涼しかったり、チョー暑かったり、そういえば強雨もあったな、7月も最終日となりました。月の前半は梅雨で比較的低温、梅雨明け以降はガッツリ猛暑となり30度オーバーはザラ、アクセントは東側からやってきた台風。まさに台風一過で空気が入れ替わったって感じで、夜20時くらいから朝6時ぐらいまでかなり涼しい日が続いています。
農作業としては、産直向けの取り残しもありますが、7月28日でユリのJA出荷は終了。

あとは気掛かりのトルコキキョウ。
トルコキキョウは昨年までの連作障害や謎のコバエ発生と生育不良が続いてました。生育が悪化したのは3,4年前くらいかな。自分としては「毎年同じように管理してるのにな~」と思ってたのですが、これが罠(笑)。連作障害はさて置き(置いちゃイカンが)、自分の管理のどこが悪いのか、なんとなく失敗の原因が分かってきた(花卉農家以外には全く興味のないブログでスマンな)。
まず今年の失敗の概況はこうだ。
1)3月上旬の播種43枚に対し、定植は約25枚(その差は生育不良につき廃棄した分)
2)25枚の内訳は、20枚を西1号ハウス、残り5枚は東3号ハウスに

西1号は満足だが、
3)今時点で売りものになったと感じる割合は西1号で95%、東3号では0%(ここでいう”売りもの”とは「丈伸びた(50cm以上)、複数の枝が出て花芽もたくさんついた、首が強い、来週には収穫できそう」というところ)。
4)花の畝は南北に整えたが、生育中の花はハウスの北側に向かうほど状態が悪い。

写真上が北になるが、やはり波打って背丈が低くなっているでしょ?
5)相変わらずコバエが多い。育苗中もだったし、東3号にも大量に発生。

ハウスの西1号と東3号は対照的だ。
西1号の土はチョー乾きやすくてサラサラだが、東3号の土は常に湿り気があって、固まりやすくゴワゴワだ。東3号はハウス外からの雨水がハウス内に滲み込むらしい。従って、同じような量を灌水しても西1号は乾き気味、東3号は過湿気味、となり、これがヒントになった。
あっ、文書だらけでスマン、あくまで自分向けの備忘録、明日へのテキストなんだな。

トルコキキョウの播種後は培土を乾燥させぬよう、水を確保するのですが、湿潤が酷過ぎたらしい。毎日水をあげたのですが、たぶんこれで種が濡れすぎて死んだのだろう(枯死の逆だな)。なので培土が腐敗してコバエが発生したらしい。
健康な苗も、東3号がそもそも過湿なので、定植後にそこで必要以上の灌水が行われたため、ここでも苗が腐ったらしい。完全に死んだわけではなく、生育不良のまま丈20cmくらいで成長が止まったにもかかわらず、花芽をつけようとしている(いや~、けなげだ)。

ハウス内の北側に行くほど生育が不良になるのは、ハウスの設営が天然の勾配で北側が低くなっているので水が溜まりやすいせいだろう(写真上が北側)。
ここらへんのことを6月位に気づいたので、灌水は西1号は2日に1回、東3号は梅雨期間内でもあるので5日に1回程度にした。来年は播種後の灌水は培土が乾き切る前に(多分3日くらいかな)すればいいだろうな。圃場では2日に1回で充分だろう。
播種後も定植後もそうだが、指標はコバエの有無だ(笑)。コバエがいたら多分根っこは腐っていて管理失敗ということだろうな。まぁ、ここら辺の話は農業普及指導員に聞いてみよう。
Posted at 2021/07/31 21:48:28 | |
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農作業 | 日記