
本日は曇り、午後から小雨も降ってきた。気温はそんなに低くはないが、やけに暗い感じだ。昨日まですごく暖かくて、雪もかなり融けた。だからというわけでもないが、例年今時期にトルコキキョウの播種を行っているので、今年も今日が営農開始日だ。
まずは通年ハウスのデゥモサに灌水、そういえば施肥もしないとな。

本日は200穴のトレイ12枚に播種した。結果はこの写真の通り。今年も30-36枚くらいは播種したい。
さて時間を遡ります。播種に必要なのは、種、培土、均し板、育苗箱、セルトレイ、鎮圧ローラー、ビニールシート、爪楊枝(または割り箸)、硬めの紙。あとコーヒー、ティッシュ。これらをまず用意して、10時くらいから開始。

培土をすくって、

セルトレイに多めに入れ、

ダンダンってトレイを机に打ち付けて、培土を鎮圧し(沈み込ませ)ます。

余分な培土を均し板でこそぎ落として培土入れ(4コマ前写真の発泡スチロールのこと)に戻し、

鎮圧ローラーで凹を付けて、

浸水させます。上から灌水させるのじゃなくて、下から滲み込ませます。ちなみに水が汚れてくると浸水が悪くなるので、適宜、水を交換したほうがいいですね。

ビニールシートを敷いた育苗箱に載せて、播種準備完了。ビニールシートは漏水防止です。
培土を適切に濡らすことが播種およびその後の発芽と育苗にきわめて重要。「じゃあ、猛烈に寒くなったら凍結すんじゃね?」という可能性もありますが、発芽はまだ1ヶ月以上も先なので無問題。

メーカーにも依りますが、種はこんなケースに入ってます。

私はこんな紙片に種を取り、爪楊枝で1粒ずつ落としていきます。家人は使い古しの割り箸が好みの模様。紙片の谷折りしたところで種が整列されて、1粒ずつ落としやすくなるのです。
が、培土が濡れているので爪楊枝も湿ってきて、5,6個も付いてしまう時もあって、そうなると一つのセル穴に3つも4つも種が落ちてしまうことがあります。
その場合は、これ。1粒ずつ拾い直して、撒き直します。

本日は4品種を3枚ずつ、計12枚播種しました。育苗箱は長辺と短辺の比率が2:1なので3枚で一区画となることから、3の倍数を区切りにして整列させます。

午後は所用があって出掛けたのですが、戻ってきたらハウスバンドの外れを発見。

ココが外れています。春にも結構な強風が吹く時がありますので、気が付いた時が修繕タイム。

団子を用意して、

しっかり結束させました。

さて動線の話ですが。
狭い場所で作業するわけなので、あちこち動かなければならないし、しかも家人とポジションが入れ違う時もある。この動線をスムーズに設計するのが効率化の基本でしょう。
以下、家人
①重ねたセルトレイを取り出し、
②培土投入・鎮圧・均し・穴付け、
以下、私
③浸水
④育苗箱重ね
以下、家人と私
⑤播種

以下、私
⑥育苗箱並べ
これに加えて不定期にトイレ休息が入ります(笑)。
これでも動線は悪い方だなぁ~。家人は②の位置からそのままこっち(写真でいえば下側)を向いて座って播種、私は⑤の位置で右を向いて座って播種なので、育苗箱を越えていかねばならない。本来は写真でいえば右側に座って左側を向いて作業したほうがいいのだろうな。
動線確保というのは車のDIYなどにも共通するものですね。

5ヶ月後くらいにはトップの写真はこのくらいまで成長します。
Posted at 2019/03/21 22:15:30 | |
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農作業 | 日記