
最近は小雨と薄曇りの続く。梅雨ならではという天気だが、幸いにも酷い大雨は今梅雨期間では数回しか無く、農作物や家屋田畑の被害もない。
雨の合間に休耕田や休耕地、田の畦などの除草を行っているが、刈払機の腰当てがついにここまで裂けてしまった。
以前は”自分で縫う”本革巻きステアリングの生地が余っていたので、自分でここまで縫い込んだ。

若い頃から裁縫は好きで、ジーンズの尻の破れなんかにはバンダナをパッチとしてあてがい、縫ったものだ。
さてとパッチの生地を探そう。

手持ちのハンカチなら四つ折りすると、あら不思議、ピッタリ腰当ての大きさに合う。

保冷用の手提げ、ただしこれでは大き過ぎるのでカットして切りしろを縫製しないといけない。

パッチの生地としてはこのような質が望ましい(ベルトなんかによく用いられているヤツ、ネットで調べたら、そのものズバリ”布ベルト”というみたい)。APさんのバッグではサイズはぴったりいかない。

どっかにあった、ノンブランドもののポーチ。ステッチを解いてポーチの蓋部分を流用、ただこれもサイズは不十分。

ということで、これも家の倉庫から出てきたポーチ(ポシェット?)。ファスナーを開いて180度展開すると、なんということでしょう、腰当てにほぼほぼフィットします。左右約1cm小さいくらい。

ポーチなので内部には物入れや複数のファスナーがついています。

が、おまえにチェックイン。加工します。
表皮(とは言わないだろうが、取り敢えずそう呼ぶ)を残し、内部の布類やファスナーをできるだけ切って撤去し、パッチ用の一枚布にします。

撤去しました。

内部の布をできるだけ撤去したんですが、あとで縫製する際に針を通す場所が狭くて難儀した。1cmくらいは残すんだったな。

こんなイメージです。ショルダーなどに繋がるハーネス類は写真の下側で、つまり天地逆の撮影です。ただこの方が縫製に都合がいいので、この向きで開始します。

既存の腰当て表皮とポーチの表皮キルティングを縫製した折り込んだ耳の部分に針を入れていきます。

両サイドと下側が終了。この時点では本革のパッチを覗くことができますが、ここ上側の布ベルトに縫製糸を刺し込んでいくのは、厚みがあって更に硬いため、かなり大変。三方だけ縫製して、ここをポケットにする、というのもありかな?とマジで考えた。

上側は手抜きして縫製箇所は写真の通り3箇所のみ、それぞれ数ステッチ通しただけとした。

完成です。
パッチ生地を選定するのに1時間、縫製作業そのものは90分くらいでした(『クラシックカーディーラーズ』を2回観る間に終えることができた)。
使い勝手は今度の草刈でレビューしよう。縫製が下手なのと既存の腰当ての擦れた生地の強度が弱いのでどうなるか?
Posted at 2020/07/19 08:39:39 | |
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DIY | 日記