部」、5番目は「三陸道と東北道の最短コース」となってます。
今回私は横断1番目の途中まで東進し、それから北上して八戸市まで行ったわけですが、横断1番目を国道に当てはめると「340号→396号」とか「281号(岩手町~葛巻町~久慈市)」になります。

真冬だと国道340号→396号では積雪や凍結があるからちょっと辛いね~、それと281号だと平庭高原の峠越えになるし、久慈渓流はけっこうなワインディングなので、雪道は避けたいところだ。JRの定期バス路線はあるけど。

2番目は国道106号が中心ですが、カーブや橋梁・トンネルの新設で道路が大幅に改善され走りやすくなりました。盛岡~宮古間はけっこうな距離がありますが、10年くらい前で所要時間はだいたい90分くらいだったかな(2014年くらいにキャバ嬢と山田町の牡蠣小屋に牡蠣を食べに行ったが、その時に走ってた。陸前高田以外にも同伴で行ってるのよ)。
3番目は釜石道(走ったことないけど一番走りやすそうな気はする、距離はあるし有料だけど)中心で、国道行くなら283号か107号か。

4番目は気仙沼~一関間の国道284号、今回初めて走ってみた。意外に道路のカーブやアップダウンも少なく、歩道もあって道幅も広い。県南のせいか暖冬だったせいか雪もなかった。コンビニとGSと信号は少なめ、ただ所要時間は80分くらいなので我慢はできる。
5番目は三陸道がぐい~っと内陸部に湾曲しており、おそらく東北道まで30㎞くらいまで近接している。東北道で南下するなら当然このルートが便利だろうな。
三陸道概況
まず全線片側1車線で、中央分離帯なしで対面通行が多いが、交通量は全く少ないのであまり怖くない。制限速度は50㎞/h~80㎞。SAとかPAがなく、車を停めて休憩するのみの場所しかなく、トイレもない。ICの上下出口入口があったりなかったり。給油設備がないので給油するためには一度一般道に降りないといけない。

八戸市内ではバイパス的な存在なので市内からそう離れてないのだけれど、岩手県に入ってからだいたい宮古市あたりまではトンネル・橋梁の連続で比較的高所を走る。まぁ山地が海岸近くまで迫っているので、新道を作るならこうならざるを得ない。

宮古市以南も山地も走るが、高度が下がって海岸に近づくときもあり、街並みが見える時もあるので、バイパス感がある。
走った感じは意外にトラックが少なく、物流の幹線というより観光中心という気がした。
自分的には今回で冬のドライブはお終い、次いつ出掛けられるかは未定だ。行きたいところのリストとして、1)青森市の八甲田山雪中行軍遭難資料館、2)大湊市の海上自衛隊基地イベント、3)三沢市の基地航空祭、4)にかほ市の白瀬南極探検隊記念館、5)松島市の松島基地航空祭かな。なんだ、かなりミリタリー系だな。
Posted at 2024/03/13 21:36:31 | |
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